みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
情報経営イノベーション専門職大学どうですか?という話をしたいと思います。
2020年4月に東京スカイツリーのすぐそば、
墨田区にできました新しい専門職大学です。
どんな勉強ができるかというと、情報と経営です。
この大学の何がすごいかというとキャッチコピーが、
就職率0%です。
就職率といえば、普通は100%目指すものなのではないのか?
うちの大学から皆いい会社に入れますよ!とどこも宣伝していますよね。
しかし、この大学は良い会社に就職するのではなく、
あなたが自分で会社をつくれ!ということで、
起業家を育成しているのです。
もちろん全員が全員、本当に社長になる訳ではありません。
おそらくは一般企業に就職するという人も出るとは思います。
でも大学の姿勢として、
大学に行くのは良い会社に入るためだけではなく、今ある会社ではない新しい仕事をつくり出そう!
そういう姿勢の受験生が欲しいという強いメッセージを打ち出している大学です。
僕はとても面白いと思い、もちろん見学してきました。
なんと、たった1年で1期生の10人がすでに起業しました。
ベンチャー企業を自分で作ったのです。
そして、こういった学校なので産業界と連携しており、
様々な業界の、産業界出身の先生が非常に多いのです。
私達は大学を偏差値で区切って、
良い大学から良い会社に行くのが正しいって思い込んでいる人が多数ですが、
それは違うと思った受験生は、この大学に行くのはありだと思います。
なぜならば、私は新しい大学・新しい学部といったものに20年間裏切られ続けてきたからです。
新しい良い大学ができました、素晴らしい教育をやっています。
と言うので、たくさん取材をしてきました。
でも、その多くが今までの我々が考える良い会社へ入るのです。
それは本当に新しいと言えるのですか?と…。
もちろん伝統大学にできた新設学部は悪いものばかりではないとは思います。
でもこれは最近の若者のハートを掴んでいないのではないか、
結局は伝統ある大学の伝統学部と変わらないのではないかと思います。
ベンチャー起業家もいっぱい出ましたが、
社会的な評価の高い慶應義塾のSFCですら、
慶應ブランドがあるので、伝統的な大企業に入るのです。
そういう人も多く、思ったほどはイノベーション・技術革新を起こしていません。
それこそGoogleやApple・Facebookのようなすごい会社が
日本から現れていないと良く言われる訳です。
それは、ここはアメリカではありませんから、もちろん事情は違います。
ベンチャー企業が巨大企業になっていくということがアメリカや中国で起きているのに、
でもやはり我々は、昔からある古い大企業に入るのが偉いと若い人も思い込み過ぎていませんか?
だから世界の他の国に負けるのです。
正直、これを疑う大学もあっていいと思います。
会社に入ることが目的ではなく、自分が新しい会社をつくって世の中を変えてやるぞ!
と思っている人は他の大学ではなくて、この大学はありだと思います。
学校の名前で皆が「へーすごい」とは言ってくれないと思います。
でも学校の名前ではなく、自分が何者かという時代になったのです。
なので、あなたがこの大学で起業して、その会社が世界的に高い評価を得られれば、
あとから大学のブランドが上がってくると思います。
ということで情報経営イノベーション専門職大学、もしグッときたという人は、
他の大学の伝統的な大学ももちろん良い大学はありますから、
ぜひキャンパスを見学して話を聞いて、比較検討してみると面白いと思います。
ご検討ください。
ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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