日本の大学全部行った男、山内太地です。
みなさん、こんにちは。
「化粧品業界に入りたいけど、どの大学に行けばいいか」
というお話をしたいと思います。
時々、高校生の方から質問あるんですね、
「私、化粧品業界行きたいんですけど、どんな学校行ったらいいんですか」
これは文系と理系で変わります。
まず理系の人は、工学部の応用科学科に行ってください。
もちろん理工学部でも構いません。
また、農学部の中に化学系の学科を持っている大学もあります。
大きくは工学部の応用化学科です。
要は、化粧品をきちんと薬を作るみたいな感じで、発明をする研究ができる。
ただし、大穴は、工学部の機械工学や電気工学です。
なぜかというと、応用化学科の人が科学を一生懸命勉強して化粧品をつくってくれても
それを製造する工場をつくる人が必要です。それは機械と電気なんですね。
そのため、大手の化粧品会社は必ず電気機械学科の大学生に対して入りませんかと勧誘してきて、これは他学科では入れない。
応用化学科はまあ女子受験生の人気は高いし、みんな化粧品業界を目指しますが、
目指していきたい人が多すぎます。
でも機械や電気だったら、自動車会社が鉄道会社や他のメーカーもあるなかで化粧品にも行きたいということで、応募する人が少ないはずです。
そのため、あえて応用化学科を避ける。
この時に重要なのは、高校では物理を勉強してください。
化粧品作りたかったら物理をやるのです。
それで機械や電機へ行って、化粧品の会社を工場に入るという手があるのです。
王道は、応用化学科です。
では、文系の人どうするか。
文系は化粧品会社では、営業や事務や販売をやるのですから、学部学科は問いません。
別にフランス文学やりたければフランス文学科行っていいです。
ただしその時に
「なんでウチの会社の化粧品なの」と言われて、
ちゃんと説明ができれば、別にフランス文学へ行こうが歴史行こうが心理学へ行こうが構いません。
ただし、大きくは経営学がいいと思います。
すなわち企業の経営ですね。化粧品の会社は、一体どうやったらお客様にもっと 化粧品買ってもらえるか。
あとは、広告。
これもやはり経営学部で学びます。
あとは広告ですと、社会学部でも学びますね。
マスコミを使って、化粧品の宣伝をどうやってやったら商品で売れるかなみたいな。
どちらかというと学問中心にやりたい場合は、社会学部は面白いです。
メディア社会学科を持っている大学。
立教、法政、武蔵大学などがあります。
関西だと関西大学、同志社大学、立命館などもあります。
大学で楽しく学ぶこと以上に、
実際に企業に入ってからも経営という点で生かしたい人の場合は、経営学部の方が面白いです。あるいは商学部。
ただし、純粋にビジネスの方をやるわけで、化粧品会社の話ばかりやるわけではないので、
「それがちょっとつまんないな」とか
「ちょっと数学いっぱい出てくるぞ、やだな」
という人の場合は、社会学部。
でも、それを乗り越えてビジネスのことをきちんと大学で勉強したい場合は、経営学という風になっていくと思います。
もちろん、これらの大学に行って勉強したからといって、絶対に化粧品会社に入れるわけではありません。
大事なことは、
「じゃあどの化粧品会社入りたいの」
みんながみんな業界一位である必要はない。
どんな会社があって、どういう化粧品をつくっていて、今その売れ行きはどうなのか。
日本はこれから人口が減っていきます。お客さんは減るんです。
そういった中で、世界に進出するのか、新しい商品を作るのか、そういった化粧品業界そのものについて、じっくり今のうちから勉強してください。
みんな、就職活動になって慌てて業界研究や企業研究を始めますが、どう考えても手遅れです。
むしろ高校生のうちからやったっていいです。
「あの化粧品はなんで売れるのだろう」
「それはどういう学問なのだろう」
そこを踏まえて、長い目で見て、あこがれの化粧品の会社入れるといいですね。
文系の人も理系の人もそれぞれの道で頑張ってください。
ありがとうございました。
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