大学受験の社会科において、多く選択される科目といえばまず世界史が挙げられます。
時代や年代ごとに国際社会で起こった出来事を暗記さえできれば、攻略しやすいと考えて選択する受験生も多いかもしれません。
しかし、実際に受験勉強に取り掛かってみて思わぬ壁にぶつかってしまう方も少なくないことが、世界史という科目です。
今回は、私立大学で出題される世界史の出題傾向を踏まえ、プロ家庭教師が伝授した、単なる丸暗記に頼らない勉強法をご紹介します。
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世界史は、その名の通り世界のあらゆる地域の歴史を学ぶ科目です。
いくつもの地域が対象になるため、古代から順にすべて丸暗記するのは至難の業です。
受験勉強には期限があることを考えると、丸暗記はあまり効率的とはいえません。
また、試験直前になって一夜漬けで暗記しようとしても、他の科目も準備しなければならない中で世界史だけを集中的に勉強するのは現実的ではないでしょう。
試験の直前に体調を崩してしまっては元も子もありません。
世界史において把握すべき史実は、「通史」と「文化史」に2分されます。
世界史の全体の流れを「通史」で理解することが、試験対策として有効と一般に言われています。
そこで、「通史」を早く理解することで世界史全体を把握する方法をご紹介します。
通史とは、全時代・全地域において史実上起こった出来事の中でも、特に政治や国際社会の動向にスポットを当てた概略のことです。
時代や地域で1つずつ区切って学ぶよりも、まずは通史で流れを把握しておくことが受験勉強では有効です。
通史で歴史を理解するには、まずは全体(全地域・全時代)の流れを把握しておくことが大切です。
木にたとえると、大まかな歴史の流れが幹で、個々の時代や地域で起こる詳細な出来事が、細かい枝や葉であるといえます。
細かな要素を先にいくら覚えても、幹にあたる大きな流れを把握していなければ総合的な理解力は身につきにくいでしょう。
世界史の勉強は全体の流れをつかんだら終わりではなく、そのあと詳細な出来事について覚える必要があります。
したがって、期間に余裕があるうちに大まかな通史をマスターしましょう。
通史の勉強方法には、さまざまな出版社が発行している世界史学習用の資料集や、通史に焦点を当てた参考書などを活用するのがおすすめです。
年表をコピーして持ち歩き、電車移動時などにも見ながら頭に入れていくなど、英語の単語帳のように刷り込み式の記憶法を取り入れると良いでしょう。
世界史を全体から把握する、つまり通史で理解することには以下のようなメリットがあります。
先にも述べたように、通史は歴史の幹にあたります。
それが頭に入っていれば、あとから学ぶ細かな出来事についても素早く理解できます。
「○○という出来事があった→それが次の時代で△△を引き起こす要因になった」などのように、
単なる丸暗記ではなく流れで理解しやすくなるのです。
通史を把握してから詳細を覚えれば、
定期試験や模試のときもテスト前に年表のコピーを眺めるだけで、詳細な史実が自然と頭に浮かぶようになります。
分厚い参考書を何度も読み返して確認せずとも、大まかな流れを振り返ることで復習できるようになるでしょう。
今回は、大学受験における世界史の勉強法について、まず「通史」から身につける方法を中心にご紹介しました。
通史が頭に入っていれば、その流れの中で文化史に関する出来事も詳細な史実の一部としてマスターすることができます。
大学受験における世界史では、まず早めに通史を把握することから始める方法を選択すれば、無理な丸暗記で消耗することも防げるのです。
通史の勉強になるべく早いうちに着手して、世界史を効率的に勉強していきましょう。
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