山内太地です。
青山学院大学の相模原キャンパスも文系学部という話をしましょう。
皆さん、青山学院大学というと渋谷、青山にあるお洒落な大学というイメージがとても強いと思います。実際に文学部、経済、経営法、教育人間科学部、総合文化政策学部などは渋谷のキャンパスで4年間過ごすんですね。
ところが神奈川県の相模原で4年間を過ごす学部も存在します。
一つは理工学部。これはしょうがない、理工系の学部は設備必要ですからね。これ以外に社会情報学部と地球社会共生学部とコミュニティ人間科学部が相模原に4年間を過ごすと、いう時に田舎なんであんまり人気がないというイメージを持たれることが多いんですね。
ただ、どちらも同じ青山学院大学ですから、私としては自信を持って、もちろん相模原キャンパスの方にも行っていただきたい。
長い伝統のある青山学院の良い部分というのは、新しい郊外のキャンパスにもきちんと継承されています。そして実は社会情報学部は超オススメです。
なぜならば、文系学部なのに数学と統計学が必修なんですね。しかも英語教育にも力を入れている。英語教育、英語が好きだからといって国際政治経済学部、これは渋谷ですね。それから文学部の英米文だけを考えないでください。何としても青学に入りたい人、社会情報学部を狙うんです。
なぜならば、ここにはとても強い武器がある。そう英語と数学ができる文系の学生は企業は喉から手が出るほど欲しい。統計やデータやコンピューターが使える文系の学生。理系に負けない就職先がありまして、金融業や製造業に強いんです。
4年間、相模原のキャンパスで交通の便が悪い、田舎だ、でも教育内容の質の高さでいえば就職では決して渋谷の学部に負けることはありません。
地球社会共生学部、これは国際政治経済学部とよく似ています。まあ国際的な世界中のビジネスとか政治とかこういった勉強ができるんですが、じゃあ国際政治経済学部との違いは何か。地球社会共生学は実は完全にアジア寄りなんですね。
ここは東南アジアへの留学が必修です。で、皆さん気をつけてほしいのは、グローバル、世界で活躍するっていう時にくれぐれもアメリカやイギリスやオーストラリアといった国だけをイメージするのを止めてください。皆さんの就職先はおそらく何らかの形でアジアの国々とビジネスをする確率が極めて高い。
ですから、いわゆる白人、ヨーロッパといったイメージの国々よりもむしろフィリピン、マレーシア、ベトナム、ミャンマー、インドネシア、こういった国々こそ皆さんが社会の中心で活躍する時の本当の仕事の相手です。これを考えた時に、アジアに力を入れている地球社会共生学部はとても面白い学部だと思います。
コミュニティ人間科学部。青山学院大学には何せ教育人間科学部もあるのでよく違いがわからないと言われるんですけれども、教育人間科学部は学校の先生、主に小学校の先生をつくっている教育学科と心理学科から構成されます。
一方、コミュニティ人間科学部は何勉強するかというと地域の勉強なんですね。例えば、経済学部、経営学部というのはビジネスの勉強をしますね。企業、会社はどうやったら儲かるのかということを扱います。だけど皆さん、将来会社員になった時に人生って会社だけじゃありませんよね。そう、プライベートがあるんですよ。
まず家庭です。あるいは地域の人、街の人との交流。そういった自分が住んでいる街や自分の家族や親戚といったような会社以外の人間のネットワーク、実はこれが勉強できるのがコミュニティ人間科学部なんですね。
え?家族や地域の勉強なんてやっても、企業関係ないんじゃないの?
とんでもありません。お客様はそういう人たちじゃありませんか。なので会社そのものではなく、会社の周辺、地域を扱う。実はこれは社会学なんですね。法政大学や立教大学には社会学部があります。
ところが青山学院大学には社会学部がないんですね。そこで社会学部の要素が入っているのがコミュニティ人間科学部なんです。
ぜひこれは立教、法政の社会学部と併願する候補にしていいのかなと思いますね。
明治大学も社会学部ありませんがここの場合は心理社会学科があります。また、中央大学は文学部に社会学科がありますね。会社で儲かるかどうかではなく、その周辺の勉強がやりたいという人には社会学というのはとても面白い学問です。
ぜひ考えてください。
ありがとうございました。
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