みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
「早稲田大学社会科学部VS政治経済学部」
という話をします。
「そんなもの政経が負けるわけがないじゃないか」
そうですよ。
では、なぜ勝負しているの。
これにはワケがあるんです。
社会科学部って何でできていると思いますか。
実は、早稲田大学の社会科学部というのは、早稲田大学の政治経済学部と法学部と商学部の夜間部が合体してできているんですね。
昔の早稲田大学は昼間勉強をする昼間の部と夜だけ勉強する夜間部を持っている学部がいっぱいありました。
かつては文学も第二文学があったんですね。
この夜だけ勉強していた政治経済学部と商学部と法学部を合体させて作ったのが社会科学部で、そのために政治経済学部や法学部や商学部よりも下みたいな扱いを受けがちだったんですね。
でも、今の社会科学部というのは完全な昼間の学部で、全く違いはないです。
これを偏差値が上だ下だ、偉い偉くないという議論をしている人たちは、一切学問に興味がない人たちなので、そういうものを見てはいけません。
重要なのは、「社会科学部って何の勉強ができるの」と。
これは、社会学とは違うんですね。
どっちかというとみなさんが中学・高校で習う社会科、公民とか現代社会とかに近い。
社会科学部というのは、要は、もともとの成分だった政治経済学と法学と商学が全部できる学部なんです。
学問としての政治経済をしっかりやりたい人は、政治経済学部に行ってください。
法学、商学の同様です。
しかし、幅広くやりたい人には社会科学部の方が向いているのです。
だから僕自身は、偏差値が高いからあっちじゃなくて、幅広くできて面白そうだから社会科学部に入るという人は、選択としてはあり。
仮に、親や先生が、政経受かったならあっちに行けと言ったとしても、学びたいことが社会科学部にあるのだったらそっちに行くのはあり。
どれぐらいこの多様性が面白いかというと、
まず、政治の先生が9人、経済の先生が8人、法律の先生が8人、商学の先生が6人、文学の先生が12人、理系の先生が7人いるんですよ。
ものすごいでしょ。
この商学、法学だけをやっているんじゃなくて、なんでもやっているんですね。
映像のゼミとか世界平和のゼミとかありますからね。
何でもできるのです。
もちろん、早稲田大学自体いろんな勉強ができるんですよ。
いろんな外国語もとれるし、オープン科目といって、他の科目もとれるので、社会科学部に入ってから、政治経済や法学部の授業もいっぱいとればいいです。
ということで、社会科学部は素晴らしい学部なので、私としては、本当におすすめ。
正直、自分の高校生だったら受験したいくらいです。
どうやって受験するか。
全国型自己推薦の入試。
なんと、この入試学校長推薦なしです。
つまり、あなたが先生と喧嘩していても自分で勝手に受験できる推薦入試なんですよ。
受けるしかない。
ただし、各都道府県1名だけ合格というマニアックなとり方をしていますので、
東京の人は人口が多いからかなり厳しいと思いますが、
地方の人、うちの県からあるいはうちの高校から早稲田なんてな全然いないと言う人。
はっきり言って、受かります。
挑戦してください。
書類選考と面接と小論文だけです。
ということで、早稲田大学の社会科学部は、とても面白い学部なんですよ。
ここを選ぶというのは、やっぱり学問のことがわかっているなという感じがしますね。
私は好きです。
ということで、「社会科学部VS政治経済学部」
別にどっちが勝ち負けじゃないんですね。
社会科学部はいいよと言うだけです。
頑張ってください。
ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
メガスタ高校生では、受験生の悩みをLINE、電話でもご相談いただけます。
一人で悩まずに、大学受験のプロにお気軽にご相談ください。