みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
今日は質問を頂いています。
「子供が大学選びで困っています。親はどうサポートしたらいいですか」
ということで、親御さん向け動画でございます。
まずお子さんからが何に悩んでいるのかということを聞いてください。
今の高校教育で問われているのは、問題の発見と解決です。
そのため、まず問題の発見が重要です。
なにを悩んでいるのか。
大学選びで悩んでいると言うのは、おそらく絡まっちゃった糸を解きほぐしてほしいのですが、最初はこう聞いてください。
「あなた大学行きたいの」
親は安くない学費を出すわけです。
別に高校を卒業してすぐに就職してもいいわけです。
ですから、もう一番根源から。
就職したいのか、もっと勉強したいのかです。
就職したいというのを本気で考えているなら、応援してください。
大学選びで悩んでいる時点で、はっきり言えばおそらく就職はしたくないんですよ。
「さすがに18ですぐ会社員っていうのも、ちょっと私…」という気持ちもわかります。
では、進学はしたいと。
次に何を勉強したいかですね。
ここでもまた絡まってしまうので、絡まった時にはわかりやすい箱を用意してあげてください。
「じゃあ、わかった。大きくはあなた進学ね」
「専門学校行きたいの」
「短大行きたいの」
「大学行きたいの」
と、決して専門学校や短大が悪い訳じゃありません。
専門学校の場合は、ファッションの専門学校とか美容の専門学校とか自動車整備の専門学校といったような、その専門学校で勉強すればだいたいそういう仕事に就くという学校ばかりです。
「じゃあ専門学校で2年勉強して、あなたハタチになったら、その仕事に就くという覚悟はある」
本人があるというなら専門学校へ行ってください。
私は調理師になるとかね。それで、専門学校ルート確定。
短大の場合は、昔に比べると短大の数がかなり減ってしまいまして、保育の短大とかはちょっと残っていますが、保護者の時代に合ったような昔ながらの文学とかビジネス系はかなり減ってしまって、ほとんど4大になっています。
短大に行く場合も専門学校と同じようにかなり専門性が高いです。
保育短大とかファッションの短大はほぼ専門学校と同じように、その腕を持ってその職業に行くという覚悟があるかどうかなんですね。
悩んでいる時点でその覚悟はないと思いますので、残る選択として、やはり4年制大学になってくると。
4年生大学。これがまた広すぎるわけです。
気をつけないと、模擬試験の成績とかで、ここなら入れそういうところになってしまうので、
ここでもぜひ考えてほしいのが、
高校を出て、すぐ働いたり、専門学校や短大で、2年で二十歳で社会に出るというのは、
もうちょっと勉強したいみたいなことはわかったけど、
あなたは4年で大学を出たら、医学部とか理系で大学院に行くということでもない限り、
ほとんどの人は大学4年で出て就職するわけです。
「何の仕事に就きたいの」という話です。
小さい頃はお花屋さんとかユーチューバーとか言っていてもいいですけど、
「22歳で社会に出た時にあなたはどうなっていたいのか」なんです。
それがわからないから悩んでいると思いますが、これを話すんです。
いつかは30歳40歳ってお子さんもなっていくわけですよ。
一つの目標としてどうなっていたいか、どんな大人になりたいかですね。
憧れる姿ってあると思うので。
そういう、例えばご自身の経験でもいいと思います。
「お父さんも30歳のころは転職したりして悩んでいたよ」とか何でも良いので。
特に本当に父親は重要ですね。
ほとんどの進路の選択って母親が決めちゃうことが多い。
親の意見、あるいは母親にしか相談しないんですが、お父さんも社会に揉まれて働いている方が多いはずですから、お父さん自身の社会での経験とか、もしかしたらお父さん自身の大学受験の話とか。
こういう相談してくる人ってお父さん抜きで話が進んでいるんですよ。
お子さんが悩んでいる。
「私どうしよう」
常に父親不在。
お父さんも忙しいと思いますが、大事な息子、娘のことですから議論に入れてください。
そうするとお母さんとは違う意味で、社会で揉まれたお父さんが何か価値のあることを言ってくれるはずです。
ここで子供の進学のことなんて全部お母さんに任せておくよというお父さんは、
正直言ってちょっと課題のあるお父さんですね。
協力してください、ちゃんと。
でも、最近はけっこう保護者向け説明会行くとお父さんが多いですね。
けっこう最近のお父さんは真剣に考えています。
お父さんの意見を聞く。
大学選びでゆっくり考えてください。
頑張ってください。
ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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