皆さん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
「学校推薦の志望動機が特にない」
という人の話をしたいと思います。
最近、大学も少子化で困っていますから、結構学校推薦をたくさん出します。
そうすると皆さんの高校にも推薦がいっぱいくると思うのですが、
○○大学から○○学部に○名、推薦が来ている。
そうすると、正直なところ一般選抜では難関大学にみんなが行けるわけじゃないし、
推薦を頼ろうというのは、一概に悪いと言うつもりはありません。
問題なのは、学校推薦でこの大学入るという時に、実は志望動機がないという人がいるじゃないかなというのがちょっと心配です。
では、どうしたらいいの。
例えば、
「うちの高校に結構いい大学から推薦がきちゃった。
他の子と競争して奪い合うというほどでもないから、私、僕が希望したら、どうやらその大学には入れそうだ」
という時に、正直なところあんまり考えないで、とりあえず入っちゃうという人がいるのは事実です。
しかし、明らかにそういう人は中退が多いです。
結局、大学に入れてしまう。そのため、どうして入ったか分からない。
○○学を本当にやりたかったわけでもない。
何か違う。
そして、大学を中退するとどうなるかというと、就職の場合、扱いは高卒より悪くなります。
高卒の人は、ちゃんと高卒ということで、企業に正社員で入っているわけです。
大学中退というのは、少なくとも大卒をとってくれる会社に入れない。
高卒でちゃんと入れているというルートからも外れている。
大学を中退したというのは何かネガティブなものを企業側にもたれがちで、よほど工夫しない限り大学中退というのは学歴ではありませんから
その後、あなたが職業人生で会社員としてやっていくというときには、大きなハンデになりがちです。
ですから、ちゃんと決めて入った以上、私は、大学は必ず卒業していただきたい。
中退してすごく成功できるベンチャー企業の社長とかタレントみたいな人は極々少数で、あなたがそうだと言うなら止めませんが、ほとんどの人にはすすめません。では、志望動機のない学校推薦でもちゃんと入学して勉強について行けて、卒業できるためにはどうしたらいいのでしょう。
それは、なんとなく名前を知っている学校から推薦が来たというだけで入らず、その大学はどんな学校で、自分が行こうとしている学部学科は、どんな教育を提供していて、卒業したら何になれるのかということをパンフレットやホームページ、それから各大学が公表している3つのポリシーですね。特にディプロマポリシー(卒業した後の社会人としてこんな風に活躍できますよ)というものをちゃんと知っておくべきです。
正直なところ推薦で大学に行こうという以上は、一般選抜の友達のように英語や数学を一生懸命覚えて勉強しようとしていないわけです。
楽をしてはいけません。その分の力、英語や数学や理科を勉強する力を入れ、行こうと思っている大学をちゃんと調べることに使ってください。
1日3時間やっているスマホのうち、1日10分でいいので、本当に入ろうとしている大学についてちゃんと調べる。
この大学はこういう歴史があって、こんな勉強ができて、こういった就職先に行っている。そして、そこから何で、わたし・僕が入りたいのかというのをちゃんとした理由を作ってください。
これをやってない人が入った後に中退してしまったり、大学を活用しきれなかったり、不本意な学生生活を送ってしまいます。
正直なところ、いわゆる寝ないで勉強して、受験やらなきゃ大学入れないって人ばかりじゃないです。
私立大学はもう半数以上が推薦です。
だからこそ推薦で大学に行こうという人はどうしていきたいのか、何を勉強したいのか。
そのあと、どうなりたいのかということをある意味で点数の競争を頑張っている友達擬似
ように真剣に考えてください。学校推薦はきたけど、なんでその志望校に行くかがわから
ないという人はこのままでは就職の時にもなんでその会社に入りたいか分からない。ほとんどの文系の人は就職で推薦はありません。
推薦なれしちゃっていると、自分の頭で考えることや、ちゃんと理由を説明できるという訓練を受けないで終わってしまいます。
これは、とても危険です。
そのため、学校推薦を使おうとしている人、きちんと入り、学校のことを調べる。
そして、それだけではなくて個人的には、
学校推薦を最終的に使うにしても、高校1年生、2年生の段階では一般選抜で大学受験をすることを前提に、普段の5教科はきちんと勉強をしておくべきだと思います。
推薦と一般選抜と両方の可能性を残しながら、しっかり勉強して学力を高めてください。
頑張ってください。
ありがとうございました。
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