みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
「偏差値56の高校から東大に推薦で合格」
という話をしたいと思います。
高校の英語で56ぐらいというと、正直なかなかと東大には受かりませんよね。
めちゃくちゃ頭がいい高校と一般的には思ってもらえない。
なんですが、東大に受かったという話で、
これは和歌山県にある星林高校という県立高校で星に林って書きます。
何やら野球が強そうな名前ですけど、特に強くありません。
この星林高校というのは、和歌山市で県立高校で上から3番目の高校なんですね。
正直なところ、すごくお勉強ができるというわけではない。
偏差値56ですから、そこそこできるんだけど、
みんながみんな和歌山大学や関関同立に入れない高校です。
が、東京大学教育学部に推薦入試で合格しました。
それだけではニュースになりません。
なぜニュースになったか。
受かった女子生徒さんは、全盲で全く目が見えず、点字で受かったからです。
超人です。
驚いて私は、この高校に行きました。
そして進路指導の先生に話を聞いたんですね。
「すごい生徒さんでましたね」
そうしたら先生こうおっしゃるんですよ。
「うちの高校がすごいんじゃなくて、彼女だけがすごかった」
彼女は、目が見えず盲学校に通っていたんですが、
普通科高校に入りたいと言って星林高校に変わってきた。
そして、海外留学をしたり、さまざま経験をしていて、
その留学先のホストファミリーの方、外国の方と喋っているうちに、自分が勉強したいのは世界のさまざまな国の教育を比較する比較教育学という学問がやりたいという気持ちになったんです。
それが勉強できる日本で一番いい大学はどこでしょう。
東大教育学部です。
推薦は、たったの5人しかとりません。
でも、あとはセンター試験で8割ちゃんと取れば、書類選考と面接と小論文で受かります。
決して、障害を持っているから受かったわけではありません。
一般の方と全く条件は同じです。
自分が今まで頑張ってきたこと。そして東大で学びたいこと。
これがちゃんとしていれば、高校の偏差値は全く関係なく、あなたも東大に受かります。
東京大学の推薦はあまりにも受験者が少なすぎる。
点数の競争、一般選抜で東大に入ろうと思えば、それは大変です。
全員に「目指せ」とは言いません。
東京大学の新入生の数は3000人です。
そのうち推薦はたったの100人しか取りません。
でも、みんな、受けないんですね。
倍率みてください。
びっくりするほど低い。
しかも100人しか取らないのに、73人くらいしか合格させない。
そう、人数を取るために選考のレベルを下げないんです。
が、東大としてはあまりにも合格者が少なすぎる。
そして、受験者も少なすぎるので、制度を少し変えるとは言っています。
が、正直ビビって受けていない人間が多すぎるんですよ。
僕だって、今、高校生だったら、一か八か、受けるかもしれません。
みなさんの中で、
「そこそこ名前の知れた有名な私立大学に入りたい」あるいは、
「地元の国立大に入りたい」と思っている人はそれだけの学力があるんだったら、
東大の推薦も受かります。
受けてください
ただし、適当に受けても受かりません。
今、例に挙げた方のように、
「高校時代にこれを頑張ってきた」
「東大でどうしてもこれをやりたい」というものをしっかり作ってください。
そうでなければ、書類選考や小論文や面接、グループディスカッションは突破できません。
でも、点数の競争で東大に行くというのは、全員が勝てるレースではありません。
推薦であれば逆転が狙えます。
ぜひ、高校の偏差値に関係なく、東大の推薦を受けてください。
一か八か受かるかもしれません。
そして、東大の推薦を受けるために、一生懸命考えてきた志望動機は、もちろん他の大学でも生かせますから、
受験は無駄になりません。
ということで、
偏差値56の高校から東大に推薦で受かった実例を私は実際に見てきました。
決して、これは特別な話ではなく、皆さん全員にチャンスがあります。
スポーツの大会だって出場しなければ、金メダルが取れないわけですね。
ぜひ、大学受験も特に東京や関西の人は有名な私立だけ受験すれば満足してしまう方、
本当に多いんですが、実にもったいない。
ぜひ、東大も阪大も推薦を受けてください。
ということで、今日は、トップ大学の推薦のすすめの話でした。
頑張ってください。
ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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