英語ペラペラの中堅大学卒 vs 英語が苦手な東大卒！就職で有利なのは？

みなさん、こんにちは。

日本の大学全部行った男、山内太地です。

今日は大学生の方からご質問を頂いています。
「私は英語が流暢に話せる中堅大学生ですが、英語のできない東大生に勝てますか？」
ということで、お話をしたいと思います。

英語のできない東大生 vs 英語ペラペラの中堅大生

英語が苦手な東大生と英語が得意な中堅大生では、
どちらが就職に有利なのでしょうか。

答えは、英語のできない東大生です。

これは“当たり前”というコメントが沢山来そうですが…
英語ができない東大生と言っても、
受験英語を突破して東大に入学しています。

できないと言っても、東大の中でできない方ということだと思います。

また、中規模中堅私立大学の国際系学部に入学する人たちは、
高校までの受験英語は人並み以上にできます。
英語の資格を持っていたり、海外留学にもSDGsも興味があったり、
グローバルな人材になりたいと思っています。

しかし、あなたは英語が得意なだけですよね。
受験で英語と国語というように、英語を中心に推薦を受けたりしますよね。

東大に入学する人たちは、5教科受験しているのです。
一方であなたは、数学と理科を捨てていますよね。

だからダメと言っているわけではなく、
あなたの能力は偏っているということです。

さらに言えば、英語ペラペラの中堅大卒は、
英語ペラペラの有名大卒に勝てません。

英語ペラペラの早慶、上智やICU、
それどころかMARCHですら勝てません。

今までは英語が得意ということで、それなりに偏差値も高いし、
そこそこの大学に入学できたかもしれません。

ハッキリ言ってあなたは、ぬるま湯にいて気分が良いだけです。

今まであなたを否定する人はいなかっただろうし、
「〇〇さんは英語が得意だよね」
「有名な〇〇大学の国際〇〇学部に入れるよね」
「グローバルな人材になれるよね」
と、持て囃されてきたと思います。

ハッキリ言います。
あなたは高度職業専門性がありません。

医学部、工学部、農学部、経済学部のように、 学んだ内容ですぐに世界の役に立つことができないわけです。

英語喋れます、留学しました、アメリカの文化に詳しいです、
これらも大切ですが、それだけでは金融、製造業、公務員などの 仕事がすぐにできるのでしょうか。

英語がペラペラなだけであれば、もうAIで十分なのです。

英語学科や国際学部が駄目だとは言ってません。
英語に加えて、高度職業専門性がある人の方が活躍できるということです。

英語の大学が悪いと言ってる訳でもありません。
英語ができることは素晴らしいです。

しかし、英語ができるだけでは、
例えば、貿易やマーケティングはできませんよね。

やはり、あなたも何か専門性を持った方が良いです。
ビジネスの分野や理工系の分野で何かができる人というのは、
東大卒でなくても、あなたの大学の理系や経済、法律などの
学部の学生の中にも優秀な人、専門性を持っている人は絶対にいます。

よその大学と比べて勝った負けたではなくて、
今の自分が武器を持ってない事に気づいた方が良いと思います。

英語学科や国際学部で英語が話せるのは、素晴らしいことです。
なので、それ以外の専門性を持ってください。

くれぐれも歴史に詳しいなど、そういうことではないことを分かってください。
皆さんがやってることは、大きくは全部人文系なので、
社会科学や自然科学に関しても何か知識を身に付けたり、興味を持ったりして、
そういうところで働く時に、何か人と違うというものを作っておいた方が良いと思います。

自分に何か得意なものがあれば、誰かに勝った負けたではなくなると思います。
自分が働きたい分野の会社が求めている力を、大学時代に身に付けてください。

頑張ってください。

ありがとうございました。

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