皆さん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
「九州大学芸術工学部はどう」
という話をしたいと思います。
なんと、旧帝大唯一芸術を名乗っている九州大学の経営術工学部。
これは、もともと九州芸術工科大学という別の学校だったものを九州大学が合併したのですが、もちろん九州大学の一員ですから、高いブランドを持っています。
そして東大にも京大にもないユニークな学部です。
では、芸術工学部はどんな勉強をするの。
芸術工学部というのは芸術学部ではありません。
つまり、絵画とか彫刻とかそういう学校ではありません。
芸術工学というのは芸術と工学部の要素が合わさっている。そのため、いわゆる芸術学部に比べると実用的です。ちょっと工学寄り。
そしてこの全国でも珍しく、しかも名門大学にある芸術工学部は、
大変ユニークな教育をしていまして、九州にありますが私は全国の皆さんに強くオススメしたい素晴らしい学部でございます。
では、どんな勉強できるかというと芸術工学部芸術工学科1学科だけです。
これだけじゃよく分かりません。
中が5コースになっています。
このコースが事実上の学科のようなもので、それぞれのコースでどんな勉強ができるのかをよく知ると、この九州大学芸術工学部にみんなが惚れてしまうと僕は思います。
まず、環境を設計コース。
これは、建築・土木・ランドスケープです。
工学部にある建築学科や土木系の学科と同じですが、やはり芸術工学部にあることで他のコースの芸術的な学びといっしょの環境にいるということが大きなメリットです。
いわば美術学部の中にある建築学科みたいなものです。もちろん建築の資格はきちんととれます。
これが環境設計コース。
次、インダストリアルデザインコース。
ここはプロダクトデザインです。
プロダクトデザインだけだと芸術家の学校のデザイン系の学科でいいとなりますが、やはり工学系の大学学部でございますので、人間工学の先生が多いです。
ただ見た目がいいだけではなくて、どう人間が快適に使いやすいかを考えた製品を作るということでプロダクトデザインが本格的にできる国公立大学は非常に限られていますからこのコースに入ってください。
未来構想デザインコース。
名前だけだと非常に抽象的ですが、ここは、芸術、文化、情報といったテーマを扱います。
何かモノを作るというよりは、芸術とか情報といったものを学問として幅広くやる。
ただし、もちろんものを作ることができないわけではありません。
他の学科が作っているものをプロデュースしたり、大きな観点で学問として学んでいったりできるコースです。
自分はものを作るというよりはそういう人を応援したいとか学問として探求したいという人は、この未来構想デザインコース。
もちろんデザインの専門家になれます。
メディアデザインコース。
ここは分かりやすいです。
映像、CG、演劇、彫刻、画像処理です。
つまり、ここは物を作ります。
映像作品であったり、CGであったり、演劇であったり、彫刻であったりは画像ということで私は今の作品作りましたよ。
ですから、映像とかイラストとかコンピューターという仕事に就きたいという人はちゃんと高度な専門技術を持った何者かになれる。
個人的には一番なにを勉強してきたのと言われて、作品が出せるという点では一番わかりやすいコースかな。
最後、音響設計コース。
ここは素晴らしい。
音響工学が専門にできるなんていうのは、全国の大学の中でも本当にここぐらい。
あとは、例えば電気通信大学に音響工学の先生いらっしゃったりしますが、
もともとここ学科だったので、
音響工学を学科レベルで勉強できという唯一です。
ですから、音楽とは違いますが、音響工学やりたい場合はもうここいくしかないです。
もちろん、画像処理はメディアートもできます。
芸術家なるわけではないのですが、テクノロジストとして芸術に詳しいという時にこの九州大学の芸術工学部超おすすめ。
最大のメリットは九州大学の山奥の本部キャンパスに行かなくていい。
九州大学は福岡の街から全部山奥に引っ越しました。
ところが、芸術工学部だけは最初の1年生は行かなければいけないのですが、
中心になった3、4年生、2年生も一部も芸術工学部のキャンパスです。大学院も。
ここは大橋と言って、福岡の街のど真ん中で非常に交通の便の良いところにありまして、他の学部が山奥なのに自分たちは九州、福岡、博多の街の中で勉強ができる。
専用のキャンパスで。
ということで、私はこの九州大学芸術工学部愛しておりますので、
教育内容がいいなと思った人は、ぜひ全国から目指してください。
ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
メガスタ高校生では、受験生の悩みをLINE、電話でもご相談いただけます。
一人で悩まずに、大学受験のプロにお気軽にご相談ください。