日本の大学全部行った男、山内太地です。みなさん、こんにちは。
「外資系の投資銀行に行きたいけど、どの学部がいいのか」
というお話をしたいと思います。
ご質問頂いています。
「外資系の投資銀行に行きたいんですけど、外国語学部か金融系の学部かどっちに行くべきですか」
何を言っているんでしょう。
絶対に金融系の学部に決まっているじゃないですか。
外国語学部いって金融の勉強できますか。
これは採用する側の気持ちで考えてほしいんですよ。
外資系投資銀行ですよ、経済学部をでた人と英語学科ですよ、勝負になりませんよ。
絶対に経済学部へいってください。
そもそも、一橋大学に入るか東京外大に入るかという話なんですよ。
一橋行くでしょ。
銀行に入るんですよ。
もちろん東京外大から銀行員になった人はいますけど、
大事なことは英語ができるかどうかじゃなくて、金融の専門性なんです。
投資銀行いくんですよ。
選択の余地はない。
もちろん外国語学部から行った人はいますけど、その人たちは、はっきり言って超人なんですよ。
あと銀行業務、特に外資系とか投資銀行の業務をちゃんと知っていることが大事なので、
「いや、俺、経済学部のやつより詳しいよ」
「一橋より詳しいよ」
というのだったら、どうぞ外国語学部へ行ってください。
でも、そんな超人でない多くの普通の人は、きちんと経済学部や商学部に入っておくべきです。そして経済学部や商学部に入れば、もちろん英語の勉強もできます。
両方完璧というよりは経済をやりたいのか英語をやりたいのかで、
別に投資銀行を入れたくなくて英語の勉強をして、旅行会社入りたいのだったら、もちろん外国語学部いてもらって構いません。
ぶれてはいけないのです。
これからの時代に求められるのは、高度な専門性です。
だから東大だって金融学科作ったんですよ。
正直別に入れたら東大の金融学科へ行ってもらって構わない。経済学部の。
あとは、一橋、慶應。
慶應も経済か商学部。早稲田も政治経済か商学部。
国際なんとか学部に行って、金融というのは本当に少ないんです。
早稲田大学国際教養学部から金融業界には10.9%しか行きません。
これは政治経済学部や法学部や商学部より、はるかに少ないんです。
そもそも目指してない人も多い。
そういう状況で、あなたが外資系投資銀行に選ばれる金融の専門性身につくんですかという話なんですね。
決して夢を持つことが悪いと言っているわけじゃありません。
でも、例えば、看護師になりたいのに看護学部に行かないという選択肢はないわけですよ。
これからの時代に求められる高度の専門性がちゃんと身につく学部に入ってください。
理想的には、東大や一橋や慶應がいいんですが、どうしても併願校を探しているなら、立教大学の経営学部の国際経営学科に行くと経営学をしっかり学べる上に授業の7割英語ですから、外国語学部に行きたかった気持ちも満たされるでしょう。
ただし、立教大学から外資系投資銀行に入れた人というのはほんの一握りですから、もし入学した場合には、外資系投資系銀行に入れた人は大学時代どう違ったのかというのを先輩たちから話を聞いてしっかりやったほうがいいですね。
立教大学の経営学部、いくらしっかり勉強させてくれるとはいっても、大学が提供するものを黙って聞いているだけでは、超一流企業には入れません。
私が立教大学で聞いて一番すごいと思ったのは、ゼミは週に1回しかない。
先生がいらっしゃって厳しく鍛えてくれるゼミという授業は1週間に1回。
例えば、水曜日の3時間目しかない。
ところが、ゼミ生たちは、やる気があるから月曜から金曜毎日自主ゼミをやっているんですね。
第一すごい量の勉強を仲間とやっているんです。鍛え方が違う。
それは、大学の授業を黙って聞くだけではなくて、頑張ってもっと勉強してこういう活躍をしたいという良い仲間を作ること。
それは、立教でも早稲田でも一橋でも言えます。
そういう良い仲間やいい先輩をつくって一緒に学んで成長していく。
これぐらいの気迫がないと、とても外資系投資銀行に入れないですね。
ぜひ頑張ってください。
ありがとうございました。
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