日本の大学全部行った男、山内太地です。
「応用生物学部がいっぱいありすぎて、違いがわからない」
という話をしたいと思います。
高校の時に生物学とか科学が好きで、
「バイオの勉強したい」
というね、高校生や受験生がとても多いんですけど、この分野って理学部とか工学部とか農学部といった伝統的な学部のほか応用生物学部とか応用生物科学部とか生物資源科学部みたいな生物とか生命でどうのこうのみたいな学部がうじゃうじゃありまして、みなさん大変悩んでいらっしゃるということで、私がバッサリやります。
この生物系の学部というのは
「どういうふうに選んだらいいの」
ということで。
実は生物と名乗っていますが、大きくは理工学部か農学部が本当の姿なんですね。
大きくはどちらか。
いわゆる工学系と農学系だったら勉強する内容が違うということは、
皆さんも想像がつくと思いますので。
要は農学系であれば一言で言えば野菜作るわけですよ。
理工学や工学だったら生物を応用して何か製品を作るとかそっち方面ですね。
畑か工場かなんです。
どっちやりたいかなんです。
生物のよくわからない学部名の場合は、大きくは工学よりか農学よりかというのを見極めてください。
いくつかの大学を例にその応用生物学部の正体を暴いていきたいと思います。
まず応用生物科学部。
これ、例えば、岐阜大学にあるんですけど、国立の。
ここはコテコテに農学部です。
農学部が名前変えただけなんです。なんと獣医までありましたからね。
今は同じ学校の中で学部がいますけども。
実際には中身は農学部なのに、なぜか応用生物科学部に名前変えちゃった大学というのが国立大学なんかで多いんですよ。
国立大学の場合は、から農学部ですよ、実際は。
三重県の国立の三重大学が、たしか生物資源科学部なんですけど、ここもコテコテに農学部です。
農学部の中にいわゆるバイオテクノロジーの応用生物科学はちゃんと含まれていますので、
だから、これは応用生物科学部は正体は農学部っていうジャンルが存在する。
ところが、東京農業大学の応用生物科学部は農学部じゃないんです。
なぜかというと、あそこは農学部も持っているんですよ。
農学部もあって応用生物科学もあったらどうするの。
それは、農学部は農業です。
応用生物科学部は我々がイメージしやすい農業とか動物、植物とかじゃなくて、
バイオテクノロジーだけやっているのが応用生物科学部なんですね、東京農大の場合。
この場合は、岐阜大学のようなコテコテに
「実はお前本当は農学部だろう」
ではなくて、農学部の中のバイオしかやってない学部なんですね。
そのくせ、同じ名前の学部名なので、皆さんが混乱して気の毒ではあるんですけど、全然違います。
どうやったらわかるかというと、学部名ではなくてホームページで、
その中の細い学問分野を見てください。
その時に大きくは目に見えない細かいバイオの世界だけやっているのか、
バイオもやっているんだけど、植物とか動物もやっているのかで、区別してください。
どっちがやりたいかなんですね。
生物系学部は、大きくは目に見える世界と目に見えない世界に分かれている。
そして、今、目に見えない生物科学の世界が発展しているんですね。
そのために生物系の学部増えちゃったんですよ。
皆さんにとって重要なのはこの目に見えない生物の世界の方がバイオテクノロジーやバイオサイエンスの方が盛んになっている中で、私、僕がやりたいことは何というのをしっかり調べていかないといろんな学部がありすぎて分からなくなる。
だから、まず大きくは、理工学系なのか農学部系なのか、目に見えるバイオなのか見えないバイオなのかというのをコースとか専攻とか研究室、研究分野でしっかり調べておくことがたくさんある応用生物学部とか生物なんとか学部の中で、
「自分がやりたいことに合っているな」
ということにつながっていくと思うんですね。
そういう感じで自分に合った学校を探していって欲しいと思います。
ぜひがんばってください。
ありがとうございました。
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