みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
【説明会参加前に確認!】学校説明会で何を聞けばいいの?
という話をしたいと思います。
学校説明会とかオープンキャンパス、大学見学会
といったイベントに行きなさいと高校の先生に言われて
みんな行くと思います。
あるいは今ならオンラインで。
でもそこで何か質問しなきゃと思っても
なにを聞けばいいんだろう、と悩んでいる人は多いと思います。
まず1つ目は、予習してください。
例えば、看護学部とか栄養学部とかに行くのであれば
実際に4年間勉強してどんな看護師や栄養士に成れるのか
仕事の将来の不安とか、そういった大学がいっぱいあるなかで
「○○大学は管理栄養士になるために他と違うどんな事をやっているんですか」
といったことを聞く。
学問や歴史の場合は、
「戦国時代をやりたいんですけどその分野が強い先生ってどなたですか」
とかね。
そういうふうにちゃんと自分で大学の学問の中身を
ホームページやパンフレットで予習をしておいて
質問したいことを家であらかじめ考えておく。
これが一つ目です。
それができなかった場合、とりあえず教授と喋る。
職員の方が入試の説明をしてくれると思うんですけど
大学の教授、教員の先生方、准教授とか専任の講師の先生とか
いわゆる大学の先生がいらっしゃると思います。
例えば授業をやってくれたり、立ってて説明してくれたりする
そういう大学の先生がいたら是非ソーシャルディスタンスしながら
一対一で話してください。
法律の先生だったりロボットの先生だったりするわけです。
この時に「その研究のなにが面白いですか」と聞くんです。
どういう風に先生方が研究に取り組んでいらっしゃるのか。
僕がやっているこの学問はこんなふうに面白いんだよ。
大学の先生は大体話が止まらないです。
それを聞いて自分は将来どんな研究をやりたいんだろうって
イメージを湧かせてほしいんですね。
大学の先生は高校までの先生と全然違います。
小中校の先生は誰かが解いてくれた謎を教えているんですよ。
ニュートンがこんな法則見つけました、紫式部がこんな本を書きました。
大学の先生は違うんですね、自分が研究しているんです。
もっといい薬を作ろうとかもっと安全な車にしようとか
経済学をこうやって研究したら、貧困が救えるんじゃないか。
これが大学の先生。研究者です。
いわゆる博士です。博士号をみんなが持っているわけではないかもしれませんが
学問を探求したい人たちなんですよ。
だから、大学の先生と会話をするというのは、宝の山なんですね。
別にその先生の勉強をあなたもやれということではありません。
刺激を受けるんです。
「法学部ってこんな勉強も出来るんだ。じゃあ私はこんなことがやりたい」
疑問がわいてくるはずです。
そこに何を聞けばいいか、質問したいことが対話から湧いてきます。
私もいろいろな仕事をしているんですけど
特にコンサルティングをやっている時、
例えばこの学校の悩みを解決するとか、この会社の課題を解決する。
「売り上げが落ちちゃってどうしたら上がるんだろう」
と聞かれた時に「こうすれば正解ですよ」なんて調子のいいことは言えません。
その悩んでいる学校や企業の悩みを聞いて対話をしていくんですね。
「こういう風な宣伝をしたら、大学の受験生はもっと増えるんじゃないですか」
その時って、僕が正解を持っているわけでも相手の学校や会社が持っているわけでもなく
対話の真ん中からポコッと湧いてくるんです。
なので、例えば大学生の方とか教員の方とか先生方と対話してください。
すると疑問がわいてくるんです。
「なんでこの先生はこんな勉強をやっているんだろう」
「今日見学に来た○○大学は、どうしてこの分野に強いんだろう」
「なぜ、この就職支援をやっているんだろう」
大学を実際に見学に行ってその場で質問を思いつけばよいのです。
予習するところまで手が回らない人は、対話から質問を生む。
これを今から意識的にやっておくと
実際に面接のある受験なんかでは
わりとスムーズに話が進むと思います。
最後、学生さんと話してください。
その時にこうやって聞くんです。
「どうしてこの大学にしたんですか」
そうすると、多分いい志望動機を持っている人がいます。
ただし、いくつかの大学では
もしかしたら、もっと他の所に行きたかったけど、ここに来ちゃったと言うかもしれません。
でも、オープンキャンパスでスタッフをやっている大学生の多くは
やる気があってわざわざ説明会の仕事を手伝っているわけですから
そんな自分の大学嫌いだという人は、ほとんどいないはずです。
仮に、本当はべつの大学が良かったけどここに入ってきたって言ったって
じゃあ「入った○○大学のいいところはどこですか」
なんだったら学生さんには「悪かったところはどこですか」
と聞いてもいいです。
これは先生方、大人には聞きづらいので。
あなたは新聞記者です。
せっかく今日訪問した○○大学を、根掘り葉掘り取材する。
多くは初めて行きますよね。
設備見学して説明をきいて
できれば学生・職員・教員の先生方・教授の話を聞いていると
疑問がわいてくるんですよ。
それを質問すればいいんです。
1つはやっぱり予めちゃんと予習して
就職のこととか進学のこととか、聞きたいことを用意していく。
というのと、
その場の対話の中から質問を思いつく。
ぜひこれを意識してほしいです。
そういう点では、学校の見学会や説明会は
何校も行って慣れておくべきだと思います。
ぜひご検討ください。
ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
メガスタ高校生では、受験生の悩みをLINE、電話でもご相談いただけます。
一人で悩まずに、大学受験のプロにお気軽にご相談ください。