日本の大学全部行った男、山内太地です。
「駒澤対専修、どっち入るか」
一言で日東駒専と言いますけど、
それぞれの学校がキャラが立っているじゃないですか。
特に日大。キャラが立っていますよね。日本一でかい大学。
東洋も目立っている学校。国際的。
日東駒専って言いますけど、駒澤と専修、どっちがいいかと。
両方受かった。あるいは、キャンパス見学に行って、どっちに入ろうかなというときに、
対決しまして、どっちがいいかという話をしたいと思うんですけど、
就職でいえば一般的には専修大のほうが、就職が強いイメージがあります。
正直、公務員とか金融とか、メーカーとかだったら、専修大学というのは、
日東駒専の中では日大に負けない就職の強さを発揮している。
そして、就職の指導も非常に熱心な印象があるんですね。
そのことにおいては、決して東洋にも引けを取りません。
どっちかというと東洋より専修の方が熱心な印象すら僕はありますね。
これはなぜかというと、
そもそも大学がどうやって成り立ったのかという、伝統、歴史の部分が大きいです。
日大は別格として、
東洋大学というのはもともと哲学の大学なんですね。文学部が中心の哲学を学ぶ。
そうしますと、いわゆる良い会社に入って、活躍するみたいなことが大学の精神の中心ではないんです。
なんとこれは、駒澤も一緒。
駒澤大学というのは仏教の曹洞宗なんですね。
曹洞宗というのは禅です。座禅を組む。
いろんな仏教があるんですけれど、禅というのは臨済宗と曹洞宗というのが、日本では盛んです。臨済宗は京都にある花園大学で、曹洞宗の大学は他にも愛知学院大学とかあるんですが、駒澤大学が仏教の曹洞宗の大学の一番大きい大学の一つなんですね。
この曹洞宗の禅というのは、基本的には、あんまり現生利益を追わないんですよ。
つまり、今のこの社会でお金持ちになろうとか、出世しようとか、
「いや、そんなのどうでもいいじゃん、それよりお茶でも飲んで」
そういう宗派なんですよ。基本的に。
あんまりいい会社入って、バリバリ活躍してみたいなことに対して大学の精神そのものが正直なところ熱心じゃないんです。
だから、だめということじゃないですよ。
一方、専修大学というのは基本的には、
「MARCH落ちてきたの」「悔しくない」「就職で逆転しよう」「俺が応援するよ」
と言う熱血コーチなんです。
だから、バンバン叩くわけですね。女子学生は就職講座なんかもやっていますし、
受験を頑張ってきた、ノリで就職も頑張ろうよと言って、熱血コーチが応援してくれて、
公務員になろうとか、公認会計士受かろうとか、大企業入ってMARCHを見返してやれという精神を持っているのが、専修大学なんです。
駒澤大学は、それはいいじゃないか。それは差が付きますよね。
だから、駒澤がダメって言っているんじゃないんですよ。
逆に言うと、駒澤というのは厳しい学校なんです。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
メガスタ高校生では、受験生の悩みをLINE、電話でもご相談いただけます。
一人で悩まずに、大学受験のプロにお気軽にご相談ください。