経済のグローバル化の影響もあってか、最近は高校卒業後に海外の大学への進学を考える方が増えています。
半年や1年間の留学ではなく、海外の大学への進学が選択肢の1つに台頭してきているのは注目すべき傾向です。
そこで今回は、日本の学生が海外の大学に進学するメリットや、進学に際して求められる学力やかかる費用などの情報を解説します。
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日本のビジネスにおいても、事業のグローバル化やグローバルな人材が求められるようになりました。
それに伴い、高校卒業後の進学先も国内に限定せず、海外の大学へ進むことも現実的な選択肢になりつつあります。
事実、「日本の大学には勉強したい分野がない」「海外の大学で学位を取得することで、就きたい仕事に近づける」などの理由により、海外大学への進学を目指す受験生も増えています。
では、日本の高校生が海外の大学に進学することで得られるメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
・外国語を習得し、卒業後のキャリアに有利にはたらく。
・異文化に接することでグローバル人材としての成長が期待できる。
・親元を離れて海外で生活することで、タフな精神力を身につけることができる。
このように海外の大学へ進学すると語学力が身につくだけでなく、グローバルな視野や豊かな経験をもった人物として就職はもちろん、研究者としてキャリアを築く上でも有利にはたらく可能性があるのです。
また、同じくイギリスの高等教育評価機関QS(Quacquarelli Symonds)が発表する「QS World University Rankings」では、1位から順にマサチューセッツ工科大学(MIT:アメリカ)、スタンフォード大学(同)、ハーバード大学(同)、カリフォルニア工科大学(同)と錚々たる顔ぶれの中、
日本からは東京大学(23位)、京都大学(35位)、東京工業大学(58位)などに続き、私立大学では慶應義塾大学(198位)、早稲田大学(208位)が上位に入りました。
就職や大学院などへの進学の際、日本国内だけでなく海外でも一流と評価される大学へ進むことができれば、チャレンジ精神旺盛かつ世界に通用する知力をもった人物と評価されることでしょう。
※ご紹介した大学のランキングは2018年8月現在の情報です。
海外の大学を受験する場合、早期に以下項目を確認しておきましょう。
国により大学入試制度が異なるため、受験生本人のみで決めるのではなく、必ず保護者の方もチェックしてください。
海外進学は日本国内で進学する場合に比べ必要なものが多いため、親子で協力して準備を進めることが不可欠です。
1. 海外進学を目指す理由を明確にする
まずは、何をするために海外へ行くのかを考えます。
「語学を学ぶため」「日本国内の大学では学べない分野を勉強するため」など、海外進学を目指す理由を明確にしましょう。
2.海外の大学の受験について知る
次に、海外の大学受験について、日本での受験と何が異なるのかを知りましょう。
出願方法や受験や入学の時期、費用や奨学金制度などを調べて把握します。
3.受験校を決める
海外進学に関するデータが揃ってきたところで、受験する大学を決定します。
4.必要な試験を受ける
出願に必要なテストを受けます。
多くの場合、TOEFLなど英語力を測るテストや、共通試験(SATなど)の受験が必要です。
これらを大学入試の前に受験し、大学に出願する際にスコアの証明を添えるケースが一般的です。
国や大学によって、事前に受けることが指定される試験が異なります。
過不足なく受験するよう、念入りに確認してください。
5.日本の大学と海外の大学を併願できるか?
海外のどの地域の大学を志望するかにもよりますが、日本の大学との併願は可能です。
例えば、多くの高校生が志望する北米地域の場合、受験シーズンのピークが重なることはありません。
つまり、受験シーズンが通常よりも長くなる可能性があるということでもあります。
受験生は強い気持ちをもって入試に臨み、保護者の方も最後まで支える覚悟が必要です。
基本的には、ある程度の語学力(対象のテストを受け、スコアを証明するものを提出する)が必要ですが、入学に求められるレベルは大学によって異なります。
英語力は国を問わず一定水準が求められることが多いようです。
英語に苦手意識のある方は、早々に対策する必要があります。
出願の際には願書、エッセー(その大学の志望理由書)、高校の成績証明書、教師からの推薦状なども提出が求められます。
海外の大学に進学し学ぶためにかかる費用は、国や地域、大学により異なります。
一概にはいえませんが、年間で300~350万円ほどが目安になります(学費・住居費・食費などの生活費を含む)。
医学系や芸術系の大学や学部の場合は、年間500~600万円ほどかかる場合もあります。
ただし、海外の大学は日本国内と比べて奨学金制度が充実しています。
返済義務のない「給付型奨学金」も幅広くあることから、頑張り次第ではかなり費用を抑えて学ぶチャンスがあるといえます。
奨学金を活用して金銭的な負担を抑えている学生も少なくありません。
しかし、奨学金の給付を受けるには一定の成績が求められることを忘れてはいけません。
今回は、海外の大学進学に関して知っておきたい学力・費用についてご紹介しました。
海外の大学に進学する際は、日本の大学以上に高校時代の成績が重視される傾向にあります。
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日本国内のみならず海外の大学への進学も視野に入れて受験対策に励んでいる方はぜひご検討ください。
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