みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
「信州大学の魅力」
というお話をしたいと思います。
長野県の国立大学、信州大学。
なぜか長野大学じゃないんですね。
これは、ほかだと沖縄県の琉球大学や青森県だと弘前大学が、県の名前ではない国立大学です。
いろいろありまして、信州大学。
信濃の国を名乗っています。
こんな長野県を代表する国立大学なんですけども、
信州大学の大きな特徴は、たこ足キャンパス。
キャンパスがあちこちに散らばっている。
なんと、本部は長野市じゃないんです。松本市なんですね。
松本市に本部がある。長野市にもキャンパスが2つある。
これが紛らわしい。
そして、真田幸村戦国武将で有名な長野県の上田市に繊維学部がある。
さらに長野県の南部、伊那地域に農学部があると言う。
5キャンパスに分かれているたこ足大学と言われていますが、
1年生は全員本部の松本で勉強して、何がすごいって、2年生になったら引っ越ししないといけないんですよ。
大変ですね。
この信州大学一体どういう学問をやっているか。
まず文系は、人文学部。
これは大きく文学部です。国際系の勉強もできます。
そして、経法学部これは経済と法律が合体しています。
人文と経法。これに、理学部と医学部分が4年間本部の松本キャンパスで過ごします。
では引っ越さなきゃいけない人たち。
教育学部。
教育学部なのに4年間同じキャンパスで勉強できなくて、1年生松本市で2年生から3年生、4年生は長野市なんですね。
電車で一時間かかりますから、通学するのはしんどいかなぁと。
駅から若干遠くてちょっと歩くとしんどいので、下宿する人は引っ越した方がいいですね。
医学を持っていますね。
信州大学の医学部は大変名門で、よく難しい手術をして、テレビでニュースになります。
ここの医学部、名門です。
あとは工学部。
工学部は、多くの学科があったり、特に環境問題強かったりするんですが、この工学部も1年生だけ松本市で、2、3年生が長野市です。
しかも、教育学部と同じ長野市なのにキャンパスがとても離れているという。
一緒に勉強できないんですね。
長野市の街のあっちとこっちなので、ほとんど交流ないですね。
工学部だけで2、3、4年生を過ごす。
農学部も1年生は松本で、2、3、4年生が長野県の伊那にある南箕輪村村に大学あるって、すごく珍しい。
目の前、高速道路を通っていますから、便利ですけどね。
最後、繊維学部が上田市なんですが、
繊維学部というのは、なんと日本で唯一信州大学にしかない面白い学部。
分かりやすくいうとこの繊維学部というのは、工学部と農学部が合体しています。
大きくは工学部です。
機械、電気、ものづくり系なんですが、
なぜ、この学部が存在するかというと、もともと蚕糸、お蚕様なんですよ。
絹糸。
群馬県で世界遺産の富岡製糸場ってありますね。明治時代に日本って製紙業がすごく盛んだった。
その勉強ができる学校として始まった。
群馬大学の理工とか東京農工大の工学部もそうなんですけど、
ひと言で言うと、現在は生物系にやたら強い工学部というユニークなものが繊維学部。
京都工芸繊維大学もありますが、あそこは名前が繊維学部ではなくなってしまったので、
事実上、繊維学ができる唯一の日本の国立大学。
ロボット、機械、繊維、生物、材料、科学、ファッションを工学的に研究する感性工学なんていう、めちゃくちゃ面白い領域まであって、
地方にあるとはいえ、学問領域としては最先端で、ものすごく面白くて、企業からの評価がとても高い学部で、私は信州大学の繊維学部はイチオシです。
そして、長野に工学部もあるじゃないか。
工学部が2個ある。
どう違うのという時に分かりやすく説明しますと、
工学部は他の大学の工学部と大きくは学問分野が変わりません。
ロボットで言えば、工学部というのがガンダムだと思ってください。
繊維学部というのはエヴァンゲリオンです。
生物兵器なんですね。
生物とロボットなんですよ。
自分がどっちに興味があるのかなっていう時に、
実は、繊維学部とても面白いですよということで、イチオシです。
もちろん、農学部や工学部、医学部、理学部等、理系であれば、わざわざ東京から信州大学に進学する価値はあります。
文系の場合は長野県が好きで興味がある、この分野勉強したいというものがある人は 併願先として検討しても良いと思います。
一点だけ、とにかくキャンパスが離れていて、引っ越しが大変だというのが信州大の場合仕方がないというところですね。
ただし、非常に長野県は風光明媚で、食べ物がおいしいので、ぜひ多くの人に信州大学を目指してほしいですね。
東京から行くんだったらそんなに遠い県ではないし。
ぜひ、検討してください。
ありがとうございました。
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