日本の大学全部行った男、山内太一です。
「青山学院大学の現代経済デザイン学科について」というお話をします。
青山学院大学の経済学部に普通の経済学科と現代経済デザイン学科という面白い名前の学科があるんですね。
この面白い方の学科って他の大学に一切なんですよ。
実はそういう学問はないということですね。
というと、青学に失礼なので、少し解説をすると、ここは英語名称を見ると、実は、
「Public and Regional Economics」って書いてあって公共と地域の経済学なんですね。
じゃあ普通の経済学と何が違うのかというと、大きく2つの学問分野があって
一つが公共、一つが地域
「公共って何か」という、と高校生の皆さんにわかりやすく言えば
これは公務員です。
市役所とか県庁が仕事をしていくうえで、重要なのって経済学の分野だと、財政なんですね。
これから人口が減っていく中で、自治体ってお金がないわけですよ。
そうすると県や市を町を運営していくことに関しては、単なる「法律の知識がある」「政治の知識がある」という人だけではなくて、
「お金の知識のある公務員」が欲しいんです。
そういう人が地域の財政とか税金といったものに対して専門的な知識を持っているお金が扱える公務員も欲しい。
もちろん全員が公務員になるわけではありません。
だけど公務員のような公共の仕事をする場合に経済という分野から、切り口から
踏み込んだ話ができるような専門家を育成するという、そういう経済学なんですね。
これは高校生の皆さんにわかりやすく言うと、たとえば地理学とかが入るわけです。
都市経済学とかまちづくりと都市計画とか不動産とか地域論などという科目が用意されていて、自分たちが働いている、あるいは住んでいる街を経済という観点からみる。
そうすると例えばよく話題になるのが、
「ここの街は鉄道が通ったら、すごく家賃が上がったり、マンションが建った」
とか、あるいは
「人口が減って街がさびれてしまったとか」
「商店街はどうしたら客さん増えるんだろう」
こういったような地域の問題に取り組めるという点で、実は面白い学科の名前なんですけど、現代経済デザイン学科というよりは、公共地域デザイン学科なんですね。実際には。
青山学院って国際政治経済学部ってありますよね。ここに国際経済学科ってあります。
ここは主に世界の様々な国の経済の勉強をやるんですね。
わかりやすく言えば、この現代経済デザイン学科は国内経済学科です。
国際経済じゃなくて。
日本という国の中で地域やその街の自治体といったことの経済を扱うという学科なんですね。
ぜひ目指してください。
ありがとうございました。
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