山内太地です。
やりたいことが分からない。
高校生のみなさんとお話をしていると、やりたいことがわからない人、とても多いですよね。クラスの周りの友達が「私看護師になる」とか「僕は建築家になる」なんていうのを見ていると、「私やりたいことはわからないんだけどこれでいいの?どこの大学入ったらいいの?」って悩んでる人、とても多いと思います。
やりたいことがわからない人へのアドバイス。やりたいことで将来を考えるのをやめてください。
皆さんの親や先生は優しいから、「あなたが行きたい学校行っていいのよ。なりたい仕事になっていいのよ」って言うから、わからなくなっちゃうんですよ。
自分がやりたいことではなく、世の中を見渡して困っている人を探すんです。治らない病気がある。だったら薬剤師になって新しい薬を作ろう。自動車が事故る。だったら自動車工学を学んで安全な車をつくろう。ケーキが美味しくない。
だったらパティシエになって美味しいケーキを作ろう。このようにやりたいこと、自分がやりたいことじゃなくて、他の人が求めていることを探すんです。その仕事に就くんです。
あなたがこの仕事になってくれたことで誰かを助ける、救える、それってなんだろうって考えるんですね。それは必ずしも看護師さんとか消防士さんみたいな、はっきりした職業じゃなくてもいいんです。
まず大学に入ってください。それは文学部でも経営学部でも社会学部でも国際学部でも構わないんですね。大学に入れば、高校生の頃よりは時間の余裕があります。そこで、いろんなとこ旅行してみたり海外留学してみたり企業の人と話をしてみたりしながら、今この世の中で誰か困っている人はいないかな、この分野の人が足らないとか。
僕の知り合いのある大学生は本当にアフリカの紛争を止めるって言ってアフリカのある国まで行っちゃいましたからね。
でもそれは、実際に政治学の専門性を持っていてそれに関係する仕事をしてて、本当に戦争をやっている国を止めて帰ってきたわけです。
そんな危ないことをみんながしろとは言いません。自分がやりたいこと、そして社会が求めている、この二つを掛け合わせたところに、自分がやりたいことでなおかつ人から求められているっていう仕事がきっと見つかるはずなんですね。
ですから、やりたいことがわからない人は、自分がやりたいことを一旦忘れる。
社会のニーズ、世の中の人が求めていること、今困っているものは何か、そういったニュースや本を読んだりしながら探して欲しいんですね。
自分ではなく、いっそ他人を基準にする、という考え方もあります。
ありがとうございました。
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