日本の大学全部行った男、山内太地です。
こんにちは。
「法政大学、法学部政治学科と国際政治学科の違いがわからない」
というお話をしたいと思います。
法政大学の法学部に法律学科があって、政治学科があって国際政治学科があるんですよ。
政治学科と国際政治学科って何が違うのでしょう。
こんな大学は他にありません。困っちゃいますよね。
はい、解説したいと思います。
まず政治学科。
これは、他の大学にもある元祖政治学科です。
すなわち、政治学という学問の理論と歴史をしっかりやります。
そして、理論と歴史に加えて、行政と政策、すなわち公務員の世界ですね。
自治体、県庁や市役所であったり官僚といったような政治家になるというよりはシステムとしての政治を動かす職業の勉強ができる。
政治学の基本をやるところ。これが政治学科。
では国際政治学科とは。
国際政治経済学部って青山学院であったり、早稲田大学にも国際政治経済学科があります。法政大学の国際政治学科はそっちに近いです。
そのため、ここはインターンシップとか海外の留学、海外研修といったものをとても重視します。
これが国際政治学科。
政治学科が理論や歴史や行政をやるのに対し、国際政治学科が扱う学問は全然違うので、これはちゃんと調べた方がいいです。
まず、アジアの政治をやるんですね。
中国であったり、東南アジアであったり、インドであったり、ほかの国の政治をやる。
政治学科は、一言では国内の政治です。
理論と日本国内ですね。
そして、国際政治学科が扱うテーマが、重いんです。
まず紛争、それから軍事、NGO、国際的な人権の問題といったような、地球規模の問題を扱うんですね。
関心のある人は世界中のニュース、環境問題でも戦争でもいろいろか興味があると思うのですが、そっちをやりたければ国際政治学科なんですね。
全然違うでしょ。
そして、国際政治学科の方が徹底的に英語教育をやります。
もう一個は、必修が多い。
政治学科はたくさんの科目があって好きな科目を選びましょうという、いわばバイキング料理です。
国際政治学科は、コース料理です。
次はこのお皿ですよ。あるいは定食と思ってください。用意されたカリキュラも大量にきっちりこなす。
ということで、大きくは純粋に政治学やりたいのか戦争とか軍事とか世界の問題をやりたいのかというところで関心が分かれていて、あなたはどっちなのという話なんですね。
ただし、同じキャンパスにあって同じ設備を使っているわけですから、科目は自由に取れます。どっちの学科に入っても政治学のいろいろな科目の中で自分が勉強したいというものを選んで構いません。
ただし、所属している学科は、このようにずいぶん勉強のスタイルが違うんですね。
決してどっちが入りやすいとかじゃないです。
自分の心に素直になって、どっちの学問に関心があるのかで、政治学科か国際政治学科かよく考えて選んでください。
もちろん両方を受けてもらっても構いません。
頑張ってください。
ありがとうございました。
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