進路の話を親とするのってどのタイミング！？

みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。

今日は質問頂いています。

進路の話を親とするのってどのタイミングがいい？

なるほど悩ましいですね。

高校生の皆さん、まずは高校に受かったっていうときにいきなり先のこと考えたくないですよね。
何大学行くんだって言われたって、まってよ、今私高校に受かったばかりじゃない。
まずは高校生活楽しませてよ。ということで、高校1年生の時に、いきなり何大学行くんだみたいな話を、
まだ親としないかなって思うんですね。

ただそうですね、高校1年生の3学期、1月2月3月頃になってくると、
おそらく、高校側から気持ち的にも2年生だよな、みたいな話になってきて、
その頃にはなんとなく、将来どういうことをやりたいんだろうっていう話になってくると思うんですね。
で、この2年生になるタイミングでちょっとずつ親と話す。

その時にもう決まってて、私絶対看護師、とか、俺はマンガ家になるから漫画大学に行くんだみたいな人、いるかもしれませんけど、
多くの人は決まっていないと思う。
なんとなくMARCHみたいな。なんとなく関関同立とか。
新潟県に住んでるから、新潟大入りたいとかそんな感じだと思うんですよ、まだ。

で、この2年生になる段階で、でもやった方がいいのはなぜかというと、
おそらく多くの高校で2年生の後半で、文理分けになるからですね。
文系理系って分かれていく。この瞬間に将来の選択ってかなり限られてきます。
文系行ったらもう医学部行くわけないし。

なので文系理系って行ってから、また将来のことみんな悩むんですけど、
やっぱりその前の段階で、2年生になるタイミングで将来どうなりたいかは、あなたが自分で真剣に考えてください。
ここがポイント。で、その話を親とするわけですね。

例えば、具体的な職業じゃなくてもいいんですけど、世の中で起きているこういう問題に対して関心がある。
で、ちょうど皆さんは、2022年の新学習指導要領で探究的な学習をかなりやるようになるんですよ、高校が。
だからもう、将来のことを考えるときに、学問として研究したいことっていうのを、
おそらくこれからの高校生って、1年生の頃から真剣に考えていかなきゃいけないんですね。

なので、やっぱり大学の学部に関心を持ってほしいんですよ。
生物学科に入ったらこういう昆虫の研究ができる、でもバイオテクノロジーをやれば、食品や医薬品が作れる。
全然違いますよね。

なので、1年生から2年生になるタイミングでちょっと真剣に考えてください。

だからお正月年末とかテレビとと見ながらですね、あるいは春休みとかにそろそろどっかの大学見学に行ったり、
興味のある学問について本を読んだりしながら、2年生になるタイミングで、
1回親と将来真剣に進路を喋るとかじゃなくて、
普通に話しながらなんとなく私将来こういうことをやりたいんだけど、と。

だから文理分けでは、理系かな文系かなみたいな感じ。
で、その自分がなんとなく興味持っている大学や、学問の先に、何があるかを調べてください。

歴史学科入ったからといって織田信長株式会社ないんですよ。
じゃあ、歴史学科って織田信長や戦国時代の勉強するけれど、
それを大学でやったら、その先どうなりたいか。もちろんやりたいことは変わります。
でも、今の段階で、文学部で歴史を勉強して、例えば教員になりたいとか、
地元の地域に詳しい公務員になりたいとか、そういうのを大きいなんとなくでいいから作るんです。
実際公務員になれって言ってません。

なんとなくのイメージをつくって、親と話してください。
なんとなく歴史の勉強して、先生になりたいんだけど、どうみたいな。
そのなんとなくは、まだ固まってないゼリーのようなもの。
これを2年生の後半くらいで徐々に固めていくわけですね。
3年生になるころにはもう、志望校は決めていくと。
国立のここ入りたいとか、私立ならここみたいに、
なんというかある時を境に急激に決めなきゃいけないんじゃなくて、
熱いお湯を注いだゼリーが固まっていく時間が、高校3年間なんだ。というふうにゆっくり考える。

ただ一つのきっかけとして、1年から2年になるタイミング、
ただし、探究的な学習を総合型選抜で活かす場合は、
このテーマは学問分野としてはコレだ、○○学だ。
それができる大学は、例えばここだっていうのは1年生のうちから探してください。

そういうふうにブロックを積み上げていく過程で、どこかのタイミングで、親にそういう話をしてみる。
親は心配なんで、本当はすぐにでも話したいと思うんですよ。
高校入った瞬間に、今度はどこの大学行きたいのかしらって思っちゃうのが親なんですけど、
あなたの中でゼリーが固まってないなら、無理しなくていい。

決まってないです、なんて、親に言わなくていいんで、
貴方の中でこうゼリーがたまってきた、途中途中の経過を報告していく。 なんかそんなにすごい大上段に構えて、私これやりたいと言われて、親に反対されるとか心配しなくて、
小出しにしていくんですね。

なんとなくこれやりたいよっていうとこから徐々に詰めていくっていう感じで。
まあ将来の進路の話を親としていったらいいのかなというふうに思います。

ぜひ取り組んでください。ありがとうございました。

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