上智大学(経済学部)
教務とご本人、担当講師:松本講師とのインタビューを掲載しております。
教務:大学受験にあたってのお話を聞かせてください。
Kさん:メガスタにお願いする前は漠然と不安で、具体的になにをしたら良いのかわかりませんでした。ひとりで上智の過去問を解いてみてもどの教科もまったくできなくて、勉強をやるといっても何からやれば?いう感じがずーっと続いていました。
松本講師:短期間で合格できたのは、解き方や答案の書き方に特化したからですよね。Kさんの場合、実力はあるのに試験の解答で、その実力が発揮できないという所でつまづいていました。ですので、授業の中では試験の解答をパターンにはめて、どんな問題でも解けるようにひたすら練習をやりましたね。
Kさん:それを2週間ひたすらやった感じでしたね。、例えば上智の問題だったら、文章が1題あって、英文和訳する問題でした。一つ一つの単語は知っていても組み合わせると違う意味になったりする熟語の知識が足りないため、正しい和訳ができなかったんです。
松本講師:力は十分に合っても、問題に慣れていない、どんな解答を作ればいいのかパターンが分からないままだと、なかなか合格には近づきません。
Kさん:先生と毎日一緒にがんばったあの2週間がなかったら、どこにも受かってないと思います。
教務:大学受験で家庭教師をつけてどうでした?
Kさん:私は中学のときに、塾と家庭教師の指導を受けた経験があったんですけど、どちらも学生の先生で、学校の問題は一緒に解いてもらうという印象でした。大学受験にあたって改めて家庭教師を探すにあたって、以前のような家庭教師では大学受験には対応できないと思ったので、プロの家庭教師を探しました。そんなとき母が、メガスタのHPで「上智専門のプロ家庭教師」というのを見つけて。一緒に話を聞きにいってみようという事になったんです。そして実際にプロの家庭教師の指導を受けてみたら本当に今までの家庭教師とは全く違いました。これがプロなんだな、と。
教務:具体的に学生の講師とプロの講師とでは、どんなところが違った?
Kさん:そうですね、まずは知識量ですね。塾だと「分からないところを聞きにいけばそこだけ」を教えてくれるけど、それってテキストに載っていることなんですよね。でもプロの家庭教師は新しいことを教えてくれるんです。ひとつのことを広げて説明してくれて、広げたその先に覚えなきゃいけないことがたくさんあったりして。それを全部知っていて、私に吸収させてくれるんです。
松本講師:どんな科目でも同じですけど、難関大学となると、教科書に載っていることだけではだめなんです。
教務:勉強のやり方を総合的に教えてもらったという感じなんですね。
Kさん:やっぱり、自分が疑問に思わないと質問をすることもできないですよね。私の想像が及ばないところまで広く深く教えてくれて、そこが以前の塾や学生家庭教師とは違いました。プロの家庭教師に出会わせてくれた母にも感謝です。
教務:最初はお母様もとても心配していらっしゃいましたよ。
Kさん:母は本当にどこにも受からないと思っていましたからね。(笑)
教務:実際の指導はどういった感じだったんですか?
Kさん:まず、上智の入試によく出る単語を松本先生はよくご存知で。それを全部教えてもらった感じです。教えてもらった所が本当にでるんですよ。一つ単語があったら、それに似た単語や、関わる単語を10くらい教えてくれて。単語帳は必要なかったです。
松本講師:僕の生徒さんの場合は、単語集はいらないんです。
教務:それは上智に限った話なんですか?
松本講師:いえ、他の大学でもそうです。
Kさん:自分オリジナルの単語集ができるんです。だから自習のときも自作したノートしか見ていなかったですね。
松本講師:K妻さんはしっかり復習をして、ちゃんと知識を定着させていましたね。
Kさん:それと、先生は少しでも曖昧な部分があると見抜いて指摘してくれるんです。前に一度書いたものでも、繰り返し書くんですよ。そうすると必然的に目に付く回数が増えるので苦手な部分が克服されていました。
教務:具体的にどんな部分を指摘されたの?
松本講師:主には訳し方で、例えば「achieve」(達成)という単語を知っていたとしても、後ろにつく目的語によって「目的を果たす」とか「目的を成し遂げる」とか、微妙なニュアンスが変わってくるんです。多角的に単語を捉えることができると表現の幅が広がりますよね。
Kさん:そうですね。意味がなんとなく分かっていてもだめってことですよね。
松本講師:そう、主語と動詞と目的語、そして副詞。そのまま正しく和訳に移し変えられるかを大学の先生はみているんです。
教務:なるほど。ちゃんと細かく見ていかないとできない事ということが良くわかりました。
松本講師:そうなんです。来年の入試からは特にリスニングやスピーキングを取り入れる大学が増えていきますので、これからの入試は今よりももっとハードルが高くなっていくと思います。ぼんやり分かってやるだけでは本当の英語力をつけることは難しいです。
松本講師:1回2時間の授業だったんですけど、休憩を挟むこともなく頑張りましたよね。
教務:2週間、毎日の授業ということは、授業以外の時間も宿題や予習・復習をやっていたんですか?
Kさん:そうですね、期間が短かったですし、結構夜遅くまでやっていました。
松本講師:でも一番、効果的な方法だっと思いますね。
Kさん:自分でも、短すぎて合格できると思ってなかったんです。最初は過去問をやっても0点に近い成績でしたから。そんな状況から始めたので実際の試験も不安だったんですけど、思ったよりできた実感があって合格できたんです。
教務:先生からみて合格の要因はなんだったと思いますか?
松本講師:やっぱり予習・復習をしっかりやったという所でしょうね。「なんだそんなことか」というような当たり前のことなんですけどね。予習で自分の課題を洗い出して、そこを克服していく事が大事です。できない事に落ち込んでしまう生徒さんも多いんですけど、やる事をしっかりやれば大丈夫です。
教務:なるほど。当たり前のことを当たり前にできる本人の力と、講師のテクニックが上手く合わさって、合格が勝ち取れるということですね。
Kさん:ただ漠然となんとなくやる、ではだめだと改めて実感しました。特に上智は本当に問題が特殊ですから。単語だけで見ても、自分の力だけでは対策するのは無理ですよね。市販の単語帳には、単語一個一個の意味は書いてあっても、組み合わせの意味までは書いていないんですよ。
教務:帰国子女枠での受験についてお話を聞かせてください。
Kさん:最初、帰国子女枠での受験のイメージは、「試験は英語しかない」「面接しかない」「書類も悪いものでなければ大丈夫」だと思っていたし、ネット上にある情報を見てみても「帰国子女枠だったら自分のレベルの2、3ランク上の大学に行ける」みたいなことが書いてあって。鵜呑みにしていた訳じゃないですけどそれくらいの心積もりで、余裕すら感じていました。ところが実際、日本の大学の受験勉強を始めてみたら全然できなくて…。結局帰国子女の強みは、リスニングとスピーキングくらいなんだと思いました。
教務:海外に3年いて難なく英語が喋れても、受験の英語力とは別物ってことですか?
松本講師:そうですね、ネイティブに喋れるだけでは太刀打ちできないんです。英語がスラスラ喋れても、日本の大学受験では別物だと言う事を他の帰国生にも教えてあげたいです
Kさん:それから、過去の面接の「質問項目集」みたいな物も見たんですけど、今の日本の時事であったり状態であったり、そういう知識も必要だと感じました。海外で何をしてきたかより、日本の事をちゃんとよく理解できているかが重要と感じました。
教務:実際の面接ではどんなことが聞かれたの?
Kさん:留学先がニュージーランドだったので、ニュージーランドと日本の良い意味・悪い意味での違いと、それを踏まえたうえでなぜ日本の大学に進学するのか?という事を聞かれました。
教務:ちなみにどんな風に答えたの?
Kさん:面接の練習をしてもらった先生に嘘をつかず正直に答えることが大事、変に準備していた事が分かってはいけない、とアドバイスを頂いていたので、食べ物のことを言いました。難しい事を答えなくちゃいけないのかと思っていたんですけど、そうではなくて帰国子女の面接では性格をみているようです。
教務:上智の今年の傾向はどうでしたか?
松本講師:今年は記述式でしたね。上智はマークというイメージもあると思うんですけど、そうではなかったです。それにプラスして、英語や日本語を書くときにはそれなりの作法があるので、そこに注意が必要な入試でした。
教務:あなたにとって「家庭教師」とはどんな存在でした?
Kさん:難しいですけど、まず、プロの家庭教師はただ1対1で聞いたところを教えてくれるだけの先生ではないということですね。持っている知識量が桁違いです。言い方は良くないですが、本当にお金を払う価値があります。自分オリジナルの学習計画も作ってくれますし。存在というとなんでしょうね…自分に持ってないものを全部持っている人。なにか聞くと必ず私に知識を与えてくれる人。勉強の神様と言ってもいいくらいです(笑)
松本講師:家庭教師は、時間をうまく使いたい人に有効だと思います。志望校合格までにやらなきゃならないことがたくさんある人や、入試まで時間がない人、効率的に受験勉強を進めたい人はおすすめです。
Kさん:私はプロの家庭教師は一番の勉強法だと思ってます。
教務:Kさん、先生、どうもありがとうございました!
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