日本の大学全部行った男、山内太地です。
「中央大学に登山した思い出」という話をしたいと思います。
今の受験生の人は信じてもらえないと思うのですが、僕が大学生だった20年前、なんと中央大学にはモノレールがありませんでした。
今はね、多摩都市モノレールで中央大学・明星大学前という駅があって、降りたらすぐ中央大学に行ける。
駅を出てもちょっと階段を登らないと校舎につかないのですが、それで文句を言っちゃいけません。
モノレールなかったのですから。
モノレールがない時代の中央大生はどうしていたのか。
なんと、京王電車の多摩動物公園駅が最寄りだったのです。
そして、多摩動物公園駅で下りる。
登山ですよ。
ここから長い坂道がぐるぐる…続いていまして、それを中大生がみんな登っていくのです。
山登って…。何がすごいって、最後、普通にトンネルですからね。
普通に山にトンネルが開いていて、「ヒルトップ隧道」と言うのですが。
なぜ細くて暗いかというと車が通れないのです。
歩く人のためだけにトンネル掘ってあるのです。
この細くて暗いトンネルですね、ここをみんなでぞろぞろ…行って。
でも、ここからは感動的なのです。
トンネルを抜けた瞬間に中央大学の真っ白な大きいビルが建っていて、なんかすごいとこ来ちゃったな。
しかも、それ図書館と学食という。
ここへ初めて行った時というのは、僕もすごく感動しました。
今、中央大学を見学に行く人は、みんなのモノレール使うと思うのですが、ぜひ、この昔の中大生の気持ちを味わいたい方は、多摩動物公園から歩いてください。
ぜひこれ経験してほしいですね。
当時は、歩いて行くほかに、バスもいっぱい出ていました。
今は、バスの本数が減っているのですが、このバス乗り場からですね、校舎が遠いのなんの。
「階段地獄」
ということで大変苦労しましてですね、モノレールができた時に
「これ便利になったぜ」と思っていたわけですよ。
とんでもない。
皆さん、信じてくれないでしょう。
モノレールの駅から中央大学の校舎までが、工事中なのです。
目の前にあるのに行けなくて、工事中の通路を通らされて、すごく遠いのです。
モノレールができてからも皆さん、モノレールで中大いった人、駅を出て、すぐにテラスみたいになっていて綺麗な建物建っていて、すぐキャンパスでしょ。
あれがないのです。
いきなり山なのです。まだ、というか工事現場なのです。
ぐるぐる…遠回りして、とても大変でしたが、当時の中大生たちはこう言っていました。
モノレールができて便利になったなぁ。
そりゃそうでしょ。登山ですからね、それまでは。
今、皆さん、中央大学って「山奥だ」「遠い」とか言っていますが、文句を言ってはいけません。
20年前の先輩たちのご苦労はこんなもんじゃないです。
ということで、昔の人は大変だったシリーズ。
中央大学は、本当に大変だったのです。
さらに昔の中央大学はお茶の水にありました。その頃は超便利なのですが、それは何と、私が生まれた年に移転したので僕もしりません。
ありがとうございました。
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