みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
大学のゼミって何?という話をしたいと思います。
どのような大学するか色々と調べていると、多くの大学が
ゼミナールという授業をやっていると宣伝していると思います。
“○○大学のゼミは△△を頑張っています。”
“ゼミの先生がしっかりと勉強を教えてくれます。”
など、見聞きしますよね。
ゼミとは何でしょうか。
ゼミ=ゼミナール、英語だとセミナーです。
皆さんが高校で受けているような授業の一形態ではありますが、
皆さんの多くが目指している大学は、
学生が何千人、何万人もいる大規模な大学が多いです。
高校の授業は、大体1クラス40人だと思いますが、
大学の授業は、場合によっては100人とか1000人が一気に授業を受けます。
そうすると、大きな教室で先生がしゃべり、皆は黙って聞くしかできません。
正直、動画を見ていることと変わりません。
折角、頑張って大学に入ったのに、
先生の話を60~90分黙って聞くだけの授業では退屈ですよね。
そこで、大人数の講義の他に
高校の1クラス40人の授業よりもさらに半分以下の、
大体10~20人の少人数で議論をしたり、発表をしたりするような授業を
ゼミナールで行います。
略して、ゼミと呼ばれています。
このゼミでは、大学の教授や先生の専門の分野をしっかり教えてもらうだけでなく、
皆さんがしっかり勉強して、調べてきたことを先生や友達の前で発表をしたり、
議論をしたりする双方向型の授業を行います。
高校でいう、アクティブラーニングや探究学習にあたる
少人数でじっくり学ぶ授業のことです。
大学に入ると、最初は大人数の授業が多いです。
2年生・3年生・4年生と学年が上がっていくと、
特定の先生の専門の研究分野に入ります。
例えば、経済学部であれば、
アメリカの経済が専門の先生のゼミナールに所属して、
皆でアメリカの経済のことだけを本から学んだり、
議論をしたりして、しっかりと勉強をします。
理工系の場合は、研究室と呼ばれますがやっていることは同じです。
例えば、バイオテクノロジーのある研究をやっているという先生のところに
大学3・4年生から大学院生が所属をして、
実験をしたり、論文を書いたり、発表をしたりします。
そういった大学教育の一番の根幹、中心となるような
“私は大学で△△を研究しました。”と、
将来、就職でPRできる部分がゼミナールの勉強ということになります。
だから、各大学はこのゼミナールにとても力を入れており、
皆さんにもPRしてきます。
しっかり学んで、自分が大学を卒業したら、〇〇ゼミの卒業ですと名乗ってください。
ゼミの先生は、言わば担任の先生です。
その先生の下で、特定の分野の勉強をしっかりとやりましたというものを
大学時代に作ってください。
頑張ってください。
ありがとうございました。
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