日本の大学全部行った男、山内太地です。
今日は「明治大学でどんな教員免許が取れるのか」というお話をしたいと思います。
皆さん大学に入ってから
「教職で教員免許とりたい」
「学校の先生になりたい」
という人も多いと思うのですが、例えば英語の学科だったらもちろん英語の先生ですし、
国文学行けば国語の先生になれるというのは想像がつくのですが、よくわからない名前の学部や学科に入って、何の先生になれるのかと意外とご存知ない方多いのです。
気を付けないとなりたい科目の先生になれないおそれがあります。
そのため、そういうことがないように、どういう資格が取れるかというのはしっかり調べておいてください。
明治大学のパンフレットですと135ページ。
資格課程というところに教職免許の表が載っています。
そうしますと例えば、法学部、商学部、政治経済学部だと中学の社会。
それから高校ですと、地理、歴史、公民ですね。
社会の先生の免許しか取れないのです。
国語とか英語が取れないのです。
これはちゃんと知っておかないと
「何でも取れると思っていた」
そうじゃないのです。
そして、文学部なら例えば、日本文学で国語の免許はもちろん取れます。
気をつけないといけないのは、ドイツ文学やフランス文学に行くと英語の免許はとれません。
ドイツ語とフランス語の高校や中学の免許が取れるのです。
ということは、それを活かす場は、とても少ないですよね。
中学や高校でフランス語の授業をやっている、フランスの先生がいる、ちょっと少ない。
普通に学校の先生になる気なら、正直なところ英語や国語の免許が取れる専攻に行ったほうがよい。
そして同じ文学部でも史学地理学科と心理社会学科に行くと、やはり中学の社会と高校は地歴や例えば心理社会学科公民だけなのです。
「文学部だったら国語や英語なんでも取り放題と思った」
実際そういう大学もあります。
少なくとも明治の場合は、史学地理学科に行ったら国語や英語は取れない。社会の先生。
そして、法学部も商学部も社会。
社会の先生多すぎるのです。目指さない人も多いのですが。
正直、社会の先生は多くの学部学科で教員免許が取れてしまうために、先生になるのはちょっと大変かもしれません。
そして理工学部は数学の免許取と理科の免許。
これは両方取れる学科と取れない学科があるのできちんと調べてください。
例えば中学の理科がとれるのは物理学科だけです。
他は全部数学しか取れないのです。
入ってから「理科の先生になりたかったのに」は通じませんので、理科がちゃんと取れる学科「物理学科」に行く。
農学部の場合は、今度は数学が取れません。
農学部に入ったらもう理科の先生になる。
ただし、食料環境政策学科だけは、ここ文系なので社会の先生なのです。
これ、ちゃんと調べておかないと本当に多いのです。
大学入った後に「取れる免許違うじゃん」
とどめが総合数理学部で、現象数理学科は数学の先生になれますが、残りの2学科は、なんと中学の教員免許そのものが取れません。
はっきり言って、学校の先生になれないのです。
高校は情報の教員免許が取れますが、それだけで情報の先生になる人はとても少ない。
これは明治大学に限らず、教員免許が取れない学部は存在します。
先生になる気がある人は、これをきっちり調べておいてください。
みなさん頑張っていい先生になってくださいね。
ありがとうございました
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