山内:皆さんこんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
今日は東京理科大学経営学部にお邪魔しています。
2021年の4月に新しくできる国際デザイン経営学科について八木澤優記先生からお話を伺います。
先生よろしくお願いしますよろしくお願いします。
デザイン方面の先生ということで、どんな勉強をする学科なのでしょうか。
八木澤先生:結局、デザインって人によっていろいろ解釈が違ったりするのですが、
私は表現系、アート系のデザインを学んできたので、どちらかというと自分のことがちゃんと解決できるのか自分のことを自分がまずそれを好きになれるのかというところもずっと勉強してきたので、やっぱり学生には他人や社会のことの前にも自分をちゃんと知るとか自分を好きになるとかそういうことをやってほしいなと思っています。
山内:入ってくる学生さん達は経営学部なので、経営学をやるぞと言って入ってくると思いますが、先生からデザインを学ぶことでどんな風に変われるのでしょう。
八木澤先生:結局なんでも答えはないじゃないですか。
答えなくて、答えがないというものに対する耐性というのもやっぱりつけなきゃいけないなと思うのです。
答えがないことに耐性がなくそれに耐えられないと答えを捏造しちゃうのです。それは良くないなと思っていて、やっぱりすぐでなくてもちゃんと地道に、しつこく、粘り強く答えを出せるような人になってほしいなというふうに思っています。
山内:先生ご自身はどういったデザインの分野の研究されているのですか。
八木澤先生:私は、自分の好きなことはちゃんと金になるのかと、そこだけですけど、自分の好きなことがどうやって世の中に定着するのかというのは興味あって、他の人はどうやってそれをやっているのだろうかというのはすごく興味があって、いつも見ています。
プラレールとかNゲージってありますよね。
プラレールはかなりおもちゃ的な感じで、あれはあれで魅力があって、大人でも楽しんでいる方いますが、
やっぱり本当に鉄道好きな子はもうちょっとリアルなNゲージに行きたがる。
Nゲージのメーカーは大きいところだと TOMIX と KATOとかけっこうあるのですが、年齢が裏を見ると書いてあって、14歳からとか8歳からと書いてあるのです。
販売店の方に聞くと、それ以下のお子さんが来るとプラレールをすすめてしまう。
そうするとやっぱりプラレールではもう満足できないよという子がいて、
買っちゃいけないわけではないので買えばいいんでしょうけど、やはり満足ができないです。
だから、プラレールといNゲージの間を埋める何か楽しみがあって、なおかつ、自分で作る楽しみがあったらいいなというものを今ちょっと考えているのですが。
山内:具体的にどんなプロダクトですか。
八木澤先生:ここにはないのですが、「かみてつ」というものを作っていまして。
紙で鉄道の形を作るというのはよくあるのですが、線路とかを紙で作って。
山内:しかも走るんですよね。
八木澤先生:そうですね。導電インクを使うので。
山内:導電インクってインクに電気が走るんですか。
八木澤先生:もう結構大きくなりましたが、それを作っていらっしゃるベンチャーの会社ありまして、印刷するという行程で鉄道模型システムがある。
山内:いずれ本を開いたら、線が描いてあって、電車が走っている。
八木澤先生:そうですね。そういうものも作っていて、Webに多分載っていると思うので。
折り畳みの絵本で開くと「電車が走っても走れます」みたいな本を作っているので。
山内:視聴者の皆さん。置いてきぼりじゃないですよ。
要は、僕が言いたいのは大学の先生ってぶっちゃけいい意味でマニアなのです。
これが好きだというそういうものをお一人お一人が持っていて、高校までの先生と
ちょっと違います。
その高校の先生でもこれが趣味っていう方がいらっしゃるかもしれませんけど、
大学の先生の場合、ご趣味を超えて仕事や学問になっているという。
一人一人の先生がどんな研究やこんなことに関心があるのだろうというのをみなさんが調べるととても楽しいです。
八木澤先生:やっぱりそれって思いつくという段階があって。
まず、思いつきます。試作します。試作するときにはそれなりのスキルだったり、知識がないとできないです。
そして、できますよね。機能は満たせます。走ります。
しかし、それが素敵なんですか。魅力的なんですか。
それはまた別の問題としてあって、それがデザイナーなので。
じゃあそれが、出来ました。
次は量産しますというのは全然違う話なので。
量産できました。
量産できたときに、じゃあ、次はそのブランディングとしてどうなの。どういうブランドなの。
山内:ちゃんと経営学になってきた。
八木澤先生:やっぱり自分のアイディア、本当にこれが好きですと言うところから始まって、どんどん広がっていくじゃないですか。
広げようと思うか思わないかはまた別の問題ですよ。でも、広がっていく過程で、やっぱり自分の知っている世界や領域だけではカバーができなくなる。それを自分で勉強して世の中に広めるという手もありますが、詳しい人と知り合いになって一緒にやるという手もあるし。私はけっこう後者のほうが好きで。
いろんな人とつながることで可能性が広がっていく。
やっぱり、今、いろんな人と知り合えるきっかけがすごく多いので、
そういう風に自分の好きなだというほんと小さい種から始まっていって、どんどんどんどん世界に広がっていって、やがてプラレールみたいにみんな一家に一台プラレール。子供がいればあるのかな。
女の子でも最近多いらしいですよ。
だからそういう各家庭に普及させるところまでやっていきたいなと思っていて、そこには絶対経営とかお金のこととか、もっと言えば、法律のこともあるかもしれないし、そういうことを知らないとクリアできない。ただ自分で一個作って楽しむ分にはそれでいいのですが、そうではなくなっていくというところで、いろいろな人と知り合えるこの学科はいいのではないかと。
山内:世の中、いろいろな経営学部や商学部があって、
受験生の皆さんは悩んでいらっしゃると思います。よその学校やはよその学校の良さがもちろんあるでしょう。
こちらの国際デザイン経営学の良さは、このように皆さんの受験ではもしかしたらあまり重視しなかったかもしれないアート、芸術ですね。
それからデザインというものと経営学がくっつくと何か新しいものが生まれて皆さんのやりたいことが実現するかもしれない学科ということで。
八木澤先生:はい、そうです。自分がやりたいことが手段なのか目的なのかっていうのは結構自覚するだけで違うと思うので、楽しみましょうという感じです。
山内:ということで、なんかこれをぐっと来た人は、この後ネットで調べていただいて、ぜひ、面白い学校あるんだと知って頂けたらいいなという感じですね。
先生、本日はどうもありがとうございました。
八木澤先生:ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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