経済学部と経営学部の違いがわからないという話をしましょう。
皆さん違いがわからないですよね。僕もよく分からないんですよ。
大学の先生に聞くと詳しく説明をしてくれます。
経済学部、経営学部、あと商学部、どれもビジネスを扱っている学校に見えますよね。
でも具体的にどう違うのか。実は正直なところ就職に関してはあまり違いがありません。
みんな、例えば銀行行ったり流通業界行ったり公務員行ったり、あまり違わないんですね。
じゃあ何が違うのかっていうと、何を学問の中心として扱うかという時に、その入り口が違うと考えてください。
経済学部というのは大きい世界を扱うんですね。例えばアメリカの経済とか日本の経済とか群馬県の経済とか世田谷区の経済といったようなひと言で言うと地域を扱う。
では経営学部は何でしょう。これは分かりやすい。会社を扱うんですね。
例えば鉄道会社はどうして儲かってるんだろうとか。
このラーメンはいくらだともっと儲かるだろう、潰れそうなホテルをどうやったら立て直せるんだろうというように、皆さんがイメージしやすい会社、遊園地はどうやったらもっとお客さんが増えるかな。これが経営学です。なので一般的には高校生には今経営学の方が人気がありますね。
例えばみなさんが使っている商品とか、遊びに行くところとか、人気のある企業といったものに関心が高いので。ただ国立大学って経済学部ばっかりなんですよ。経営学部は神戸大学、それから一橋大学に商学部がありますけど、少ないんですね。私立大学には経営学部はたくさんあります。
商学部、経営学部の違い、実は両方を持っている大学というのは明治大学や専修大学ぐらいなので、ほとんどは経営学部を持っている大学には商学部がありません。
また伝統校には商学部だけあって経営学部がないところ多いんですよね。
関西学院とか同支社は商学部しかない。立命館は経営学部しかない。
早稲田も経営学部はありません。慶應もそうですね。上智大学は経済学部の中に経済学科と経営学科がある。
プロの大学の先生方であれば商学部と経営学の違いをちゃんと学問的にやります。
あくまでも、高校生に分かりやすく翻訳したものと考えてください。
質問です。経営学部と商学部の違いは?
答えは経営学部は会社を扱います。商学部は商品を扱うんですね。
例えば食品会社はどうやったら儲かるのか。
この会社はこうやって売上を上げているっていうのが経営学部ですね。
商学部というのはラーメンそのものを扱うわけです。ラーメンってどうしたらもっと売れるんだろ。ジュースでもいいし鉄道会社でもいいんですけど。
つまり主役が会社か、商品か、なんですね。
例えばあなたが特定のビジネスに関心を持った場合。ホテルだと商品がちょっと形にならないんだけど、ラーメンだとしてこのラーメンが売れることで中国という国がどれぐらい儲かるのかって考えるのが経済学。
このラーメン会社はこのラーメンを打ってどれだけ儲かるのかというのが経営学。
ラーメンそのものはどうしたら儲かるのかって考えるのが商学です。
あくまでも高校生の方にわかりやすく説明すれば、詳しくは大学の先生からきちんと聞いていただきたいんですが、あるビジネスに対してどんな方向から見るかっていうのがその違いなんですね。
就職はあまり変わりません。正直なところ。
じゃあ就職は何で差がつくかというと現実的な話をすれば、大学の名前です。
なのでその大学のブランドであったり、伝統のある企業にたくさん入っているかどうかなので。
たとえば商学部に落ちちゃって経営学部受かったっという時は、何も気にしないでください。
どの大学に入れたかなんですね。もちろん有名大学じゃないからダメということではありません。
自分の入った大学の経済学部や経営学部や商学部できちんと地域の経済、商品、企業など関心をもって勉強をすれば大学の名前は関係ありません。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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