みなさん、こんにちは。
日本の大学全部入った男、山内太地です。
「早稲田大学の3つの理工学部の違い創造理工学部編」
早稲田大学は基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部があるのですが、
創造理工学部は何をやっているか分かりやすく言うと、この学部が一番ものを作っている学部です。
まず建築学科。これはわかりやすい。
そして、総合機械工学科。
ここは、一言でいうとロボットです。特に医療系に強い。
そして、基幹理工学部に機械化学航空宇宙学科があって、
どっちも機械化学、機械工学なんですけど、何が違うかは、はっきりしています。
飛行機をやりたければ基幹理工学部です。
基幹理工学部の機械化学航空宇宙学科へ行ってください。逆に。ロボットやるならこっちです。総合機械工学科しかロボットやってないんですよ。
ロボットやるならこっちなんですね。
これは、何を分けているかと言うと、実は、「伝統」対「革新」なんですね。
決して伝統の方が古いとか悪いということではありません。
機械工学というのはあまりに領域が広いので、飛行機を中心に自動車のような伝統的な工学をやる場合は、基幹理工の機械化学になるのですが、
こちら、総合機械工学科は医療とロボット。
最先端のことを一生懸命やる機械工学科なんです。
自分はどっちが向いているのかなって考えてください。
経営システム工学科。
ここは形のあるモノづくりというよりは企業経営を理工系の視点から見る。
特にコンピューターを駆使して、これは慶應義塾の理工にも管理工学系ありますね。
経営学と工学を両方勉強するという学科です。
社会環境工学科。
これはわかりやすい。土木です。
橋を作る。道路を作る。そういう世界ですね。
環境資源工学科。
これは、石炭と石油です。
とにかく掘るのです。出てきた資源を使う。岩石。
これね、ほかに秋田大学にあるんですけど、早稲田がこれ持っているって相当にすごいんですよ。他の大学に全然ありませんからね。資源科学。
国立大学の領域なんですよ。非常にマニアックなんですけど、とても魅力的な学科で、
環境資源工学科、ぜひオープンキャンパスで話し聞いてほしいですね。
そして創造理工学部の大きな特徴はなんと文系を持っているんですね。
それが最後の社会文化領域と言います。
これは、学科じゃありません。だから受験はできません。
でも入ってからこの領域を選ぶ。
例えば機械とかは土木に入ったんだけど、
そっちの勉強を中心にやらないで、社会文化領域に行くことができます。これは一言でいうと文系なんですね。
だから、英文学とか歴史と哲学とか経済みたいな先生がいらっしゃって、
要は、3つの理工学部の文系の勉強を教えている先生方に所属することができる。
社会文化領域は基幹理工や先進理工の人も入れます。
自分は理系だって思って、早稲田に入ったんだけど、
本当は、文系の勉強をしたいなという人、実はここに避難できるんですよ。
それが社会文化領域。
ちょっとここは面白いので入学後に文系に行けるんですね。
ただし、学科自体は、例えば社会環境工学科卒と言えば、企業は土木ねと言ってもらえるので、入ってからちょっと文系のこともやりたいという人には、社会文化領域をおすすめ。
創造理工学部は大きくは建築や土木やロボットや資源といったような目に見えるものを作っている学部です。
3つの理工学部の中では、大きな特徴がありますね。
こういった中で、自分に合っているかどうかよく考えて選んでください。
ありがとうございました。
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