日本の大学全部行った男、山内太地です。こんにちは。
「医学部諦めたら、どの学部へ行ったらいいか」という話をします。
もちろん、医学を目指すのは素晴らしいことです。
でも、みんながみんな受からないじゃないですか。
高校生に会うと医学部は無理だという人は、だいたい薬学部、看護学部へ行きます。
やめてください。
いや、薬学部も看護学も立派な学部です。
しっかり学問をやります。
でも、確かに同じ医療業界ではありますが、本当にそこだけが選択肢ですか。
医学部を諦めて、看護と薬学だけというのは、視野が狭すぎませんか。
医学部ではなくてどの学部に行くかは、
工学部です。
機械とか電気とかなんて関係ない。
本当にそうでしょうか。
東京大学の大学院工学系研究科のホームページを見てください。
工学の先生のやっていらっしゃる研究の多くが医療系です。
手術用ロボットとか医療用の機器とか。
実は、工学こそ医学に近いのです。
みなさんは、どんなお医者さんになりたいのですか。
お医者さんって、研究医と臨床医がいます。
臨床医というのはみなさんがイメージする街角のお医者さんです。
お年寄りが病気やケガをした、治しましょう。
でも、実は、高校生の皆さん、研究医になりたくないですか。
ノーベル賞を取る先生のような医学のフロンティアを切り開いて、新しい発見や発明をする。
そう、皆さん研究がやりたいはずだ。
そして、医学の研究がやりたいけれど医学部は難しいという場合に看護や薬学に行ってしまうと、就職先はだいたい臨床だということです。
看護師さんも薬剤師さんも目の前の患者さんを救います。でも、看護や薬学では研究というのは旧帝大レベルでしかできません。
ところが、工学部というのは、なんと100%研究です。
工学の世界で臨床というのは、自動車整備士さんです。ですから大学で工学部に行けば研究ができます。
医療系の研究は大学でできる。
千葉大学工学部には、メディカルシステムという学科まであります。
そのため、医学部を考えた人は是非薬学や看護だけではなくて工学部を考えてください。
そして学科は機械や電気。
中には必ず医療系があるもちろん応用科学とかバイオ系もあります。
医療系の人は、工学部に全然関心持たないのですが、私から見たら、とてももったいない話で、医学部ダメなら工学部。これは鉄板です。
もちろん、工学部で勉強してからまた医学部に入り直すという手もあります。
編入と言って、医学部に2年生や3年生から入り直す。
この時にはもう電気や機械や医療用ロボットに詳しい医者って、最強の選手になることができます。
ということで、最初は皆さんやっぱり医学って関心持つと思うんですが、正直全員がなれるわけではない。
その時には、
「他の学問分野で実は医療の研究はできるんだ。特に工学部」
というのを考えてください。
しかも工学部はでかい。
東大、京大、大阪大。工学系が入学定員の3分の1を占めています。
そして多くで医療系の研究ができます。
ぜひ、医学部志望の人は工学部を研究してください。
ありがとうございました。
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