大学入学は受験勉強のゴールであると同時に、その先の就職へと続くスタート地点になります。
だからこそ、就職に強い大学や学部の条件を知っておくことが大切です。
今回は、最近の就職事情をふまえながら、就職に強い大学と学部の条件を詳しくご紹介します。
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文部科学省が毎年行っている「学校基本調査」によると、平成29年度の大学卒業者における就職率は76.1%でした。
大学生の就職率は、平成23年度から7年連続で上昇傾向であり、いわゆる「売り手市場」が継続している状況です。
しかし、この先いつまで売り手市場が続くか分かりませんし、先行きは不透明です。
だからこそ、大学生のうちに自ら理想のキャリアを築くこと、在学中に企業が採用したくなるような人材になることが重要だと言えます。
それでは、就職に強い大学および学部の条件について見ていきましょう。
必ずしも、「高偏差値=就職安泰」とは言い切れない部分もありますが、
俗に言う一流大学や偏差値の高い難関校へ入学することが、就職の際に強みとなるのは確かです。
その理由として難関校には「優秀な学生が揃っている」「卒業生組織が強い」「就職課のサポートが充実している」といった特徴が挙げられます。
高偏差値の大学には、当然ですが成績優秀な学生が揃っています。
入試のレベルが高いという点だけを見ても、処理能力が高いと評価される部分であり、就職の際にもそのように見られる傾向が高いのです。
また、成績だけではなく将来に対する意識が高い学生と一緒に過ごすことで、自然とセルフキャリアについて考える機会も増えます。
就職に強いとされる難関校には、伝統校が多く含まれています。
伝統のある学校は、それに比例して卒業生の数も多く、幅広い年代にわたって卒業生組織が機能しています。
これが就職の際にパイプとしての役割を果たしているのです。
偏差値の高い大学でなくても、
優秀な学生が揃っていて各界で活躍する人材を輩出していたり、就職活動時のサポートが充実していたりすれば、その大学は就職に強いでしょう。
また同様に、中堅層の大学で早期からキャリア教育に取り組み、就職率向上の努力を続けているところもあります。
就職サポートの手厚さも、就職に強い大学を選ぶ際には注目したいところです。
就職に強い大学の条件をクリアしても、学部によって就職率にバラつきが出ることがあります。
就職に強い学部の条件として、以下の2つが挙げられます。
全体的に見ると、理系学部と文系の就職率が強い傾向にあるため、経済学や法学といった実学を勉強する学部がおすすめです。
金融だけではなくメーカーや商社など、就職先の選択肢も広いことから就職活動の軌道修正がしやすいのも、文系理系のメリットでしょう。
機械工学や農学、薬学といった専門的な知識を勉強する学部は、就職先が限定されやすい傾向にありますが、
自分自身の強みとしてアピールできる面では大変有利です。
しかし、出身学部に関係なく誰もが最初は同じ「社会人1年生」です。
たとえ、就職に強い大学や学部を卒業しても、学生時代とは異なる「社会人としての評価」に応えられるかが重要です。
したがって大学は「しっかり学んで、社会で頑張る基礎体力をつける期間」であるとも言え、積極的に学生生活を送ることが大切です。
今回は就職に強い大学・学部の条件についてご案内しました。
特に希望する職業や業界が決まっている場合、目標を意識した大学選びが必要です。
まだ確たる将来像のないお子さんも、就職先や自分の進路を見据えて選ぶ必要があるため、
やはり家族間でのコミュニケーションを密に取ることを意識しましょう。
思春期に入って親子の会話が少ないご家庭でも、子供の受験を機にじっくり進路選択について向き合うことをおすすめします。
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