みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
今日は保護者の方からご相談を頂いています。
「部活に明け暮れている我が子、いつから受験勉強をさせれば良いですか?」
ということでお話をしたいと思います。
お子さんが朝練に行ったり、夜も遅くまで部活をやったり、
土・日も部活や練習試合で部活ばかりで忙しく、
くたびれて帰って来たら、すぐに倒れこんで休息で全く勉強をしない状況…
これで大丈夫なのかしら?
保護者の皆さんは、当然心配になると思います。
また、この動画を見てしまった高校生の皆さんも、
“こんなに部活ばかりやっていて、受験は大丈夫なのかしら?”や、
“俺は好きでやっているんだから放っておいてくれ!”など、
様々な意見があると思います。
しかし、大学進学をする気がある人は、当然受験勉強が必要です。
部活が忙しいのは分かります。
部活に全力投球してしまうのも分かります。
また、部活を頑張って、スポーツ推薦で大学に行ける人がいるもの事実です。
しかし、青春が全部部活は危険だと僕は思います。
特に大学に行くつもりがある人は、きちんと大学のことを調べて、
どのような学問をやりたいのか考えて下さい。
それと、部活を熱心にやっている皆さんには大変言いづらいのですが、
プロで食べていける人は殆どいません。
野球でもサッカーでも水泳でも吹奏楽でも美術でも、
プロとして生活できる人は殆どいないのです。
皆さん、結局はどこかの会社に入ったり、公務員になったりするのです。
部活を熱心にやって、好きなのはすごく分かります。
しかし、それを職業にするぐらいの覚悟があっても
スポーツの世界では皆が勝ち残れないのも事実です。
だから、きちんと勉強もしようということです。
では、どのように勉強時間を確保するか?
これは時間配分を考えるしかないです。
朝も夜も練習して、土・日もなく、忙しいのは分かります。
しかし、実はあなたには時間があるはずなのです。
プライベートの時間がすべて練習ではありませんよね。
ゲームやったり、LINEしたり、音楽を聴いたり、
そういう時間は正直ありますよね。
結局は、1日に数時間はスマホを見ている訳です。
そこで、まず1日の自分の動きを書いてみてください。
朝練を〇時にやっているとか、お昼も練習している人もいるかも知れませんし、
夜も遅くなって帰ってくる人もいるかも知れませんが、書き出してください。
絶対にどこかに空き時間はあります。
1日10分・15分でいいので、
そういった空き時間に、細かく勉強を詰め込んでください。
例えば、朝練があるときは、
朝起きて学校に来るまでの間の、電車の中に乗っている10分・15分です。
スマホでマンガを読んでいるだけではなく、
その時間を英単語の時間にしたり、今日習うことの予習をしたり、
そういう時間に変えられます。
あとは、学校が終わってから帰ってくるまでの間に、
5分・10分のスキマ時間を探して、今日習った授業の復習をしてください。
そして、家に帰ってきたら、
お母さん・お父さん・保護者の皆さんに、
もうすぐテストがあることや、受験のことを考える講演会があることなど、
そういう話をしてください。
その理由は、あなた1人でスケジュール管理をしないということです。
芸能やスポーツのマネージャーのように、
親にも、自分が今どのようにして大学受験に向けて動いているのか
理解してもらってください。
あなたが部活ばかりやっている時に
お母さんから、そろそろ期末試験があるのでは?と
突っ込んでもらうことで、少ない時間を上手に管理してください。
このようにして、受験勉強と部活を両立させてください。
部活の先生や監督がどんなに、部活が全てだ!と言ったとしても、
絶対にあなたにはプライベートの空き時間があります。
そのほんの少しの時間をきちんと勉強に充ててください。
皆と一緒に部活をやっている時間は、同じくらい確保しておけばいいのです。
個人的には、全員がプロになれる訳ではないのに、部活をやり過ぎだと思いますが、
皆さんの高校や部活の方針に口を出すつもりはありません。
皆さん自身が上手く時間をコントロールして、受験勉強の時間を確保したり、
上手く組み合わせたりして、頑張ってください。
遊びでスマホをやるなとも言っていません。
でも、5分・10分・15分の細かい時間を積み上げて、
何としても1日に1時間くらいは勉強をやってください。
本人も全く勉強しないのは深刻な問題だと薄々気付いているはずです。
保護者の方もこれを無理やり言うのではなく、
空き時間ををチェックして、“寝る前に10分だけ今日の復習をやろうよ”や、
“宿題、○日までだよね”といった保護者も知っておくといった感じで、
勉強の面でどういう状況にあるのかを把握してあげてください。
保護者の皆さん、マネージャーのようにお子さんを管理すると言うと
言葉は悪いのですが、そういう芸能マネージャーみたいになって応援してあげてください。
頑張ってください。
ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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