商学部とは、どのようなことを学び、資格や就職できる学部かご存知でしょうか。
経済のグローバル化やAI(人工知能)など新しい産業の登場により、新しいビジネスに関心が寄せられています。
そのような産業やビジネスについて知りたい・学びたい方の進路の候補として挙げられるのが商学部です。
今回は、商学部で学べる内容や気になる資格・就職情報をご紹介します。
偏差値40台から目指す
早慶GMARCH講座
など、難関私大に合格するための考え方・テクニックをお伝えします。下記より無料でご登録下さい。
商学部とは、どのような学部なのでしょう。
経済学部や経営学部と似ているようなイメージですが、明確な違いはあるのでしょうか。
商学部とは、商学について学ぶ学部のことです。
商学とは「商い」、つまり商売に関する学問のことで、モノの売り買いによって生じる売上や利益など、商業全般やお金の流れについて学びます。
「商い」や「商売」というと個人商店のようなイメージがありますが、企業が行っていることも商売です。
金融業や貿易など、形は違っても提供する商品があり、消費者がいれば商いであるといえます。
商学部は、ビジネスに関する学問という意味で経営学部や経済学部と似ています。
実際に重なっているカリキュラムもありますが、経営学が企業経営に、経済学が環境や格差といったグローバルな視点に重点を置くのに対して、
商学部は会計や税務、生産管理といった企業の経済活動そのものに焦点をあてて学ぶ学部といえるでしょう。
次に、商学部で取得可能な資格について見てみましょう。
商学部で必ず取得できる資格ではありませんが、
公認会計士や税理士、ファイナンシャルプランナーなどは学部で学んだ内容が試験範囲に入っているため、学んだことを生かせる資格といえます。
また、教職課程では中学校の社会科、高校の公民や商業科の教員免許取得を目指すことも可能です。
商学部で取得必須の資格も設定されていないことがほとんどですが、日本商工会議所主催の簿記検定を単位認定してくれる大学もあります。
簿記の知識は金融関係や会計事務所、企業の経理部などのほか、開業する際にも必要な知識ですから、在学中に3~2級の取得をおすすめします。
また、今後グローバル化が進むことを考えると、TOEICや英検といった語学の資格も取っておくとよいでしょう。
英語力と商学部で学んだ知識をもとにすれば、外資系企業で英文会計に携わる、といった将来も期待できます。
商学部へ入学した場合に有利となる就職先や、卒業後の進路にはどのような選択肢があるでしょうか。
商学部の就職先は銀行、証券会社、保険関連といった金融関係の企業のほかに、メーカーや商社などへの就職を選ぶ学生が多い傾向にあります。
財務や税法、監査などの知識を生かして公務員になる、会計事務所や税理士事務所へ就職して働きながら公認会計士や税理士を目指すなどの道も選ぶことができます。
商業高校の教員や会計系専門学校の講師、コンサルタント系企業への就職などのほか、
大学院へ進学して国際ビジネスやマネジメントについて研究を重ねたり、MBA(経営学修士)取得を目指したりする学生も少なくありません。
お金やモノの流れ、財務会計などについて学ぶ商学部は、さまざまな企業への就職が可能です。
金融関係はもちろんですが、どんな業種の会社にも経理や財務部門はあります。
営業や製造、工業関連の仕事であっても、原価率、利益率といった数字が理解できることは大切です。
経営学部や経済学部同様、商学部も就職先の選択肢が広い学部といえるでしょう。
商売におけるモノとお金の流れや経済活動に関連する法律などを学ぶことは、将来どのような職業についても役に立つものです。
商学部で学び、お金の動きが読み解けるようになると、企業や社会がどのようなしくみで動いているかがよく理解できるようになります。
その力は、皆さんが社会に羽ばたく時に大きな力となってくれることでしょう。
偏差値40台から目指す
早慶GMARCH講座
など、難関私大に合格するための考え方・テクニックをお伝えします。下記より無料でご登録下さい。