みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
「日大ってどこにあるの」
という話をしたいと思います。
日大は、16学部もありますが、ほとんど全部キャンパスが別なんですね。はい。全部行きました。
ということで、今から日大ってどこにあるのという話をしたいと思います。
なにせ、受験生の皆さんは、
「僕は医学部」「私は法学部」
というように、当然入りたい学部学科違いますよね。
この時に日大ってどこにあるのっていうことを正確に知ってないと、
必ずしも東京都ではありません。
日大はどこにあるのかということを説明したいと思います。
まず文系から。
法学部。法律。
法学部は、東京の街のど真ん中にあります。東京ドームのすぐそば。
水道橋ですね。
そして道路を挟んだ反対側すぐそばにあるのが経済学部。
法学部と経済学部は街の中のビルですぐそばにいます。
学問分野が近いのに離れているのが商学部です。
商学部は経済学に近い経営学の分野を中心に学ぶのですが、
経済学部と離れていて、新宿から小田急に乗って、祖師ヶ谷大蔵で降りて、そこから12分歩いたところにキャンパスがあります。
遠いかわりに、系大学部のようなビルだけの大学ではなく、ちゃんと広い芝生とかがあって大学の校舎っぽいですね。
文理学部。
これは東京の世田谷にあります。今度は小田急ではなく京王線に乗ってください。
そして、下高井戸の駅で降りて、また10分くらい歩きます。
この文理学部も古くからがありまして、古い建物。
そしてちゃんとグランドで体育館なんかも広くていい。
一番大学のキャンパスらしい雰囲気ですね。
桜並木なんかあって、春はホント綺麗です。
芸術学部いわゆる日芸ですね。
ここは、大きくは池袋の方にあります。
池袋から今度は西武線に乗ってください。
そして江古田という駅で降りると、駅からすぐのところに日大の芸術学部、日芸があります。
かつて日芸は1、2年生だけ埼玉県の所沢に飛ばされていたんですが、今は4年間この江古田で学ぶことができます。
国際関係学部。
なんと東京じゃありません。
静岡県三島市なので東京から通いたければ新幹線です。
なぜこんな遠いところにあるかといいますと、もともと一部の教養課程と言って1、2年生だけ、学生数があまりに多いので、静岡の広いところで勉強した時代がありまして、その土地が残っていて、もったいないので、何か文系の大学始めようということで拡大しました。
いわゆるMARCHの国際系学部を目指すしている人の併願校で行くという人はあまりいなくて、正直、静岡県の受験生がたくさん来るという傾向が強いですね。
理系編です。
理工学部。
理工学部は、元々は東京のど真ん中。
御茶ノ水にあります。
非常に規模が大きいので、一部の学科はなんと千葉県の船橋にあります。
とても離れています。
学科によっては、最初は船橋で2年生から都心の御茶ノ水に来るという学科もあります。
4年間船橋の学科もあります。
理工学部は、日大の理工はそれだけで一つの大学というくらい本当に大きいので、
広い敷地が必要で、都心に入りきらず、郊外に出たんですね。
この郊外の船橋キャンパスは日本一面白いキャンパスの一つです。
なぜならば、なんと本当に他の大学にはめったに見ない滑走路があるんですよ。
これは凄いです。
駅出たら即滑走路なので、ものすごくスケールがでかくてなんかすごいだが来ちゃったなっていう。今は飛行機の離着陸はほとんどやってないようなんですけれど、
ただ、これだけの広い敷地があって、いろんな実験設備がとても整っている。
日大理工学部は2つキャンパスがあるので、どっちに行くかは学科によって変わってきます。
生産工学部。
日大の理工系の工学部の中ではここも規模が大きいんですね。
そして、この生産工学部のなんと後者が2つに分かれていて、1年生だけ勉強する校舎と2、3、4年生の校舎に分かれていますが、間は歩いて10分か15分くらい。
ここは、千葉県の先ほどの日大理工の船橋キャンパスから電車で少し離れたところにあります。
だいぶ近いんですね。近いのは理由があって、もともと日大の生産工学部はその理工学部から枝分かれしてできたんですね。
千葉県の似たような街にある。基本的に郊外。
日大工学部。
3つある工学部のうち最も地方にある。
なんとここ、福島県郡山市にあるんで、基本東京から通えません。
東北の受験生がやっぱり多いですが、日大ということで行こうということで、全国から受験生がくる場合もあります。
なぜ、こんな遠いとこにあるのと言うと、実は戦時中に疎開したんですよ。
戦争中に都会の真ん中にいたら空襲の被害に遭ってしまうので、田舎に引っ越して安全なところで勉強しようということで、引っ越したのがそのまま残っちゃったという。
ただ、日大のブランドの一角ではありますから、もちろん、しっかり勉強できますので、日大の工学部は福島県郡山市で4年間を過ごし、一切東京では関係がないということですね。
生物資源科学部。
これが農学部や獣医学部や水産学部の領域を扱っていますが、当然、農業をやるんだから広いところに行かないといけないので、神奈川県藤沢市にあります。
慶應義塾のSFCのすぐそばなんですね。
広大な農場を持っていますが、便利なことに小田急の六会日大前という駅を降りてすぐです。
ここは非常に設備よくて、広いところに大きな校舎いっぱい建っていたり、農場もあったりして、僕とてはとても日大のキャンパスの中でも好きなところの一つですね。
薬学部。
これはなんと理工学部の船橋キャンパスのすぐ隣にあります。
これなぜなのかといいますと、不思議なことに日大の薬学部は、これも理工学部から枝分かれしてできたんですね。すぐそばにあるんですけど、あんまりすごい交流とかはないです。
医学部。
これは板橋にあります。東京都の。
日大の医学部というのはとても歴史があるんですね。
東京のわりと街の中にあります。
次は、歯学部です。
歯医者さんですね。ここも東京のど真ん中、御茶ノ水にあって、歯学部はほとんど、理工学部の御茶ノ水キャンパスとくっついています。隣のビルみたいな感じ。
松戸歯学部。
歯を扱う歯学部が2つもあるもが日大の面白いところなんですね。
この松戸歯学部というのは千葉県松戸市にあります。
ただここは、ちょっと駅から遠くてパスでいかなきゃいけないんですが、その代わり広いグランドを持っていまして、実は、歯学部も体育の授業だけは松戸歯学部でやります。
受験の難易度から言うと、若干松戸歯学部の方が低いとも言われているのですが、
どちらを出ても立派な日大の歯医者さんに変わりはありませんので、しっかり勉強してください。
危機管理学部とスポーツ科学部は、
東京の三軒茶屋にあります。
これは高級住宅街で、非常に交通の便が良い所にありまして、校舎もピカピカなんですが、なんとびっくり。ここは元々は生物資源科学部の土地でした。
いわゆる農学部系ですね。
そこを新しい学部に譲って、ピカピカの校舎を建てましたので、
ここは東京の都心で大変交通の便の良い場所です。
このように日大というのは本当に学部ごとに、ぜんぜん校舎が離れており、
確かにみんなで集まれば同じ学校っていう意識はあるんですが、実際には、4年間学部だけで過ごしていくという学生がほとんどのキャンパスライフになるというところが大きな特徴です。
なんとなく日大に入りたいって言う人は何学部なの。
しかも、学部だけではなく学科によってキャンパスが違う場合もある。
というのをよく調べて志望学部、学科を選んでください。
頑張ってください。
ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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