歯学部とは主に歯科医師を目指す学生が学ぶ学部です。
歯について学ぶことはイメージできますが、実際にどのような講義を受けて、歯科医師の資格を得るのか謎に思う部分もあるのではないでしょうか。
歯学部で学べる内容や取得できる資格、歯学部卒業生の進路や就職情報などについてご紹介します。
既に歯科医師になることを決意している方も、まだ決めかねている方も、ぜひ参考にしてみてください。
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歯学部では、歯の専門医である「歯科医師」になるための知識を身につけ、最終的に国家資格を取得することを目的とする学部です。
歯学部のカリキュラムは医学部と同じく6年間にわたって実施されます。
歯の治療や加工、矯正といった歯科医に必要な技術の習得から、臨床なども行います。
口の中や歯は全身と密接な関わりがあり、内科や外科医師と連携して治療を行うことも多いため、歯科に関する知識だけでなく基礎医学も学習範囲です。
歯学部へ入学後、1~2年で社会科学や外国語といった一般教養とともに、基礎的な歯科の講義を受けていき、3~4年からは歯科医師に必要な科目について、さらに深く学ぶという流れが一般的です。
歯科における麻酔学や小児歯科学、口腔細菌学など、口の中だけといえども学ぶ範囲は多岐にわたります。
5年次になると、医学部と同様に共用試験があり、共用試験に合格後本格的な臨床実習に入っていきます。
そして6年次に高度な実習を経て卒業試験に臨み、歯学部を卒業すると歯科医師免許の国家試験の受験資格を得られるのです。
歯学部で取得可能な資格は以下の通りです。
医学部の場合、医師として働くとしても外科や内科など選択肢が多いのに対し、歯学部の学生はほぼ全員が歯の治療を専門とする歯科医師の免許取得を目指します。
厚生労働省が発表している平成30年2月に行われた歯科医師国家試験の合格率は新卒者が77.9%、全体では64.5%となっており、年々狭き門となりつつあります。
歯学部において歯科医師の国家資格以外に取得するべき資格は特にないものの、歯科医の仕事では外国語の文献に触れる機会も多いため、英語はしっかりと勉強しておくことをおすすめします。
歯学部卒業生の就職先や進路については以下の通りです。
歯科医師の免許を取得後は、1年間の臨床研修歯科医を経験したのち、晴れて1人前の歯科医として勤務することになります。
勤務先の選択肢は大きく分けて3つあり、以下のいずれかを選ぶ学生がほとんどです。
・個人経営のクリニックで勤務する
・大学病院で働く
・大学院で研究を続ける
勤務医として経験を積んだあとは開業医となったり、実家のクリニックを継いだりする学生もいます。
歯科医は歯の加工や治療には熟練した技術が大切となる一方で、常に最新の技術や知識についても学び続ける必要のある職業です。
欧米など歯科技術が進んでいる海外へ留学する、歯科関連のメーカーや製薬会社、研究機関などへ就職する、地域の役所で歯科医師として保健行政に携わるなどの進路も考えられます。
歯科医師の国家資格の合格率が年々厳しくなっていることと、新卒よりも既卒の合格率が低い傾向にあることから、歯科医師の国家試験はできるだけ現役で合格するのが望ましいといえます。
そのためには合格実績の高い大学を選ぶことと、学力の維持が欠かせません。
私立の歯学部を志望する場合、特に学校ごとの対策は重要となってくるでしょう。
今回は、歯科医師への登竜門ともいえる歯学部について学べる内容や資格・就職情報をご紹介しました。
ほとんどの学生が歯科医師という明確な目標をもって入学するため、意欲と信念をもってまっすぐな気持ちで学べる学部だといえるでしょう。
他の学部と同じく、私立の歯学部にも各校独自の出題傾向があり、それにマッチした対策が必要です。
学校の授業や塾や予備校の集団指導では、なかなか各校別の対策は困難といえるでしょう。
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