みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
文学部に学科図書室がある大学・ない大学という話をしたいと思います。
文学部志望の人は様々な大学に文学部があるので、どこへ行こうかな?と悩むと思います。
その時に重要なポイントは、学科の図書室があるかどうかです。
大学の図書館というと大きなビルが建っていて、そこに本がギッシリありますよね。
それは総合図書館で、大きい図書館はどのような大学にも、名門大にもあります。
やはり文学部の場合は、文学や歴史・哲学といったものを扱うので
他の学部に比べても非常に本の数が多いです。
なので、大学によっては文学部図書館など、専用の図書館を持っています。
例えば、英米文学図書室といったものを持っている大学があります。
そして、そういうところに行けば、より多くの専門書に出会えて、
素晴らしい環境で学習できるという訳です。
私が数多く見てきた中で、文学部の図書室があるところは、
まず、東大です。
ここはすごいです。
社会学の図書室、哲学の図書室などあります。
大学全体で図書館が30個くらいあります。
やはり旧帝大は違います。
例えば、名古屋大学には文学部の図書室のほかに、
美学美術史の図書室といったものもあります。
そして、早稲田にも学科図書室があります。
文化構想と文学部、それぞれに日本史の図書室や演劇の図書室というのが揃っていて、
必ずスタッフとして大学院生の人がいます。
だから、本当にその学問をやりたい仲間が集まったサロンのようになっているのです。
心理学の図書室に行けば先輩や大学院生などの仲間達がいて、議論したり専門書を読んだりします。
これが大学です。
海外の一流大学には、そういうところが多くあります。
私がプリンストン大学に行った時は、東アジア図書館というのがありました。
日本・韓国・中国関係の歴史や文学、政治経済の本が沢山あり、
さらに、学生は自分の机を貰えるのです。
その日本・韓国などの東アジアの学科に所属している学生は、
図書館の中に自分の机が貰えるので、みんな本を積み上げて勉強をしていました。
素晴らしいですね。
そういった文学部の場合は、総合図書館ではない多くの本に囲まれた環境の、
学部学科の図書館・図書室を持っている大学が最高に良いと僕は思います。
他にこれを持っているのは中央大学、日大文理学部、東洋大学、大正大学、
そして清泉女子大、白百合女子大、兵庫県の甲南女子大などが
ものすごくこの学科図書室が充実しています。
一方、学科の図書室がない大学は
慶應義塾、明治、青山学院、立教、法政です。
だからダメとは言いません。
でも残念ながら、これらの大学はこの学科図書室がないのです。
なので、本を読もうとしたら大きい総合図書館に行くことになります。
もちろん本はたくさんあるので、それはそれで良いです。
でも、学科図書室のあの何とも言えない良い雰囲気を味わうことができません。
小さい部屋でサークルの部室ぐらいしかないところもあります。
広くてもせいぜいコンビニくらいの大きさです。
重要なことは、やはり人がいることです。
歴史を勉強したい仲間だけが集まっていたり、大学院生や職員のスタッフがいたりして、
その学問についてしっかり対話ができるような学科図書室がある大学は素晴らしいです。
ぜひ、オープンキャンパスで見学してください。
決して、ない大学がダメという訳ではありません。
でも学科の図書室がある大学は素晴らしいです。
なので、両方検討して自分が学びたいことがある学校を選んで欲しいと思います。
ぜひご検討ください。
ありがとうございました。
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