人間科学部とはどのような学部かご存じでしょうか。
名前を聞いてもいまいちピンと来ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、人間科学とはどのような学問なのか、学べる内容や取得できる資格、卒業後の進路や就職先などをご紹介します。
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人間科学部とは、人間の行動や思想、心理などについて科学的に深く掘り下げ、さまざまな視点から分析する学部です。
人間科学という学問では、人間の生活や文化のすべてが研究対象になります。
人間科学は「ヒューマンサイエンス」とも呼ばれ、比較的新しい学問でありながらも世界的に注目されている分野です。
主軸としては社会学、行動心理学、教育学などを扱いますが、その領域は幅広く文化・言語による国際比較、宗教と生死感から環境問題にいたるまで、さまざまな領域が研究対象です。
どのような状況下で人の行動や心理に変化が生じるのか、といった研究は人と人とのつながりやコミュニケーション、メディアなどの視点からも学ぶことができます。
中には哲学的な考察や、視聴覚から受ける刺激や色彩感覚など、医学やデザイン的な科目も含まれており、学べる内容や特色なども大学やコースにより多岐にわたります。
人間科学部では座学にとどまらず、フィールドワークやアクティブラーニングといった調査、実習が多いことも特徴の1つです。
他学科の科目を自由に履修できる大学もあり、自分の得意分野や興味のある科目から「人間とはどのような生物であるのか」という大きなテーマへ近づくことができるのです。
次に、人間科学部で目指せる資格についてもご紹介します。
人間科学部の教職課程を終えると、中学社会、高校地理、公民、歴史を教える教員免許の受験資格が得られます。
その他には社会教育主事という、生涯教育等の企画を行う公務員や、認定心理士、公認心理士などの資格取得も目指せます。
人間科学部で取得できる資格は幅広く、上記以外にも選択するコースや大学によってさまざまな資格取得が目指せます。
理学療法士や社会福祉士、言語聴覚士やスクールソーシャルワーカーといった福祉系の資格取得をサポートしている大学もあります。
人間科学部の就職先や進路は以下の通りです。
人間科学部の卒業生は、履修した内容により選択したコースによって多様な業種へと就職します。
一般企業に加え、社会学系統では情報通信やマスコミ、教育系コースでは教員やインストラクター、出版関連、心理学系ではコンサルタントやシンクタンクなど、選択肢の裾野はかなり広いといえるでしょう。
人の行動や思考、コミュニケーションといった普遍的な領域について研究している学問のため、他学部が専攻している範囲とも連携がとりやすく、自分次第でさまざまな業種、業界へとつなげていけるところが人間科学部のメリットです。
海外留学で国際的、言語的な比較を深めたり、大学院へ進み、さらなる専門的な研究を続けたりする学生も少なくありません。
人はどのようなときに喜び悲しむのか、どんな刺激が行動と結びつくのかなどの知識を身につけることは、ビジネスや教育、文化交流の場においてとても大切なスキルであるといえるでしょう。
人に興味があり、コミュニケーションや心の動きについて深く知りたい、心理学系の学問を仕事の上で生かしたいと考えている方にとって、人間科学部はおすすめの学部です。
また、将来自分がどのような分野に進めば良いか迷っている方にとっても、将来の選択肢が広い人間科学部で学べることは多いでしょう。
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