勉強中に「眠い…どうする?」と困ったことはありませんか。特に入試直前の受験生にとって、眠気は手強い敵といえます。
そこで今回は眠気にどう対処すればいいか、大学受験生なら知っておきたい睡眠管理術をご紹介します。
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勉強中に眠くなりついウトウト。
ハッと目を覚ましたら夜が明けていた……受験生だけでなく、かつて受験生だった保護者の方にも経験があるのではないでしょうか。
ぼんやりとした頭で無理に勉強を続けても、効率的ではありません。
なぜならば脳は睡眠中に勉強した内容を整理し記憶するからです。
このため、勉強中に眠くなった場合の対処法は「睡眠をとる」これに尽きます。
しかし、受験直前期ともなると眠気に勝って勉強を進めねばならない局面もあります。
そのようなときは朝まで眠るのではなく、5~15分程度の仮眠をとってください。
「5分10分で眠気を解消できるのか」と、疑問に思う方もいるかもしれません。
しかし、短時間でも仮眠をとることで、脳のはたらきの回復やストレスの解消、それに作業効率の向上が期待できるという報告があるのです。
次の項目では、仮眠以外の眠気対処法をご紹介します。
いくら脳のために仮眠をとることが推奨されるとはいえ、仮眠をとるわけにはいかない状況もあります。
そのようなときどうするべきか、学校と家庭の2つのシーン別に眠くなってしまったときの対処法をご紹介します。
授業中に眠気がやってくると、背伸びなど大きく身体を動かして眠気を逃がすこともできないため厄介です。
そのようなときには、以下のような方法で乗り切るのも手です。
さほどひどくない眠気なら、何かに集中するだけで対処できるものです。
もっとも手っ取り早くかつ有益な対処法は、やはり先生の話をしっかり聞くことでしょう。
同時にノートを取りながら手を動かすことで、眠気を抑えることができます。
授業中に全身のストレッチをすることはできません。
しかし、頭をぐるぐる回してみたり、首を左右に倒したりするストレッチまでならできることもあります。
また、眠気に効くツボを押してみてもいいでしょう。
合谷(ごうこく:手の親指と人差し指の骨が交わるところからやや人差し指よりの凹み)を反対の手の親指の腹で押してみてください。
合谷は眠気だけでなく、肩のこりや目の疲れにもおすすめのツボです。
眠気の原因は睡眠不足だけではなく、酸素不足によって起こるケースもあります。
脳の酸素不足を解消するため、深く息を吸ってみましょう。
深呼吸を繰り返すだけでも脳の疲れが回復し、眠気対策になります。
家庭学習中に眠くなったとき、すぐに仮眠をとるのではなく「もう少し頑張ってから」と思うこともあります。
自宅なら身体を自由に動かすことができます。
勉強に集中していると、知らず知らずのうちに身体が萎縮してしまっているもの。
全身のストレッチで眠気覚ましをしつつ、身体の緊張をほぐしましょう。
両腕を上に伸ばしたり、両肩をぐるぐる回したりするなど、首や肩の血行を良くするストレッチがおすすめです。
勉強中は目も疲れていることが多いものですが、血の巡りが良くなれば視界もスッキリします。
部屋の温度を少しだけ下げるのも眠気対策に有効です。
人が活動するのに最適な温度は「少し寒い」と感じる程度といわれています。
特に受験直前の冬は暖房で温まりすぎのケースがみられます。
窓を開けて新鮮な空気を部屋に入れましょう。
室内の換気は温度・湿度を適度に保ち、風邪やインフルエンザの対策にもなります。
「人の集中力の限界は90分」と一説にいわれています(個人差があります)。
家庭学習中に眠くなるのは、今勉強している教科に飽きてしまったからかもしれません。
このようなときは、勉強する教科を変えるのも一手です。
教科を変えるだけで気分転換できるなら、散歩や仮眠で一時中断するよりも勉強時間を確保することができます。
例)
・数学(90分)→英語(90分)
・数学(微分法で90分)→数学(確率で90分)
1つめの例のように教科ごと変えても、2つめのように同じ教科の中で分野を変えても、ご自身が気分を切り替えられればどちらでも大丈夫です。
また、苦手分野や難しい問題に取り組み続けることで疲れていることも考えられます。
そのような場合は、簡単な計算問題や英単語のシャドーイングなど軽いものを間に挟んで気分転換するのもおすすめです。
ここまで勉強中の眠気に対応する方法をご紹介してきました。
眠気に勝つ方法は数あれど、睡眠サイクルが狂った結果かえって学習効率が落ちたり健康を害したりしては元も子もありません。
志望校合格に必要な「受験生の睡眠管理術」を身につけましょう。
適切な睡眠管理には、受験生ご自身だけではなく保護者の方の協力が必要です。意識して見守ってください。
規則正しい生活を心がけましょう。
早寝・早起きに切り替えて早朝に勉強する習慣をつけるのも手です。
目覚めた直後は脳が整理された状態にあり、学習効率がアップするといわれています。
また、入試は朝から開始するケースが多いため、この時間帯に頭がはたらくようにしておけば他の受験生に差をつけることができます。
眠る環境も大切ですが、なんといっても規則正しく睡眠をとることが良質な睡眠への近道です。
日によってあまり睡眠時間にばらつきがないようにし、休みの日や試験期間も極端に睡眠の量を増減させないようにしましょう。
今回は、勉強中の眠気対処法や睡眠管理についてご紹介しました。
「眠気を我慢しないと合格できない」などの根性論は、現代の大学受験には通用しません。
どれだけ長い時間机に向かっていたかではなく、どれだけ学習内容を身につけることができたかに受験の成否にかかっています。
まずは眠い中ダラダラ勉強することを卒業し、効率重視で時間を上手に使って勉強することが大切です。
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今の学習ペースで入試に間に合うか不安な受験生や保護者の方は、ぜひ一度ご相談ください。
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