多くの高校では1年生のうちに「文理選択」を行い、2年生からは文系・理系・国公立など選んだコースに進みます。
まだ将来をイメージできない方も多いかと思いますが、文理選択はその後の進路に関わる大切な機会です。
後悔しない文理選択をするために、
「文理選択とはどのようなものか」
「選ぶ時はどういった点に注意すれば良いのか」
などの基本的なポイントを、あらかじめ把握しておきましょう。
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文理選択というのは「文系」と「理系」のどちらに進むかを決めることです。
大学の学部は文系と理系に分かれている場合が多く、文理選択は大学受験を見据えたステップの1つとして重要です。
就職を含む進路の方向性が定まるきっかけにもなるため、「自分が大学でどんな勉強がしたいか」「将来はどんな職業に就きたいか」を考えて決める必要があります。
多くの場合、1年生の2学期中に希望調査を行い、三者面談で決定します。
2年生からは文系と理系でコースが分かれ、それぞれ違う授業が行われることが一般的です。
途中で別のコースに変更する「文転」または「理転」もできますが、
途中から授業に参加する分、他の生徒に後れをとってしまうので、途中で選択肢を変えないようによく考えて文理選択を行うことが大切でしょう。
文系と理系で大きく違うのは、大学受験の準備で重点を置く教科です。
文系では国語、英語、地歴公民を中心に、
理系では数学と理科を中心に勉強することになります。
大学の主な学部を文系と理系に分けてご紹介します。
文学部
外国語学部
法学部
社会学部
経済学部 など
理学部
工学部
農学部
医学部
薬学部 など
教育学部や芸術学部など文系・理系のどちらにも明確に区別されない学部もありますが、
多くの学部が上記のように文系と理系に分かれており、試験教科が異なるなどの違いがあります。
そのため、基本的には自分がどちらのコースに進むかで、志望校の選択肢が絞られます。
また、弁護士や医師などの専門性の高い職業に就職するには、その分野に直結あるいは近い学部に進むことがキーポイントになります。
このように進学する学部が職業を左右する可能性があることを考慮すると、文理選択は就職にまで影響するといっても過言ではありません。
文理選択はその後の人生に影響する可能性があるため、
「苦手な科目を勉強しなくて良い方に進もう」などと、安易な理由で選ばないように気をつけましょう。
逆に、得意な科目があるかどうかで選ぶ場合も注意が必要です。
ただ得意かどうかだけではなく、
「どうしてその科目が好きなのか」、
「その科目を追求して、どのような進路に進みたいのか」など、
深い部分まで考えた上で判断することをおすすめします。
もしも将来の目標が決まっているなら、その目標を基準に文理選択を行いましょう。
希望する職業に必要な資格やスキルが得られる学部はどこか、その学部に進むにはどの科目を勉強すれば良いのかを考慮して決めることが大切です。
そこまで明確な目標がない人は、自分はどんなことに興味があるのかを考えてみてください。
例えば、テレビや新聞、インターネットのニュースの中で、どこに目が留まるでしょうか。
そういった日常的な部分から掘り下げるだけでも、自分が関心を持っている分野が明確になります。
どうしても答えが出せない場合でも、今の勉強をおろそかにしないことも大切。
文系・理系のどちらに進むにしても、英語・国語・数学の3科目は必要ですし、
選択する前に文系科目と理系科目に取り組むことも、
それぞれのコースに進んだ際の勉強をイメージできる大事な機会です。
このような勉強の成果は一般入試の結果だけではなく、成績という形で推薦対策にも反映されるので、真剣に取り組みましょう。
文理選択は、その後の進路に関わる重要なターニングポイントです。
自分の将来や関心がある分野についてじっくりと考え、周りの人たちとよく相談した上で、後悔しない選択をしましょう。
どちらのコースを選ぶにしても、大学受験を見据えて効果的な勉強を重ねることが、志望校合格につながる近道です。
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