日本の大学全部行った男、山内太地です。こんにちは。
「早稲田大学教育学部を解説する」
実は、多くの人は先生にならないんですね。ここがポイント。
もちろん先生になる人もいます。
でも、早稲田大学教育学部というのは、先生になるためだけの学校ではない。
国立大学の教育学部とかとちょっと違うんですね。いろんな学科がありますよね。
私なりにちょっと解説したいと思います。
まず教育学科。
当然、教育学校を出たら先生になるんでしょうと思う人がいるんですが、違うんですね。
初等教育学専攻は、確かに基本的に小学校の先生になります。
でも、教育学専攻の方は実は、学問としての教育学をやるんであって先生になることが目的ではない。
東大の教育学部と同じなんです。
ほとんど先生になりませんよね。
学問としての教育学をやる。
早稲田もそうなんです。
だから、早稲田大学の教育学科教育学専攻教育学専修は、あくまでも教育学という学問をやる。
また学校の先生の「先生と生徒の関係」という教育だけではなくて、我々が一生を通じて何歳になってもたとえばお年寄りも学び続ける。
それを勉強できるのが、生涯教育学専修。
教育心理学専修は、教育学と心理学療法やっていると思ってください。
心理学志望の人は、こっちでもいいと思います。
文学部に限らない。
国語国文学科は国語の先生。
英語・英文学科は英語の先生ですよね、基本は。
もちろん先生にならない人もいっぱいいます。
社会科。これ社会学科じゃないんですね。
なぜ社会科というかというと社会科と社会学科は全然違う学問だからです。
立教や法政の社会学部社会学科というのは社会学っていう勉強をする。
早稲田の教育学部の社会科は、はっきり言うと社会学はやりません。
いや少し触れるんですけど、ここは、社会科の先生を作る学科なので、学科って名乗ってない学科ってすごく珍しいんですよ。
ここは基本的に、地理、歴史と公民の先生を作る学科です。
その分野の学問。地理や歴史。
ただ公民の方は、難しいことに公共市民学専修と名乗っていますが、これは、ちょっと派手な名前に変えているだけで実際は高校の皆さんのいうところの公民です。
理学科。ここは生物と地学の2つだけなので、理科とかの中でも 物理とか数学やりたい人は普通に理工学部へいってください。
数学科はある。
複合文化学科っていうのがありますが、ここは世界中の文化が学べますよと言っていますが、率直に言うと英語の教員免許が取れないので気を付けて下さい。
なぜかというと複合文化学科は、ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、ロシア語を勉強するところだからです。
英語の先生になりたい人は入ってはいけません。
普通に英語英文いってください。
要は、英語で比べれば、我々にとってマイナーな言語の先生が充実しているんですね。
複合っていうかドイツ、中国、フランス、スペイン、ロシアのどれかをしっかりやりたい人が行くべき学科です。
あれもこれもっていう感じではない。
あのSFCみたいにあれもこれもっていうイメージ湧きやすいです。
実際に、早稲田の教育学部は小さな総合大学と言わるほど学問分野が広いのですが、実際には自分の所属した専修や学科の学問。
あるいは専攻した言語をじっくりあるところなので、正直、幅広くやるっていうよりは、これだって決めたものをしっかりやる学科って考えないと、あまりイメージ幅広くやっているとちょっとこれは勘違いになり得る。
教育学部志望の人は、どの学科、専修で どの学問をしっかりやるのかということを考えて受験先を選んでください。
頑張ってください。
ありがとうございました。
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