みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
「スポーツ科学部ってどんなことをやるの」【前編】
という質問をいただいたのでお答えしたいと思います。
体育学部とかスポーツ科学部を持っている大学はどんどん増えています。
あるいは高校で部活が盛んな人の場合、
スポーツ推薦で大学に行く人も非常に多いですよね。
もともとスポーツ推薦は多くの私立大学が行ってるんですが、
スポーツ推薦でなんとなく経済学部入ったって、経済学勉強したいのかと。
正直なところ。
そういう人も多いので、本当にスポーツ得意で頑張ってきて、結果も出してという高校生の皆さんには、学問としてのスポーツの学部作った方がいいじゃないかということで、最近どんどん増えているんですね。
ただし、スポーツ科学部に行くのは、危険です。僕は本当のことを言う。
なぜか。
部活頑張った。スポーツ学部入った。卒業した。
何になるんですか。
あの日本体育大学、日体大で教員になれているのはわずか2割です。
スポーツを高校で頑張って、大学もスポーツも学部に入る。
ほとんどのスポーツ科学部、体育学部は体育の教員免許が取れますが、
教員採用試験に受かりません。
なぜか、勉強してないからです。
体育の先生たち実は結構国立を出ていませんか。
ちゃんと5教科やっているんですよ。
多くの私立大学のスポーツ学部は、
あたかもみんな保健体育の先生になれるかのような宣伝をしますが、就職データを見てください。
2割もなれていれば名門です。
さらに、その先生になれているうちのほとんどが非常勤。
つまり、正規雇用じゃないんです。
だからダメということではありません。
でも非正規雇用ってアルバイトの先生ですよね。
何年もやってもちゃんとした体育の先生になれない人がいる。
人によっては夢を諦めてしまう。
スポーツだけできる人は、世の中は必要としていない。
千葉県に国際武道大学というスポーツの世界では名の知れた大学があります。ここも正規の体育教員になれるのは本当に1割2割。
警備員さんの会社に入る人を多いそうです。もちろん、やってきたことは生かせるし、大事な仕事です。
でも、人によってはそれが本当にやりたいこととか。
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