山内:みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地(以下:山内)です。
今日は東京理科大学経営学部にお邪魔しております。
2021年の4月に新しくできる国際デザイン系映画化について飯島淳一先生(以下:飯島先生)からお話をお伺いします。先生よろしくお願いします。
飯島先生:よろしくお願いします。
山内:国際デザイン経営学科ということで、今までの経営学部とどう違うんですか。
飯島先生:経営学をベースにして国際系、デザイン系、デジタル系という3つの系について学ぶことができます。
山内:国際とデザインとデジタル。
具体的にどんな勉強ができるでしょう。
飯島先生:例えば国際系ですと、今、英語の授業科目が40%以上あるというのが一つ特徴で、異文化とか背景の違う人たちと一緒にチームを組むために、価値観の違いを理解するというのが国際系の一つのポイントです。
デジタル系は我々考えているデザインというのは、人工物を創造する活動と知的活動ということですが、デジタル系というのが問題解決を支援するものというのは、最近ではもうデジタルを除いて考えることはできないということからデジタル技術の基本原理を学ぶとかいうことにしています。
デザインというのは共感というのがキーワードになりますが、問題を持っている人たちに寄り添って、「本当の問題は何か」「本当の課題は何か」というのを自分ごととして捉えるというのがデザインの一番の強みだというふうに思っています。
山内:他の大学でも経済、経営という学部、学科はたくさんありますし、東京理科大にもすでに経営学科がありますが、今この国際デザイン系という新しい学問が必要だっていうのはどういう理由でしょうか。
飯島先生:おそらく、問題が極めて厄介な問題になりつつある。
つまり、解が一つではない、解があるかどうかも分からない。
いろんな観点の人がいて、それらを調整しながら問題を解決していく必要がある。
そういったことを考えるときに、やはりその問題を持っている人たち、組織に寄り添うということがまず必要ですし、それからいろんなバックグラウンドの人と協力しながら問題を解決していくということも必要になると思います。
山内:なるほど世の中で起きているいろんな問題を解決したいというふうに関心を持つ高校生、受験生はいっぱいいると思いますが、この学校に入ったらどんな武器が手に入るのでしょうか。
飯島先生:強みとかあるいは特徴というと、先ほど申し上げたように国際、デザイン、デジタルを、経営学をベースにして学ぶということで、いろんなバッグブランドの人たちを束ねながら問題解決を行うプロデューサー的な人材を育てるというのが違いじゃないかと思います。
山内:なるほど。
具体的にどんな職業とか業種、職種に入ってほしいといったようなイメージというのはあるのでしょうか。
飯島先生:はい。最近ですと、X-TECHと呼ばれるFintechのファイナンスのテクノロジーとかEd Tech 、Education Technologyのようにいろんなビジネスの分野とそれから基本的にはデジタルテクノロジーの分野。
それをつなぎ合わせることのできる、ビジネスとデジタルを橋渡しできる人材というのが一つ典型的な人材じゃないかという風に考えています。
山内:なるほど。
飯島先生ご自身のなさっている研究を中高生の方にわかりやすく説明していただくと先生はどんな研究をされているでしょう。
飯島先生:はい。私はシステムが一つキーワードですが、
世の中の複雑な問題というのは、いろんな変数がいろんな関係で結ばれていて、思いもかけない副作用というのが起こる。
そういったものを分析して、モデルをつくって、シミュレーションをして、ここをこうするとどうなるかというのを理解する。
そういった学問を一つ専門としております。
山内:それを先生のもとで学んだ学生は何になれるのですか。
飯島先生:先ほど申し上げたような厄介の問題というものに関わってくるような要因の間の関係を分析することができて、問題をより深く、正しくという言い方はどうかわかりませんけども、理解することができる。
それによって課題解決につなげることができるということです。
山内:はい。世の中で起きているいろんな問題を解決したいという気持ちを持っている高校生の
人は多いと思いますが、
その具体的な方法をデザインとか経営という分野から学べるという学科なんですね。
最後に高校生の方に一言メッセージをお願いします。
飯島先生:はい。
国際デザイン経営学科は、デザインに代表されるような共感と理科大学的な論理を組み合わせて、共感と論理がクロスするということをモットーにしている学科でございます。
みなさん受験をどんどんしましょう。
山内:では、東京理科大学経営学部国際デザイン経営学科。
ぜひ、皆さん覚えてくださいね。
先生、本日はありがとうございました。
飯島先生:ありがとうございました。
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