みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
今日は、横浜市立大学、出光直樹先生からお話をお伺いします。
先生どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
※以下、出光直樹先生青文字表記
私、東京首都圏のですね、受験事情を色々調べてますと、
大体みんな私立大学志望なんですよ。
最初が、早慶上智、理系なら東京理科大で、
それからMARCHとか、GMARCHと呼ばれる大学群がありますよね。
その時に、横浜市立大学には、
文系の国際教養学部と、国際商学部があるんですが、
受験生って、その有名私立大学と、横浜市立大学を、
どの辺を天秤にかけてるのかなと思って。
なんとなく、MARCH志望の受験生と、
横浜市立大ってかぶるのかなと思ったんですが、
実際どんな感じなんでしょう。
やっぱり被ります、はい。
当然、その私立と国立なので、両方合格する方って何人も出るんですね。
その結果がどうかというと、もうざっくり言うとですね、
どの学部であってもだと思いますが、
MARCHと横浜市立大学に両方合格した場合、
同じ系統の学部で、合格した場合ですけど、
10人いた場合、どっちを選択するか五分五分という感じです。
五分五分なんですね。悩ましい。
で、これは早慶との関係になれば、9対1ぐらいですね。正直早慶だと勝てないと、皆さん。
でも全滅じゃないんですよ。
全滅じゃないですね。
それは医学科でもそうですね。
慶応の医学科と、こっちの医学科と両方合格して、
だいたい9割ぐらいは慶應に行っちゃう。
けどやっぱり1割ぐらいはこちらに来る。
これはしょうがないかなとは思っていますね。
あとは本当に、そのどういう大学生活を送りたいかという、
好みの問題なのかなというふうに見ています。
完全に五分五分なのであれば、その是非今日はですね、
横浜市立大学の方が、良い点をPRするとしたらどんなとこなんでしょうか。
はい。これもスライドを映しながら説明したいと思うんですけど、
これ大学案内のすべてのうちの学部が出ているページで、
5つの学部があって、4つの学部は一つの学科ですよ。
今回話題にする、文系の国際教養と国際商学部ですが、
多分MARCHに比べてのうちのポイントは、
学生の数と教員の数比率だと思います。
そもそも学生数も、それぞれの学部が270名、260名ということで。
それぞれの学部なんですけども、多分大学によっては、
学科が3つに分かれている、4つに分かれてる。
ないしは、学部で分けちゃうかなっていう内容ですけど、
それが一つの学科なんですね。
それに対する専任教員数が、国際商学部で26人、
国際教養学部の方は、やっぱり人文系なのはもっと多いので、44人もいるんですよ。
だからこの人数比ですよね。
比較的小さくてアットホームな大学で、大学全体でも、
入学定員が、これ全部足し合わせると900ちょっとぐらいですし、
ちょっと多めに入れたとしても、
4年で4000人ぐらいの学生数なんですよね。
なので、文系理系医療系もあって4000人って、
多分日本で相当の規模の小さい大学ですね。
でも教員数はすごく多いということですね。
なので、文系の教育の、本学の一つの柱は、
ちゃんとゼミでの教育をしていくってことですね。
1年生の時のゼミは、これはね学部横断型の共用ゼミという形で、
もう機械的にいろんなの学生が混ざる形なんですね。
2年生からそれぞれの学部ごとの、選任教員のゼミを選んで、
2年生から、4年の卒論まで全部必修なんですよ。
この人数比で見ると、国際商学部で、大体1ゼミ10人超えてくぐらいですね。
国際教養学部だと、人気があれば10人ぐらいまで受けれるんですけど、
5人とかなんですね。1学年あたりのゼミ生がですね。
やっぱりそのMARCHクラスのところだと、
そもそもゼミが必修じゃない学部があったり、
大学もあったりしますし、ゼミが必修だったとしても、
20人とか30人とかですね。多いですよね。
それに比べると、非常に少人数で、
ちゃんと最後卒論までしっかり指導し、
意外とそれに厳しくやるんですよね。
そちらの水準が行かないからちょっと卒業させないっていう話も、
あったりなかったりするぐらいの感じなので、
国公立で恵まれてるって事が背景にありますけれども、
うちの強みだなというふうに思います。
これはしかも公立大学ですから学費も安いわけですよね。
まあそうですね。どの学部であっても、
大雑把に年間60万円ということなんですよね。
私立の半額ぐらい?
そうですね。私立の文系だと半額、
ないし、半額ちょっといってぐらいですよね。
私立大学志望だと、高校時代にもう文系3科目しか、
勉強してないっていう受験生多いんですけど、
これは横浜市内は対応できるんですね。
そうなんです、実はこの2つの学部に関しては、
一般選抜の場合ですね、共通テストの必要な科目が、
2つ計算方法を用意してるんですよ。
オーソドックスに7科目型できた方には、
7科目で集計する計算の方式もあり、
プラスして、3科目だけで集計する計算方式も両方用意しています。
なので、7科目で来た方は7科目で計算し、且つ、3科目で計算し、
集計表が2つあって、2カ所に自分の名前が出るんですね。
でも3科目型の集計表も存在しているので、
初めから3科目しか、3科目っていうのは、
選択肢が若干あって、英語は必ず評価としてあります。
残り2つの教科は、国語と地歴公民っていう、
オーソドックスな文系のパターンでもいいですし、
そこに数学も加えてもらって、
国語、地歴公民、数学から2つでもいいんですね。
それ絞る必要はないので、多く受けていれば、
こちらで、要するに有利な計算で計算するだけなんですよ。
なので、3科目型でやってきた方も、もちろんOKなんですね。
ただ大学としてはですね、併存させているのは、
できれば、共通テストを諦めずに、
多くの科目を受けてもらいたいなという思いもあったりしますので、
その7科目受けてくる方が、結構多いちゃ多いですね。
でも、もちろんその初めから絞って受けて、
それで合格してくる方もいます。
これは私立大学型の3科目型の入試をやってるっていうのは、
やっぱりMARCHとの併願で受けてほしいという意図があるんですか。
それは、長い歴史の中で、かつてはですね、この国際教養学部の前身の学部は、
ずっとオーソドックスな7科目だったんですけども、
国際商学部の方の前身、国際がつかない、
ただの商学部って時代も長かったんですけど、
そっちは3科目でやってたんですね。
私立の大学との併願ということを考えてやっていて、
16年ぐらいまでですね、全部3科目で一旦統一してたんですけども、
やはりちゃんとした幅広い学力も必要だということで、
今のような併存型にしています。
当然、私立との併願ということもね、
できるのを用意していかなきゃいけないですし、
受験生の、地域別な傾向ってやっぱりあって、
地方からの受験生は、やっぱり7科目受ける方多いんですけど、
地元のね、東京神奈川の高校生は、
やっぱりこの3教科だけで受けてくる方の割合が多くなってくるんですよね。
地元のその横浜市民のね、受験のチャンスという点からも、
その3科目型っていうのは、並存して、
残しておかなきゃいけないかなという部分はあるかと思います。
あの理学部は、理科大と競合しますか。
そうですね。理科大とのね戦いはね、五分五分ってことはないな。
7:3ぐらいかな。
理科大の方がちょっと優勢、
ちょっと優勢かなというところだと思います。
MARCHの理系だとどうですか。
MARCHの理系は、医学で見ればうちの方が。
やはり学費の面もありますし、
体制の面でいったら、やっぱりMARCHの理系に比べたらうちの方が。
なるほどなるほど。
この120人の理学部の入学定員に対して、68名ですよ。
すごいですね。
理学部は、研究室の配属は2年生ではなくて、
3年生の後半なんですよ。
7割以上の人が大学院に行くので、6年間のスパンで物事を考えるので、
まだ2年生3年生で、細かくはわけないですね。
その研究室配属、が一つの研究室に、2人か、3人とか。
そんな割合なんですよ。
これは正直、理工系の私立大学と比べてもかなり有利ですよね。
教育研究の水準としては。
めちゃめちゃ贅沢ですそれは。
はい、だと思います。
だからこれはやっぱりオープンキャンパスの後で、
しっかり理学部の教育のこの手厚さを、
体感してほしいところですね。
そうですね。ちょっと悩ましいのが、
今オープンキャンパスのね話題が来ましたけど、
横浜市大は、今年も夏休み中にあるメインのオープンキャンパスは、
オンラインでありました。
対面でやらないんですね、まだ。
おそらく来年も、以降もそうするつもりです。
ただやっぱり対面で来たいニーズはあるので、それ以外の、
平日のキャンパスツアーであったりとか、
理系のキャンパスごとの施設公開っていうのが、
秋口にあったりするんですね。
そういったところは徐々に対面も混ぜた形で、復活をさせています。
ただどうしてもですね、
夏休み中の典型的なオープンキャンパスだとですね、
うちの大学の物理的キャパ以上の方が来てくださっちゃうんですよね。
そうするともうアフターコロナでも感覚を気をつけたりとか、
場合によったら、入場者数を管理しながら運営するっていうのは、
本学の物理的な規模と、やって来たい方のニーズでいくと、
ありえないんですよ。
なるほど。
だからもうオンラインでやるってことと、
ただ過去2年間、本学でやったオープンキャンパスのやり方は、
ライブ型でやっていて、質疑応答の時間をたっぷりとってるんですよ。
質疑応答は、こうやって口頭でやるんではなくて、チャットとかですね。
あと専用のQ&Aって文字入力の機能であります。
これが非常によく機能していて、
たくさん質問をいただいて、それにライブで回答するってことが、行えるんですよね。
対面に戻した時にこの双方向性はどう考えてもできないので、
これはこれでやっていきます。
ただ研究体制とかに関しては、理系はそもそも普段から、
研究仕ごとのウェブサイトとかあるんですけども、
やはりオープンキャンパスはもうちょっとですね、
その体験できるようなものは、
いろいろ工夫していきたいなというふうに思っています。
わかりました。
データサイエンス学部って大規模私大にほとんどないんですけど、
どこか併願してるんですか、受験生は。
学部が数学とかですか?
そうですね。
あと文系で他大学の経済経営を併願するのもあったとか。
工学系だったりとか、情報系を併願していたりとかですね。
文理融合型ではあるので、併願の幅もある程度広がりはあります。
というわけでご覧の皆様、
横浜市内の特に文系の学部というのは、
いわゆるMARCHと呼ばれる私立大学と、正直五分五分であると。
結局はですね、あなたが決めることであると。
ただ今日は横浜市大の番組ですので、
メリットとしては、やはり専任教員の数が多くて、
教育が手厚いというのは1つこちらの大きなメリットですよということで。
ぜひ皆さんそれぞれ自分に合った大学を選んでください。
先生、今日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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