日本の大学全部行った男、山内太地です。こんにちは。
「工学部、どの学科へ行ったらいいか分からない」という相談に応えたいと思います。
大学で工学部志望の受験生が多いんですけど、いろんな学科があって、よくわからないんですよね。
これが理学部ならわかりやすいんですよ。
物理学科、数学科、化学科、生物学科といったように、高校の勉強の延長のイメージですよね。
物理学科行ったから物理やるんだろう。
数学は数学。
ところが、工学部の学科というのは工業高校の生徒さんにはわかりやすいですが、普通科高校の場合はあまりイメージがわかない。
そのため、工学部の学科の説明をします。
いろんな大学が工学部にたくさんの学科を設置しています。
中にはカタカナの名前の長い学科があってわかりにくいですよね。
でも安心してください。
実は、工学部の学科というのは大きく4つしかないのです。
これだけ覚えればいい。
機械、電気、化学、建築です。
大きく4つ。
この4つの漢字を一文字ずつ取って僕は「きけんかでん」と呼んでいます。
分かりやすいですね。
「危険な家電」
実際あってはいけないんですけど、機械か電気か化学か建築。
工学部にはいろんな学科がありますが、概ね、この4ジャンルに分かれていくんですね。
機械学科、機械工学科というのは、自動車や飛行機のイメージです。
電気っていうと電気工事みたいに考えている人も多いのですが、それだけではなくて、電子工学や情報工学。
高校生の皆さんがイメージしやすい、いわゆるコンピューターの世界はほとんど電気です。
高校生は、すぐ情報学科とか情報工学科ばかり行っちゃうんですが、電気電子学科へ行ってください。同じことができます。
そして化学。
化学といっても理学部の化学と違って工学部の場合は応用科学と言って、化学を学んで何かの製品を作る。
あるいは、例えば薬を大量生産するとか食品とかそういった勉強ができるんですね。
この場合は、高校では化学や生物が得意な人が行く傾向が強い。
いわゆるバイオテクノロジー。
生物化学系は大きくはこの化学のくくりになります。
そして、最後は建築ですけど、ここは建築だけではなくて土木とか環境システム系が入ります。
大きくは、この機械、電気、化学、建築系で、私は、僕は、どこに行きたいのかなというので大きくは学科を絞り込んでください。
実際には、機械、電気系は今は分野が溶け合っています。
例えば自動車行ったら機械どころか今やコンピュータの塊ですよね。
飛行機もあれは機械工学と電気工学が合体してるんですよ。
これが合体した学部学科を持っている大学も増えていますね。
あるいは、電気と生命と言うとすごく遠そうに見えますが、明治大学は電気電子生命学科、早稲田大学は電気・情報生命工学科あります。
電気工学とバイオテクノロジーなのです。
両方やりたい人は、そういう学科もあります。
大きくは工学部は4ジャンルに分かれていて、自分はどこに行きたいのかなっていうのをなんとなく考えて、志望校の学部学科を選んでください。
さすがにこの4つでは、就職の時にはだいたいその業界に就職が決まっていくので、後から変更するのは大変です。
工学部は大きく4ジャンル。
機械、電気、化学、建築。
自分はどこに行きたいのかなって考えてください。
大学を見学していろんな分野を比較すると良いと思います。
是非がんばってください。
ありがとうございました。
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