「自称進学校」はなぜ校則が厳しいのか？！

みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。

「自称進学校はなぜ補習ばかりで校則が厳しいのか」
という話をしたいと思います。

よくネットで自称進学校という言葉がありますよね。
名門進学校ほどじゃない高校とかで、自称進学校。
進学校と名乗っているのですが、だいたいこういう学校で言われるのが、
「模試を受けさせられる」とか「無理やり国公立にいけ」と言われるとか、 「土曜日とか日曜日とか夏休みとかに補習がいっぱいある」とか、
そして、不思議なことにめちゃくちゃ校則が厳しい。

僕、不思議だったんですよ。自称進学校と言っても、ほとんど大学を目指しているじゃないですか、みんな優秀ですよ、はっきり言って。
真面目に勉強して、大学行く気がある。
そういう生徒さんばかりのところで、厳しい校則で、その生徒を縛るなんて、今時時代遅れですし、受験関係ないじゃないですか。
と思っていたんですけど、最近、なぜなのだろうと思ったんですね。

なぜ校則が厳しいのか

まず、ネット上で自称進学校をいやだいやだとみんな書いているのは、
強制的にいろいろやられるのが嫌なんですね。
受けたくもない補習を受ける、模試も興味ないのにとか、あるいはその国公立推し。
これって僕は思ったのが、嫌な人にとっては嫌なのはわかるのですが、実はこれは高校側からの皆さんに対する愛なんです。
どういうことか。
皆さんはこう思われているんです。
トップ進学校と違って言われないと勉強しない。
トップ進学校が自由なのは、言われなくても勝手に勉強するからです。
彼らは一流大学に入りたい。
だから自由なんですね。結構制服がない学校なんか多かったりして。
みなさんの場合はコーチがついて厳しく指導してあげないと勉強しないという事が前提になっているんですね。
だからやらされる勉強が多い。
でも、反感を持っている人はともかく、納得してやっている人も多いでしょ。

それは、言われたことをちゃんとやると言うことが向いているタイプの人も皆さんの クラス友達には多いからなんですね。放っておいたらさぼっちゃうんですよ。
でも、「あれをやれ」「これをやれ」「模試を受けろ」「国立を目指せ」と言われたら、 「あ、そうなんだ」と思って頑張れるタイプの人が多いから、
どうしても自称進学校というのは、やらされる勉強が多くなっちゃうんですね。

大変言いづらいんですけど、そういう学校嫌だと思っている人は実は少数派です。
クラスメイトの多くは、言われたことをちゃんとやる勉強が好きなんです。
というか、トップ進学校の子のように自由に自分で考えて勉強ができないのです。
ダイエットといっしょ。
ちゃんと自分で出来る人は、頼る必要ないですよね。できない人は誰かにきちんとコントロールしてもらうしかない。
もう気づきましたね。
だから校則が厳しいんですよ。
はっきり言えば自己管理できないと思われているのです。
トップ進学校のように制服がなくて自由な学校でも名門大学目指して勝手に勉強するのではなくて、勉強も私生活も我々高校側がコントロールしてあげなくてはというのが、自称進学校なんですね。
気に入らないはないのは分かる。
でも、その時に重要なのは、反発してもあなた大学受かりません。
重要なのは、そう思われているということを自覚することなんですね。

例えば、学校側が国立に行けというけど、自分は私立に行きたい。
気持ちはわかります。
でも、そもそもなんで向こう（学校側）はそう言ってくるのか考えてください。
それは5教科じゃなくて、3教科入試で、あなたが楽をしようとしていると思われている。

勉強する気がないから安易な推薦を使おうとしていると言って、
先生方が抵抗するんですね。
そのため、反感持ってもこう言ってください。
サボりたいからここを選んでいるわけじゃないのだと。
例えば、私立の〇〇大学行きたいという時に、
ちゃんとこういう研究や教育に関心があったり、こういう仕事に就きたいから目指すんであって、楽をしたいから私立に行くわけではない。
楽をしたいから総合型選抜を使うわけじゃないのだということを親と先生に納得をしてもらって、ちゃんと勉強をやって、態度で示して、結果を出せば文句は言われません。

ということで、校則が変に厳しかったり、学校からいろいろやらされるという事に抵抗を持っている人、学校と戦うな。
そんな時間があったら夢を叶えるほうに使うのです。

ということで、頑張ってください。
ありがとうございました

いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
メガスタ高校生では、受験生の悩みをLINE、電話でもご相談いただけます。
一人で悩まずに、大学受験のプロにお気軽にご相談ください。