日本の大学全部行った男、山内太地です。こんにちは。
「文学部は就職がないって本当ですか」という話をします。
時々いるのです。
文学部に行くというと、親や先生から
「文学部は就職がないからやめなさい」と言われる人。
これは嘘です。
問題は3つあります。
まず1つ目。
確かに、経済学部や法学部に比べると就職率の数字がちょっと悪い傾向はあります。
でもちょっと考えてください。
親や先生にこう言ってください。
東大や慶應の文学部を出た人は無職なのですか。
そんなはずはない。
ちゃんと大学のパンフレットやホームページの就職データを見れば、
皆さんの名だたる会社に入っていますよ。
要は、例えば、東大や慶應で経済学部が95%就職して、
文学部が90%を就職しているのを、文学部の就職が悪いというふうに、誇張して言っているに過ぎないのです。
そうなってしまう理由は、文学部の人というのは、一生懸命学問をやりたいので大学院に行く傾向が強かったり、教員を目指したり、いわゆるいい会社に入るということに対する情熱が他学部ほどない人が多い傾向はあります。
もちろん、いい会社に入るぞという人もいますから、ほんの少しの数字の差で、文学部だから就職がないという風に考えるのは、間違いであるということで、親と先生を説得してください。
もうひとつはやはり、皆さんの側の問題なのです。
文学部行きたい子は、親が就職どうするのと言った時に、就職とかじゃなくて私は歴史や文学や哲学やりたいのよと言ってしまうのです。
だから反対されるのです。
だからこうやって言ってください。
ちゃんと文学部を出ていい会社に入ります。
有名などの大学であっても文学部を出て、みんないい会社入っているので、もちろん、入りたくないって今は思っているかもしれません。
でも、4年後わからないじゃないですか。
ですから今の段階では、親や先生を安心させるために、
文学部で学問をちゃんとやって、普通に就職しますって言えばいいんですね。
その後、例えば就職以外の選択肢を思いついても
あなたがもう大学生になってしまっていたら、親も先生も止めません。
文学部は就職がっていうのは、まずはデータをちゃんと見せて、親と先生を説得すること。
そして、2つ目が偏見であるということをちゃんと理解をしてもらうこと。
最後は、自分自身が就職する意思を見せることで、他学部と変わらないということをちゃんと言えば、本当に学びたいものが文学部で見つかっている以上、あなたは文学部に行くべきです。
本当は、文学部で文学やりたいけど、親や先生が、就職がいいと言うから、経済学部いきますで、あなたは満足ですかって話です。
この情報戦を制してください。
ちゃんとデータを持って、親と先生を説得する。
そして自分の行きたい文学部に入って、大いに勉強してください。
ありがとうございました。
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