みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
推薦落ちる人のダメな志望動機3つという話をしたいと思います。
推薦で大学受験する人、面接があると思いますが、
この面接や書類選考、小論文でやってはいけないミスがあります。
これを知っておけば本番で失敗しませんので、
ダメな志望動機が3つをご紹介します。
まず1つ目、地元だから県立大はダメです。
特に地方の人は気を付けてください。
秋田県に生まれたから秋田県立大に入りたい、福井県だから福井県立大に入りたい…
という人、本当に多いです。
でも、冷静に考えて下さい。
その理由、あなた以外の人もそうですよね。
隣の高校の子も福井県立大に入りたい、岡山県立大に入りたいと言えますよね。
地元だから入りたいという理由で、大学側があなたを必要と思うか、
どうか真剣に考えてください。
あなたでなければいけない理由がそれでは見つかりません。
その理由であれば、隣の高校の子でもいい訳です。
家から近い、地元の大学が良いのはもちろん分かります。
でも面接で、それを言ってはいけません。
地元だから行きたいという理由では他の人と差がつきません。
地元だから行きたいのは分かっているのです。
僕も分かっているし、大学側も分かっているので、それ以上の理由を明確に作ってください。
例えば、「その学問分野だったら隣の県立大学にもあるよ」と言われたらどうしますか?
それでも自分の県に行きたいと言うのではなく、深く学問分野を調べた上で、
この学問がやりたいからこの大学が良いということを主張してください。
実際にあった話ですが、ある県立大学に行きたいという子が地元の県だったので、
私が「地元だから行きたいのでしょ?」と言ったら、
「違います。自分が興味を持っている植物は自分のところの県でないとあまり育たないし、
の勉強ができる大学は地元の県立大学の生物系の学部にしかないので、他県では困ります。」
と言ったのです。このようなしっかりした理由があれば、もちろん良いと思います。
ということで、地元だから県立大という理由はやめてください。
2つ目、家族や自分が入院した経験から看護学部希望はダメです。
これも多いです。
あなたや家族が病気やケガで入院をされたのは大変だと思います。
あなたの人生にとっては大きな出来事です。
でも、看護学部志望の人でその理由を言う人が多すぎるのです。
それは志望動機ではありません。
きっかけに過ぎないのです。
それ以上の理由が必要なのです。
おじいちゃんが入院した、看護師さんが親切だったから私もなりたい、それは分かりました。
でも、あなたがなる必要があるかどうかが必要なのです。
あなたはなりたいと思っただけで、
あなたに看護師になって欲しいかどうか相手の気持ちになって考えてください。
看護大学の教授の気持ちになってください。
病気になったから看護学部志望という子が沢山来て、飽き飽きしてると思いませんか?
この分野の看護がやりたいとか、こうやって医療に貢献したいというような
明確な理由、きっかけより先の理由をひねり出してください。
自分が病気になったから医者になるという人、あまりいないと思います。
医者になる人というのは、もっと真剣に考えていると思うのです。
自分や関係者の病気や怪我がきっかけで良いですが、それは志望動機ではないのです。
看護師も同じように、もっと深い理由を考えてください。
最後3つ目、自分が悩んでるから心理学科志望はダメです。
多いです。
でも、心理学は他人を救うのです。
臨床心理士や公認心理師というのは、自分の心の悩みに関心を持つのではなく、
他の人を助けられなければならないのです。
自分や友だちや家族が心理のことで、きっかけがあるのは分かります。
でも、それは志望動機ではなくて、きっかけでしかないのです。
きちんと心理学を学んで、世の中に貢献したいというような、
自分が悩んでるという理由よりも先の、社会に貢献することを意識をして志望動機を言わなければ、
大学側がウンザリしてしまいます。
例えば、友達の悩み事の相談に乗ることが好きという人もあまり良くないです。
それは、心理学で扱う分野の1つに過ぎません。
カウンセリングだったり臨床心理学だったり、実際の心理学というのは、
統計学であり、医学的な部分もあり、理系なのです。
数学や理科ができた方が良いので、文系だと思わない方がいいです。
それも踏まえて、真剣に心理学を目指しているということを
きちんとPRできなければ難しいと思います。
ということで推薦で落ちる人のダメな志望理由3つでした。
皆さんはこの轍を踏まないように、バッチリ合格してください。
ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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