経済学部は就職に強く、士業などの資格取得への道も開かれているといわれています。
文系の中でも特に人気があり、学部数も多い経済学部ですが、実際にどのような勉強をするのかはっきりとイメージしにくい学部かもしれません。
ここでは、経済学部ではどのようなことを学ぶのか、取得できる資格や就職先、卒業後の進路などについてまとめています。
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はじめに、経済学部ではどのようなことを学ぶのかをご紹介します。
経済学部とは経済学における売買や生産、消費といった経済活動について主に学ぶ学部です。
高校生活までは経済学について深く学ぶ経験が少ないためピンと来ないかもしれませんが、
その研究分野は私たちの普段の生活から企業、国家レベルの対策に至るまで多岐にわたります。
経済学は大きく「ミクロ経済」「マクロ経済」の2つに分けられ、
ミクロ経済学は消費者の動向や企業経営におけるしくみなどを、
マクロ経済学では景気の変動や国による経済政策といった大きな視点から学ぶ経済学です。
お金に関することについて学ぶ、という意味では商学部と似ていますが、
商学部が帳簿の読み方や為替換算といった実質的な商業活動を学ぶのに対して、
経済学部ではもう少し観念的な経済の流れや政策についての研究も行います。
金融に貿易、統計や投資など経済学で学ぶ範囲は幅広いのですが、
1~2年で基礎をじっくり学んだ後に専攻を決めたり、ゼミに入ってさらに詳しく学んだりするシステムを採っている学校が多いため、
受験時に専攻を決めなくても大丈夫です。
次に、経済学部で資格取得するのに有利な資格、取得必須の資格などについて見てみましょう。
経済学部において取得必須の資格は特にありませんが、出題範囲が学習内容と重なっているものは資格取得に有利となるでしょう。
具体的には、ファイナンシャルプランナーや中小企業診断士、証券アナリスト、銀行業務検定などが挙げられます。
希望する就職先の業界と絡めるなら宅建や不動産鑑定士、社労士の資格もおすすめです。
業界を問わず会計に関わる仕事がしたいなら、簿記検定や税理士の科目合格なども良いでしょう。
特に簿記検定は会計の仕事に関わらなくても、売上や利益についての感覚がより詳しく身につくため、知識として取得しておくと幅広い分野で役立ちます。
経済学部の就職先や進学先など、卒業後の進路についても見てみましょう。
経済学部出身の学生は銀行や保険会社、証券会社など、金融関係への就職が多い傾向にあります。
ただ、金融系に限らず、経済に関する知識はメーカーやIT関連、商社など多様な業界で役立つものです。
コンサルティング会社やベンチャー系企業から農業、飲食まで、あらゆる企業を選択肢にできる「応用のきく学部」といえるでしょう。
企業の経済活動についての基本が学べる経済学部は、経営者を目指す人にもおすすめです。
起業はもちろん、正社員としての勤務経験を経て、会計士や税理士といった士業への道へ進む人も多くいます。
経済政策や国際経済を学んだ学生ではNPO法人や公務員の道を選んだり、海外の大学院などを経てMBAを取得したりするといった進路も選べます。
社会では、すべての人が何らかの経済活動に関わります。
経済の流れは世界情勢の流れであり、国内動向の流れであるともいえるのです。
金融関係への就職や独立志向の学生から刺激も受けられるため、
同級生と切磋琢磨しつつ進路を決めたい方にとっても、経済学部はおすすめの学部といえるでしょう。
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