みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
「成城、成蹊、明学、どうよ」
という話をしたいと思います。
MARCHの併願校として成城大学、成蹊大学、明治学院大学の3校を考えている人はけっこう多いと思います。
「どこがどう違うのだろう」とか「どういうとこがいいのかな」みたいにやっぱり特徴。
MARCHと日東駒専の間みたいに考えている人も多いと思います。
でも受験の難易度だけではなくてやっぱり、それぞれの大学の個性、特徴、教育内容そういう事をしっかり知った上で自分に合った良い学校を選んでほしいと思います。
もちろんこの3校はどれも伝統ある名門大学ですね。
まず、成城大学小田急の成城学園前という駅のすぐそばにありまして、
高級住宅街の一角にある非常に高級なイメージ。
やっぱりこうお金持ちが通う学校みたいなイメージ。実際にはいろんな人がいるのですが。この成城大学のいいところは、なんといっても小さいことです。
総合大学というとどうしても学生が何万人もいるイメージが強いですが、成城大学の場合の総合的な学園というのはちょっと考え方が違って、むしろ小学校、中学校、高校といったような小さい頃から大学までが大きな学園になっていて、それが同じキャンパスにある。
成城学園だから駅の名前が成城大学じゃなくて成城学園なのです。
小学校や中学校や高校も同じように価値があるということで、
大学そのものは小さいですが、大きな広場があって、そのまわりに校舎がありますから必ず大学に来ればその広場でみんなが顔を合わせる。
だいたい顔と名前がわかる。
友達ができやすい。
そういうコンパクトな学校であるというのが成城の大きな特徴ですね。
卒業生の方に著名なタレントさんも多いですし、正直なところその華やかなイメージ、お金がありそうなイメージは実際にあったり、モデルさんやっている女子学生の方がいらっしゃったり、そういうリッチで華やかなイメージはあります。
学問内容自体ですが、ここは文系しかない大学で、経済学部と法学部。ここは他の学校と比べてすごい特徴があるわけではない。
あとは社会イノベーション学部という不思議な名前の学部あるのですが、ここはめちゃくちゃ個性的かというとそうでもなくて、心理社会の心理学や社会学の学科と制作イノベーション学科というのは中央大学でもあるような総合政策系ですね。ポリシーサイエンス。
サイエンスというかポリシースタディーズ。政策を勉強する政治系ですね。そのため、他の大学にもある学部学科で正直そんなに個性が強くないです。
その学問の内容がすごい個性があるというよりは、他の大学にもあるけど、うちは小さいことが特徴で、そういうアットホームな雰囲気が好きだという人向け。
ですが、文芸学部は最高です、ここは。
国文、英文あたりはどこにでもあるのですが、文化史学科は一流です。
ここは、日本史と民俗学と文化人類学をやります。
特に民俗学はなんと成城には柳田國男という民族学者が住んでいて、亡くなった後にその膨大な蔵書を成城大学に寄付してくれたおかげで民俗学の本はめちゃめちゃあります。
民俗学本気でやりたいならば、MARCHとか早慶とかじゃなくて、民俗学やりたくて成城に行くというのであればあり。
あとは芸術学科とかマスコミュニケーション学科、ヨーロッパ文化学科といったようなユニークな学科を持っています。文学部じゃなくて文芸学部であることがポイントで、芸術方面、それから民俗学や文化人類学など、この成城の文芸学部は大変にユニークで、ここの教育内容に惹かれて成城に行くというのは大いにありですね。
同じように文芸学部を持っているところは、東京だと共立女子大学。共立女子大学も結構いいですよ。
さて、次。
成蹊大学。
ここは、首都圏の大学の中でも本当に最もキャンパスが美しい大学の一つで、私が非常に好きな大学ですね。
赤レンガの本館があって、けや木並木があって、桜並木があってですね。とても美しい学校。
ここは文学、経済、経営、法、理工とスタンダードな学部が揃っていて、
成城よりは大きいけどMARCHや日東駒専よりは小さい。
ここもやっぱり付属の小中校が同じキャンパスにあって、その成城のコンパクトな感じに比べるとスタンダードな大学かという感じですね。
大学といった時に我々がだいたいイメージする雰囲気といったものに期待に応えてくれる。図書館はとても新しくて広くて綺麗ですし、大きすぎない。
学生数もそんなに多くなくて1万人もいませんからね。
でもコンパクトで小さすぎるということもなくて、大学ってこういう感じだよね。
あとはそこそこね吉祥寺という街にありますから、華やかな感じがリッチな雰囲気というものはありまして、キャンパスの美しさや華やかさと苦学生というよりは経済的に余裕があるようなブランドイメージというところが成蹊大学です。
こちらも成城と同じように大きすぎない大学なので少人数教育が期待できますから、そういった教育も求めているという人にはいいでしょうね。
ただ、その成城大学の文芸学部に比べると文学部自体は英語英米文とか日本文、現代社会、国際文化ということで正直なところMARCHや他の大学にもあるスタンダードの学科が揃っていて、すごく個性的というわけではないというのが成蹊大学。
別に見た目で選ぶのが悪いわけじゃないですからね。
大学のキャンパスの美しさや街の雰囲気といった点で成蹊大学はなかなか良いです。
明治学院大学。
名前が明治とついている通り明治大学に匹敵する長い歴史を持つ伝統ある大学です。
こちらも東京の白金という高級住宅地にキャンパスがありまして、
校舎は建て替えてピカピカですが、チャペルは歴史ある古い建物が残っています。
明治学院大学で注意しなくてはいけないのは、東京都の白金の伝統あるキャンパスはおおむね3、4年生だけで、1、2年生は横浜の戸塚にキャンパスがあります。
1、2年と3、4年でキャンパスが離れているという点が明治学院大学の大きな特徴ですから、そこはご注意ください
明治大学や東大と一緒ということで。
しかも4年生で、就職活動をしていてあまり大学に来ないので、正直、横浜でのキャンパスライフが主力になりますから、そこは意識をする。
明治学院大学は文系学部しかないとはいえ、
成蹊や成城と比べると文系学部は充実していて、規模が大きいです。
キリスト教系の大学ですから、伝統ある文学部が基本ですが、この文学部は英文とフランス文学と芸術しかなくて、結構コンパクトです。
あとは、経済学部の中に経営学科と国際経営学科があって、上智大学と同じように経営学部ではなく経済の中に入っている。
だからダメということはなくて、MARCHの併願で経済、経営系であれば目指してもらって構いません。
あとは明治学院の特徴は、社会学部は良いです。
社会学部というと青学にはなくて明治大学にもなくて、立教・法政の併願校としておすすめですね。社会学。あと社会福祉もいい先生が揃っていて一流といわれています。
明治学院の社会学部だとおそらく東洋の社会学部と併願すると思います。一般的には、明治学院を選ぶ人が多いというイメージがあって、週刊誌等ではよくそうやって取り上げられています。
社会学やる場合は明治学院にとても良いです。
あとは、法学部。
法学部は、もともとは法律学科と政治学科で、そんなに個性はない感じでしたが、グローバル法学科とか消費情報環境法学科というのを作って、法学部個性ありますよというのを強く打ち出しています。
この新しくできた学科の名前は、一発で分かるはずで、明らかに上智大学を強く意識しています。国際関係法学科や地球環境法学科です。
全く同じ学科を設定して、できれば上智の併願になりたいという野望を感じますね。
あとは明治学院の看板は国際学部です。
国際系学部増えましたけど、もともとは明治学院が最も古い国際学部の大学の一校なので、
ここは伝統ある学部でいい先生が揃っています。
もともと作ったときには本当に国際経験豊富ないろんな著名教授をたくさん集めていました。特に国際学科と国際キャリア学科があるのですが、
国際キャリア学科だと授業全部英語です。
スパルタなので頑張ってください。
しかし、国際学を学ぶ環境として、国際学部は一流ですが、4年間横浜です。
あの美しい白金のキャンパスに来ないということです。
4年間横浜で頑張ってください。
あとは、心理学部。
心理学部は、やっぱり伝統ありまして、心理学科と心理学部の中に教育発達学科がありまして、学校の先生、小学校教諭などを目指します。
このように明治学院大学の場合は文系ということで、かなり学問分野が広いです。
社会学部や心理学部も持っている。このあたり、特徴がありますね。
ということで、なんとなく大学のイメージから言うとこの3つの学校というのはちょっとリッチなイメージですが、重要なことは、どんな学問が学びたいかで選んでいくと成城や明治学院には個性的な学科がある。
また、成城や成蹊また明治学院の白金のように街が持っているブランドイメージが大学生活を過ごす中で、私を形作っていく。
それがやっぱり明治学院や成城、成蹊を出た卒業生の人が社会で活躍するときに、なんとなく気品がある雰囲気、また社会からそう思われているというこの良いイメージ自体があなたについて社会に出ていけるというのは、僕はとてもいいと思います。
ということで、MARCHの併願校、成城、成蹊、明治学院を比較しました。
ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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