皆さん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
「鬼滅の刃の勉強ができる大学」
という話をしたいと思います。
さて、アニメやマンガで「鬼滅の刃」が大変流行っていますが、
この世界観。例えば鬼とか妖怪みたいなことを勉強できる大学が、私の知る限り、5大学ありますので、ぜひ興味を持った人は、進学先としてご検討ください。
では、この5つの大学がどういう勉強をしているかというと、学問的には民俗学です。
民俗学というのは、歴史の一種です。
歴史学というと朝廷とか幕府とか信長、家康のような、いわば歴史の表の世界を勉強します。これに対して、当然、裏の世界があります。
庶民の歴史の世界。それは妖怪であったり、鬼であったり、伝説であったり、あるいは、生活習慣とか歌、民謡とか神楽、踊りとかしきたりとか、そういった歴史の裏の部分を中心にやる。
最近ですと、都市伝説とかアニメの舞台に行く聖地巡礼なども、大きくはこの民俗学という学問に含まれます。
では、これが勉強できる大学。
まず1つ目。
國學院大學です。
もともと神道で有名な大学です。
この國學院大学の文学部日本文学科に伝承文学専攻というものがありまして、
昔話、伝説、そして民族儀礼、民俗学といったようなことが勉強できます。
面白いのは歴史を勉強する史学科ではなくて、日本文学の方です。
2つ目、成城大学。
東京の都会にある学校なのですが、実は、この成城大学は、文芸学部文化史学科というのが民俗学の一大研究拠点で、民俗学の父といわれる柳田邦男の蔵書をたくさん持っています。
そういった民俗学の本がめちゃくちゃたくさんあります。
そして日本史、民俗学、文化人類学の3つの領域の勉強ができます。
この民俗学をしっかりやりたいために、成城大学より偏差値が高いとか有名という大学ではなく、わざわざ成城大学の民俗学を選ぶという受験生も結構多いです。
ということで2つ目は成城大学。
3つ目は筑波大学。
そう、国公立大学にもあります。
筑波大学は前身の東京教育大学が民俗学に強かった伝統を持っており、
人文文化学群人文学類に民俗学・文化人類学コースがあります。
国公立大学志望で、この鬼や妖怪の民俗学をやりたいという人は、筑波大学を目指してください。
4校目。
神奈川大学です。
神奈川大学には、文学部とか歴史という学科がありませんでしたが、
国際日本学部に歴史民俗学科というのが新しくできました。
この学科自体は新しいですが、実は神奈川大学は民俗学に関しては長年研究所を持って研究をしていまして、長い伝統があります。
ですから、民族が勉強したい場合は、この神奈川大学の国際日本学部歴史民俗学科もとても良いと思います。
最後。5つ目。
今まで全部関東だったので、最後は関西、大阪です。
近畿大学の文芸学部、文化・歴史学科です。
大きくは日本の文化とか歴史の勉強する歴史系の学科ですが、
もともと、ここはやはり民俗学の研究所を持っていまして、関西で民族やってやりたければ近畿大学の文芸学部。
ということで、漫画でもアニメでもゲームでも、宗教とか歴史とか文化とか哲学といったような古くからの学問の何かインスピレーションを受けて、作家が作品を作っているというものがあります。
今回は「鬼滅の刃」がテーマでしたけれども、皆さんもマンガやゲームをきっかけにそこからじゃあどんな大学で、これを学問的にできるのだろうと調べると楽しいと思います。
頑張ってください。
ありがとうございました。
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