みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
「長浜バイオ大学ってどうですか」
というお話をしたいと思います。
なかなか東京、首都圏の方はご存じないかもしれませんけど、
中部地区、名古屋とか関西では意外に人気のですね、
それなりに知られている大学として私立大学で長浜バイオ大学ってあるんですよ。
琵琶湖のある滋賀県の長浜市にある、バイオだけを勉強する大学なんですね。
実際、中部地区とか滋賀、京都あたりでは、ここを目指す人も多くて、
他の大学にもバイオの学部学科っていうとあるのですが、実際ここどうなのという話
をしたいと思います。
他にもバイオ系の学部。
例えば、関西だと立命館の生命科学とか龍谷の理工とか名古屋であれば名城大学の農学部とか中部大学の応用生物学部といった所と比較して併願する人が多いと思うんですね。
基本的にバイオ系の大学はいっぱいあるんですけど、
こういう中で長浜バイオはどうなのか。
意外と理工系大学の中でも偏差値がそれなりに良いポジションをついているんですよ。
どうなのかという時に重要なのは、やはり他との比較です。
この場合、比較するのは私立ではありません。
国公立と比較してください。
確かに国公立にはバイオ大学はありません。
でも、長浜バイオ大学で学べる領域は実は伝統的な国立大学の農学部でだいたい勉強できます。
そのため、事例として長浜バイオ大学から電車で40分くらいの名古屋方面に向かいました。
国立の岐阜大学、応用生物科学部、応用生命科学課程と比較してみましょう。
長い名前ですがバイオが学べる大学という点では同じです。
何が違うのか。
大学院の進学率が全然違うんですよね。
長浜バイオ大学をてると大、学院に行く人は16%です。
ところが岐阜大学の応用生命科学課程は60%です。
どういうことか。
国立大学の大学院まで行く人がバイオの世界のエリートなんですね。
そして、長浜バイオ大学の就職先。
研究開発が6.6%で、技術職が40.2%。
もうお気づきですね。
国立で大学院まで行かないと研究開発職に就けないのです。
研究開発職と技術職はバイオ系の産業の中でポジションが違うんですね。
正直なところ大学で研究したいという人は、国立の大学院まで行くべきです。
そういう、仕事の世界では、序列がはっきりある世界なんです。バイオは。
何でもいいからバイオじゃなくて、研究開発がやりたければ国立の大学院の院まで行く。
技術職を目指しているのだったら、私立大学はありです。
私としてはやっぱり受験生の段階では国立を目指してください。
「じゃあ長浜バイオはダメなの」
そんなことはありません。
大学院に進学した16%の中には、大学院から国立に行った人もいっぱいいるわけです。
長浜バイオ大学が良いか悪いかという話は、正直、研究教育でいうと一般的には国立大学の方が上である。そっちに行くべきだ。
でも、長浜バイオ大学に入って、しっかり勉強して、大学院まで行けば、国公立には負けません。
そうでなければ、研究開発ではなく、技術職につくということで全く業種職種が違う可能性もありますよというところに気を付けて下さい。
大学と名乗っているバイオが勉強できるからといって全部同じではないということですね。
職業が違ってくる。
これを意識して、どういう風にしたいかですね。
正直、個人的には国立の農学部には全員が全員なかなか入れませんので、
長浜バイオに入ってから国立の大学院を目指して、さらに勉強をする。
すなわち、長浜バイオ大学の中でのエリート層に行く。ということまで考える。
これは立命館や龍谷や名城大学でもそうで、学部4年で出てしまえば、どんな有名大学を出ても正直研究開発は難しいです。
たとえ立命館でも、同志社でも。
やはり理工系は大学院修士課程まで含めて将来を考える6年かかります。
親は6年というと「え、医学かよ」というかもしれませんが、「そうだよ」ということですね。
医学部や薬学部のように、理工系の高度な研究をやれば、工学部もそうですが、正直6年かかります。
が、それだけの価値があります。
きちんとそれを生かした仕事に就くのであれば、大学院まで含んで今のうちから検討してください。
というわけで「長浜バイオ大学ってどうよ」でした。
ありがとうございました。
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