みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
【保護者必見】大学受験生の我が子との対話方法とは!?
という話をしたいと思います。
高校生のお子さんが頑張って受験勉強しているし
あんまり親子で話す機会が少なくなっちゃって。
こんな高校生の保護者の皆様こそ、
お子様との対話でできることがあるんですね。
しかもそれこそが、お子様の志望校合格への
近道なんです。
保護者の皆様に
今すぐやって欲しいことがあります。
それは、お子様の志望校の大学の
3つのポリシーを読んでください。
お子様の志望校のホームページを
パソコンで直ちに見てください。
学部学科、たとえば経済学部経済学科と
もう決まっているのであれば
そこを見ると3つのポリシーというのが
必ず書かれています。
まず1つ目は、入学者受け入れの方針です。
これを「アドミッション・ポリシー」と言います。
つまりこれは受験ですね。
我が○○大学はこんな受験生に来て欲しい、
と書いてあるんです。
2つ目が、教育課程編成・実施の方針、
「カリキュラム・ポリシー」です。
一言でいうと教育です。
我が○○大学はこんな教育をやっている、
これが書いてあります。
これをしっかり読んでください。
3番目は、卒業認定・学位授与の方針、
「ディプロマ・ポリシー」です。
一言でいってしまうと、大学を出た後の就職です。
我が○○大学を出ればこんな人材になって社会で活躍できる。
この3つのポリシーを、保護者の皆様が
全部読んでください。
すると、どういう対話ができるかと言いますと
まず、「あなたはなぜその大学でそれを学びたいの?」
という話ができるんですね。
これがカリキュラム・ポリシーです。
受かりそうだからこの大学を受ける。
いくつかある学校皆受けてどこかに入る。
ではなくて、いくつもの大学のカリキュラム・ポリシー、
教育内容をしっかり読むと
「あなた経済学をやりたいと言っているけど
A大学とB大学でこんな風に教育内容が違うのよ」
「どっちが自分に合ってると思う?」
という話ができます。
次に、ディプロマ・ポリシーは
「将来どうなりたいの?」っていう話なんですね。
そんなこと考えてないよというかもしれませんが、
実は大学側は、ちゃんと考えて欲しいと思っています。
「○○大学を卒業したあとは社会でこんな風に活躍したい」
という、ビジョンを持ってほしいんですね。
だから、ディプロマ・ポリシーが書いてあります。
これを、保護者も受験生本人も読んだうえで
受けようと思っている○○大学のディプロマ・ポリシーを読むと
こんな人材育成をしている。
ではそれは、「あなたが将来なりたいものへの近道なのか」
他の大学と比べてみる。
そういう対話ができるんですよ。
次にアドミッション・ポリシーです。
これは受験で必要なので、特に推薦入試の時とかは
生徒さんもしっかり読んでいるんですが
保護者にもしっかり読んでいただきたいです。
そして、アドミッション・ポリシーを読むことで
保護者がなにを質問できるかというと
「あなたは○○大学入りたい。
そのために今、高校で何を頑張っているの?」
という話ができるんですね。
勉強頑張っているよ、だけでは困るんですよ。
目の前の英語や数学の勉強を頑張っているだけではなく
こういう学問がやりたいから、こういう大学を目指しているわけだし
卒業後にこうなりたいから、目指しているわけですね。
そうであれば、学校の勉強や部活以外に
将来こういう学問をやりたいから、こんなことに興味をもって
取り組んでいる。例えば、ボランティア活動とか探求的な学習とか。
あとは課外で、地域の活動とか大学の研究を見学に行ったとか
企業のプロジェクトに参加するとか。
そういったことの積み重ね、
これが高校時代に頑張ってきたことであって
部活でインターハイに行ったとか生徒会長やったとかで、なくていいんですね。
大事なことは大学が求めていることを、
ちゃんと高校でやってきたかどうかなんですよ。
これをアドミッション・ポリシーを読むことで
保護者が理解してください。
ということで、高校生になったお子さんと保護者の
親子の対話どうしたらいいの?
私の答えは3ポリを読んで、受験に役に立つ会話をしてください。
お子さんだって大学受験不安なはずです。
そんな時にお子さんが行きたい志望校に本当に合格できるために
親子で対話できることって、こんなにいっぱいあるんですね。
ぜひ日常会話の中で、それとなくこういう話をしてあげてください。
そうすると、受験生であるお子さん本人が
勉強のやる気が起きたり、不安が減ったり
どうして私はこの学校に入りたいのか、そのために何を頑張ってきたのか、
将来どうなりたいのかが、明確になって行きます。
保護者の皆様が代わりに受験してあげることはできません。
でも対話をすることで、本人のモチベーションを上げたり、
不安を下げてあげたりすることが出来ます。
ぜひ親子の対話はこれを意識してください。
頑張ってください。
ありがとうりがとうございました。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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